TIMELESS/タイムレス 2 第9話「ハリエット・タブマン」【あらすじ感想】

Timeless

Episode　The General

【ざっくりあらすじ】
リッテンハウスがジェシカを子供の頃から追っていたことがわかり、デニースはフリンを除くチームを集めた。ジェシカがリッテンハウスかもしれないと知らされたワイアットは反発し、自分の知るタイムラインではジェシカの弟ケヴィンが幼い頃病気で亡くなったという事実を隠した。

疑念

デニースは、ジェシカに24時間の警護をつけ、別の場所へ移ってもらうと決めた。同意できないワイアットはジェシカの妊娠を公表し、一緒に出ていくと主張した。

ジェシカを信じるワイアットだが、ジェシカが弟の話題を避けているのは明らかだった。そして、ジェシカを擁護したルーシーも、ワイアットの気持ちが理解できるルーファスも、タイミングよすぎる妊娠発覚に疑念を抱いた。

1863年6月1日

リッテンハウスの母船が南北戦争時代の『1863年6月1日サウスカロライナ州』へ向かった。『1863年6月1日』は、北軍が黒人中心の連隊でコンバヒー川の農園を襲撃し、何百人もの奴隷を解放した日だ。この連隊は、黒人奴隷の逃亡を助けた秘密結社“地下鉄道”を指導したハリエット・タブマンが率いている。

救命艇チームが到着した『1863年6月1日』の歴史はすでに変わろうとしていた。今夜、農園に襲撃を仕掛けるはずの北軍の連隊が全滅しているのだ。惨状に茫然とするルーシーたちは、苦しむ兵士を射殺することで救ったハリエット・タブマンと知り合った。

ウィロー・グレン農園で南軍を見たという少年の目撃談を聞いたハリエットは、グレン農園の奴隷解放を決めた。兵士が足りなくても強行するつもりのハリエットを助けるため、ルーシーは撤退したモンゴメリー大佐を呼び戻す作戦を考え、気まずいワイアットではなくフリンと出発した。

援軍を待つ間、ワイアットとルーファスはグレン農園のパーティーに潜入し、南軍の中にいるリッテンハウスのスパイを捜した。奇襲作戦の成功を自慢する南軍兵士の話から、スパイはライアソン大佐だと判明したが、援軍を待てず奴隷たちを逃がし始めたハリエットが見つかり、銃撃が始まった。

ワイアットに狙われたライアソンは女性を人質にした。「成功すれば奥さんのもとへ戻れる」とエマに言われているライアソンは『南北戦争』の本を入れたカバンと人質の交換を要求する。ルーファスはその本を暖炉の火に投げ入れ、逃走したライアソンはハリエットに射殺された。ハリエットのもとには、ルーシーにこの先の展開を教えられたモンゴメリー大佐の連隊が到着していた。

人々を救うハリエットがこの先困窮することを知っているルーファスはかける言葉が見つからない。お告げでルーファスを見たというハリエットは、「あんたは巨大な鉄の球体から出てきたんだ」と面白い夢を見たかのように話し、ビジョンを気にするルーファスに「ビジョンは必ずしも実現しない」と教えた。

タイムトラベラー

メイソンのPCをハッキングしたジヤは、自分と同じ症状で精神科に入院中の元パイロット、スタンリーの存在を知った。ジヤはスタンリーとの面会を求め、メイソンはしぶしぶジヤを病院へ連れて行った。硬直した状態で白目をむいていたスタンリーは、ジヤが近づくと覚醒した。

正気を失ったように見えるスタンリーは、マシンなしで精神的なタイムトラベルをしていた。「愛する人の死ぬ運命を変えたい」と切実なジヤに、スタンリーは心を解放してリラックスしろとアドバイスした。

ジェシカ

任務から戻ったワイアットは、デニースの勧めるようにシェルターを出た方がほうがいいとジェシカに話した。「国家機密と結婚したわけじゃない」という言葉でジェシカはワイアットの隠し事を探るが、ワイアットは何もないとごまかした。

ベッドにいないジェシカを捜したワイアットは、救命艇にいるジェシカを見つける。ワイアットに銃を向けたジェシカは、ジヤを拉致して救命艇で消えてしまった。

リッテンハウスの家系

エマと寝るようになったニコラスに不安を抱くキャロルは、エマの報告を鵜呑みにしているニコラスを母ルースの墓へ連れていく。成長を見守れなかった娘の墓の前に立つニコラスに、キャロルはリッテンハウスの正当な後継者はルーシーで、エマではないという事実を訴えた。

おちゃのま感想