Episode5〜8
【ざっくりあらすじ】初恋にうつつを抜かすハリーはヘザーとともに地球を去ると決め、アスタとダーシーを慌てさせる。そんな中、グレイエイリアンのたくらみを突き止めるべくハリーが作っていた模型と試作中のグレイエイリアンの化合物を盗んだマックスは、自分の作品として学校の展示会に出品する。
第5〜8話までに起きたこと
初恋の終わり
マックスがグレイの化合物を使ったことで、化合物は地球をグレイだけが生き延びる環境にするものだと判明する。対抗策を考えたハリーがグレイの宇宙船を破壊する爆弾の制作を始める中、グレイエイリアンの交配種ジョセフに脅されたヘザーはハリーを裏切り、地球を去る。
理由も分からずフラれたハリーは絶望するが、ジョセフとヘザーの密会を撮影したジュディのおかげでヘザーが去った理由を悟る。ジョセフに脅されたヘザーはハリーのDNAを盗み、地球乗っ取りを急ぐグレイに協力していたのだ。
ベンとケイト
ベンがグレイエイリアンの拉致被害者だと知ったダーシーは居ても立っても居られず、ベンに真実を知らせてしまう。一方、エイリアンの存在を疑うようになったケイトは事情通のリヴに相談し、身に覚えのない傷痕を見つけ困惑する。ケイトを診察したハリーはベンにしたように催眠療法で記憶を探り、グレイの宇宙船内部の様子をつかむとともにグレイがケイトの赤ちゃんを奪ったと知る。ケイトの娘を思う深い愛を見たハリーは記憶を消せず、すべてを思い出したケイトはベンと真実を語り合い、娘奪還を決意する。
宇宙船へ
ハリーのもとに、故郷の星へ送ったベイビーことブリジットが帰ってくる。ブリジットのおかげで失恋の痛みから立ち直ったハリー自らグレイの宇宙船に乗り込むことにするが、意味ある人生にしたいと願うダーシーの暴走でハリーの計画は行き当たりばったりになる。
グレイが交配種を見殺しにするつもりだと知り寝返ったジョセフも協力し、グレイの宇宙船に乗り込んだハリーはグレイに拉致されていたピーターの息子ロバートと再会する。ロバートの助けを借り、先に宇宙船に乗り込んでいたアスタとダーシー、さらにグレイが奪ったケイトの娘を連れたハリーは地球へ帰るが、そのハリーはグレイに捕らえられていた変幻自在のエイリアン“カマキリ”だった。
おちゃのま感想
全8話と短かったシーズン3は、ハリーらしく脱線しながらも、地球を守るという目的のもと人間(交配種ジョセフも)とエイリアンハリーが団結する姿が描かれ、「そうきたかー」というクリフハンガーで終わり、まずまず満足の内容でした。実のところ、初見のときは内容が薄く感じてしまったのですが、一筋縄ではいかないところがこのドラマの持ち味ですものね。
さて、後半4話の見せ場(?)は、ハリーの初恋でした。エイリアンの初恋とあって、練って練られたシーンだったのだろうと想像してますが、あのアスタ&ダーシー宅での羞恥心を投げ捨てたようなイチャイチャぶりは、ある意味俳優魂を感じるシーンでした。大真面目に演技してたのか、NG続出で大変だったのか、と、妄想が膨らみます。
『レジデントエイリアン』も3シーズン目に入り、メインキャラそれぞれの背景や内面も掘り下げられ、みーんな愛着がわくキャラに育ってるところが素晴らしく感じてます。さらに、今シーズンは脇を固めるキャラたちにも『レジデントエイリアン』らしい見せ場があり、予想できない物語を盛り上げてくれました。そんな脇キャラの中で、好印象ではなかったマカリスターがなかなかツボでした。ヘザーにフラレて失意のどん底にいるハリーに鳥(エミュー?)を届けたり。下心はあれど、あれはマカリスターなりの愛ですよね。
予算削減でプラットフォーム変更など心配なニュースはありますが、クリフハンガーで続いたシーズン4も楽しみ盛りだくさん。引き続きWOWOWさんが放送してくれますように(祈)