ブラックリスト 5 第19話「イアン・ガーヴェイ（続編）」【あらすじ感想】

Source：NBC

Episode19 　Ian Garvey(No.13): Conclusion

【ざっくりあらすじ】
ガーヴェイに対するリリアンの信頼は厚く、夫を殺されたというリズの説得も通じなかった。協力できないと断ったリリアンに無理強いはできず、リズはリリアンのコートに盗聴器を仕込んだ。リズの部屋を出たリリアンはガーヴェイと会い、トム・キーンみたいにレッドを殺すのかと質問した。

罠とトリック

リリアンの盗聴器から入手した会話の内容から、ガーヴェイがバッグの受渡し時にレッドを殺す計画を立てていると判明した。リズは「会えば殺される」とレッドに知らせるが、情報源を明かさないリズの警告をレッドは受け付けない。

レッドとガーヴェイの取引にはモサデックも立ち合った。モサデックはパリで息子を救出してくれたレッドとの約束を守るつもりはなく、ガーヴェイにレッドを殺せと命じていた。現場は武装したガーヴェイとモサデックの手下が包囲し、リズたちFBIも離れた場所から監視した。

「バッグを受け取ればガーヴェイとの戦争は終わり」と念押ししたモサデックの合図で、ガーヴェイが現れた。レッドと対峙したガーヴェイは、トムとシングルトンを殺したとはっきり口にした。デンベの要求に従いバッグを開けたガーヴェイは銃を取り出し、満足そうに事の成り行きを見守るモサデックを撃った。ガーヴェイは乗ってきた車で逃走し、レッドとデンベも去った。撃たれたガーヴェイの手下はFBIに逮捕された。

逃げたガーヴェイを現場周辺の映像で捜したアラムは、大型トレーラーの助手席に座る“アリバイ”ことシンクレアを発見した。リズは、モサデックを撃ち殺したガーヴェイはレッドが仕込んだ替え玉だと気が付いた。レッドは敵の罠を逆手にとり、モサデックを殺し、ガーヴェイを殺人の容疑者に仕立て上げたのだ。

レッドの作戦

モサデックの裏切りを見越していたレッドは、ガーヴェイとモサデックの罠を利用する作戦を考えた。以前逃亡を手助けしたシンクレアの協力で、郵便局員のトニーをガーヴェイの替え玉に仕立て上げた。最初は気乗りしない様子だったシンクレアはいつしか夢中になり、彼らしい丁寧な仕事ぶりで、完璧な替え玉と、その場から逃げ出す作戦を作り上げた。

本物のガーヴェイは、事前にレッドとデンベが薬で眠らせ連れ去っていた。目を覚ましたガーヴェイを待っていたのは、自分がモサデックを殺したというニュースだった。レッドの思惑通り、ガーヴェイはFBIだけでなくモサデックの手下とナッシュからも追われる身になった。観念したかに見せかけたガーヴェイは、移動途中の車を事故らせ逃走した。

秘密の行方

リズは、バッグについて聞いたかもしれないと話したリリアンのいるピートの店へ向かった。リズより先にピートの店に着いたガーヴェイは、説明を求めたリリアンに「30年間、信じてきたことはウソだ」と話し始めた。しかし、リズが店に踏み込み、リリアンは話の続きを知ることはできなかった。

犯人でないと知りつつも、リズはモサデック殺しでガーヴェイを逮捕し、バッグの中身についても吐かせるつもりだ。リズに反発したリリアンはリズがレッドの娘だと暴露し、ガーヴェイはリズとレッド、そしてトムの関係に納得した。

いよいよバッグの中身について知ることができるとリズが思ったとき、アラムからリズの情報源の居場所を聞いたレッドとデンベが現れた。レッドは「ひと言でも発すれば殺す」とガーヴェイに銃を向け、真実を目の前にしたリズは「夫が死んだ理由を知ることができないなんて受け入れられない」とレッドに銃を向けた。

緊迫した状況を変えようとしたのは、銃を持たないリリアンだった。ガーヴェイの前に立ったリリアンは、レッドに「私を見て」と話しかけた。「28年前のクリスマス・イヴに捨てたあなたの娘」と名乗ったリリアンに、レッドは「ジェニファー」と娘の名を呼んだ。リリアンは「どうか彼を助けて」と懇願し、レッドはガーヴェイ次第だと返事した。しかし、ガーヴェイはレッドを撃ち、リズはガーヴェイを撃った。

病院へ運ばれるガーヴェイの救急車にはリリアンのほかにリズも同乗した。真実を聞き出そうと必死なリズは、手術室へ運ばれるガーヴェイに最後のチャンスだと訴えた。

おちゃのま感想 ★★★★