Episode1 I Came to Sleigh
ジェーンたちチームをテロリストに仕立て上げたマデリンは連邦警察庁長官の座を手に入れ、FBIでの実権を握った。一方、ワイツの警告で無人機の爆撃をかろうじて生き延びたチームは散り散りになり、潜伏生活を送っている。
メッセージ
アイスランドの隠れ家爆破から2か月が経ち、NYのタイムズ・スクエアにジェーンにあるタトゥーと同じ“鳥”のデザインが現れる。何者かからのメッセージを受け取ったパターソンは、冷戦時代に作られたプラハのシェルターにメンバーを集結させた。
さっそく鳥のタトゥーを解読したパターソンは、CIA宛のメモにたどりつく。そのメモの内容から、ブラック・サイトに拘束されているリッチが北朝鮮へ引き渡されるとわかる。ザパタは罠の可能性を指摘するが、ブラック・サイトで拷問を受けた経験のあるジェーンは「事実という可能性があるなら救出する」と迷いがない。
リッチが監禁されている場所は、元CIAのザパタが知っていた。フランスの軍艦廃船置き場にある通称“ザ・ボート”という監獄船だと教えたザパタは「万全な準備もせず乗り込めば全員死ぬ」と言い、だから救出する手を考えていたと説明した。
因縁の凶悪犯
武器もバックアップもないチームが見つけた唯一の手がかりは、因縁ある凶悪犯ショヒード・アクターだった。“ボート”に拘束された弟を脱獄させるため、ショヒードは情報をつかんでいるのだ。
ベルリンの豪邸で、ジェーンとウェラーを迎えたショヒードは「助けてやる」とあっさり応じる。重要指名手配犯になったチームと手を組むことを楽しんでいるショヒードは、ボートの図面を渡す見返りに、拷問で弟を殺したCIAのラファエル・ピアースを殺せと命じる。断るウェラーを遮ったジェーンは「分かった」と返事し、用心深いショヒードはジェーンを人質に取った。
リッチ救出
ボートの図面を入手したチームは、迷宮のように入り組んだ船内からリッチを救出する作戦を考える。幸い、極秘施設の“ボート”にカメラの類は設置されてないが、チームには銃さえないのだ。
パターソンが遠隔操作で主電源を落とし、システム再起動までの約20秒間に船内に乗り込んだチームは警報システムを遮断する。救出に現れたウェラーを見たリッチは、首に発信器を埋め込まれたと教える。かつてシェパードがしたようにスタンガンで発信器をショートさせたウェラーはリッチを連れて逃げるが、ショヒードが殺せと命じたピアースに阻まれる。CIAにとって重要な取引材料のリッチを殺すことはできないと見抜いたウェラーはリッチを盾にし、ザパタとパターソンがピアースの銃を奪った。
「俺たちは殺さない」と言うウェラーは、切り落としたピアースの手首でショヒードを納得させる。用心深いショヒードは指紋を照合し、ピアース本人だと確認する。弟の復讐を果たしたショヒードは満足し、ジェーンを解放した。
新たな誓い
プラハの秘密基地に落ち着いたリッチは、リードが無人機攻撃の犠牲になったと教えられる。ワイツの警告で小屋の地下に避難したものの、爆撃の威力は大きかった。ザパタとリードはがれきの下敷きになり、ザパタを救うため重いがれきを支えたリードは、そのがれきの下敷きになったのだ。力尽きたリードをその場に置き去りにするしかなかったザパタは、今もなお、絶望の中にいた。
爆撃前、リードと想いを確かめ合ったザパタは、別れもお礼も言えなかったことを悔いていた。「手遅れじゃない」とリッチに励まされたザパタは、仲間たちと共にリードを偲び、リードが最期に望んだように戦い続けると約束する。
NY支局
NY支局の実権をマデリンに奪われながらも、ワイツはパターソンの部下アフリーンとともに密かにチームを支援していた。無人機攻撃の警告も、アフリーンがパターソンの使い捨て携帯を特定したためだった。
CIAは認めなかったが、リッチの脱獄を知ったマデリンは支局内にチームの内通者がいると確信する。腹心の部下を支局に呼んだマデリンは、支局に傭兵を招き入れる。スタッフの選別を始める一方で、マデリンは恐ろしい実験を開始した。
おちゃのま感想
ファイナルシーズンは悲痛な空気からスタートです。
リードは爆撃で亡くなったとのことでしたが、チームの誰かが死んだという会話でのワイツに含みを感じました。もしかして、リードは誰かの手で救出され、現在はどこかの病院で治療を受けているのかも。と、妄想に浸ってます。
チームが無実を証明するには、マデリンの悪事を暴く必要があるわけですが、権力を握ったマデリンにどう立ち向かうのでしょうか。しかも、頼みの綱がワイツ・・・。アフリーンのように、これまでチームの下で働いたスタッフが頑張ってくれるのかな?
ファイナルシーズンは11話と短いので、毎話がクライマックスになりそうな予感です。