Episode1 Hella Duplicitous
【ざっくりあらすじ】
ロマンが死んで3か月が過ぎた。“ジェーン”の記憶を失くしたレミーは、サンドストームの潜入スパイとしてFBIのチームと捜査を続けている。エイヴリーが大学へ行ったため、私生活では自宅療養中のウェラーと二人暮らしになった。レミーにとって、ウェラーは憎むべき相手だった。
ロマンの遺産
タトゥーチームはロマンが世界各地に隠したUSBを回収し、クロフォードの『HCIグローバル』の捜査を続けている。クロフォードは死んだが、HCIグローバルは健在だった。日本で4つ目を回収し、残るUSBは8つになった。
ロマンのUSBには、タトゥーの暗号解読のヒントのほか、ZIPについての調査記録も収められていた。回収したロマンのデータから、ZIPの副作用の深刻さが判明した。治療法は見つかっておらず、「最後は死ぬ」と知らされたレミーは動揺した。すでに“ジェーン”として過ごした2年半の記憶を失くしているレミーは、「残された時間はあまりないぞ」と話しかけるロマンの幻覚を見ている。治療法を見つけるためにもレミーはチームに留まることを決意した。
サンドストームの生き残り
2か月以上前からキャッチしていたサンドストームの通信に反応があった。それはレミーが仲間へ向けて送ったメッセージに対する返信だ。チームに察知されていたと知ったレミーは動揺を隠し、捜査に加わった。
チームが暗号解読している間、解読キーを知っているレミーはサンドストームの仲間が指定した場所へ先回りした。サンドストームのドランと会ったレミーは「すぐにFBIが来る」と知らせるが、ドランはFBIに寝返り組織を潰したレミーを信じない。奪ったドランの銃を返すことで“味方”だと理解させたレミーは、ドランを逃がした。
サンドストームを復活させたいレミーは、資金確保のため解読済みのタトゥーを利用した。解読に必要なヒントを隠したメッセージを流すと、思惑通りパターソンが解読した。チームの捜査に加わったレミーはリードを欺き、ギャングの資金洗浄をしている地下銀行の金庫から金を盗んだ。
地下銀行から回収した2億ドル以上が高額紙幣だったことから、正規の銀行の関与が疑われた。しかし、FBIの長官に就任したワイツは「就任当日からアメリカ経済をたたきたくない」と言い、チームの考えを否定した。
その後、レミーとの待ち合わせ場所に携帯を持ち込んでいたドランの居場所をパターソンが特定した。ドランに警告できないレミーは追跡するリードを妨害するが、機転を利かせたリードにドランを殺されてしまう。チームの次の標的は、ドランの連絡相手のレミーだ。
ザパタの行方
リードに「心配しないで」というメッセージを残し姿を消したザパタは、HCIグローバルのCEOに就任したブレイクの側近になっていた。正式なCEOに選んでもらうため、ブレイクは「父が目指した“世界を守る軍隊”の理想を信じる」と訴え、反発する大株主たちを納得させた。
大株主のひとりであるマデリンは、ブレイクを祝福するため乾杯の音頭をとる。しかし、それはHCIグローバルを乗っ取るための罠だった。マデリンに勧められたグラスに口をつけた大株主たちとブレイクは死に、マデリンの手下に囲まれたザパタはマデリンに従うしかない。ブレイクたちの遺体の始末を考えたザパタは、自分の死の偽装を提案した。
ニュースで、地下銀行を潰したと発表するワイツの姿が流された。ワイツの隣に立つリードを見るザパタの嬉しそうな表情をマデリンは見逃さなかった。「同僚を殺せる?」とマデリンに問われたザパタは、迷いなくと返事した。
そのころ、ザパタを心配するリードに、パターソンは「チューリッヒにいる」と教えた。偶然聞いたザパタがリードに残したメッセージから聞こえる音を調べたパターソンは、チューリッヒのトラムのチャイムだと突き止めたのだ。
おちゃのま感想
東京から始まった新シーズンは、レミーに戻ったジェーンの表情が見どころですね~。あのニヤリとした悪そうな顔!対照的に、自宅療養中のウェラーは、なんだか情けな~い雰囲気に変わってました。
レミーはうまくジェーンに化けてるけれど、案外鋭いリッチあたりは気づいてないかな?リッチが気づけばパターソンも知ることになるでしょうね~。
第1話は、バタバタと登場人物の出入りが多かったです。エイヴリーは大学へ行き、ブイレクは殺されて退場です。前シーズンで退場したと思ったロマンはレミーの幻覚として引き続き登場しているし、因縁のワイツが長官に就任…という冗談のような人事が発表されました。
物語の中心はレミーとチームだけど、ザパタも気になります。CIAの任務としてHCIグローバルに潜入したんでしょうが、ザパタは大丈夫でしょうか。