Episode1 The War to End All Wars
【ざっくりあらすじ】
フリンのもとに潜入していたエマの働きで母船(タイムマシン)を手に入れたリッテンハウスは、救命艇のあるメイソン工業を爆破した。爆破で22名が犠牲になったと知ったルーシーは、母キャロルの誘いに応じリッテンハウスの一員になった。一方、ワイアットたちは救命艇とともに政府の古いシェルターへ逃げ延びていた。
1918年 フランス
ルーシーは、母キャロル、エマとともに第一次世界大戦中(1918年)のフランスに居た。目的は『ニコラス・キーンズ』という人物だが、キャロルはルーシーに詳細を教えない。タイムマシンのパイロットとしてだけでなく、キャロルの右腕として任務に就いたエマは、突然リッテンハウスに寝返ったルーシーを疑っていた。キャロルは「この旅で、組織への忠誠を示して」とルーシーを励ました。
戦場で負傷した『ニコラス・キーンズ』を担いだ兵士が助けを求め現れた。キャロルとエマは準備した機器で処置を始めるが、この時代にない除細動器を見た兵士が騒ぎ始めた。兵士の足を撃ったエマはルーシーに銃を渡す。リッテンハウスの一員だと示すため、ルーシーは命乞いをする兵士を殺すしかなかった。
ニコラスの治療にX線画像が必要になり、ルーシーとキャロルは野戦病院にあるはずのキュリー夫人考案“プチ・キュリー”(レントゲン装置を乗せた車)を借りることを思いつく。思いがけずキュリー夫人本人とその娘に会ったルーシーは、ふたりを巻き込むことに反対した。しかし、キャロルは歴史家として歴史を守ることよりも、「重要なのは任務」とリッテンハウスを優先した。
母と娘
メイソン工業の爆破でワイアットたちが死んだと思っているルーシーは、たとえこの時代に取り残されたとしてもリッテンハウスの計画を阻止するつもりだった。野戦病院で母船を爆破するための武器を探したルーシーは、母船を追いこの時代へ来たワイアットとルーファスと再会した。喜び合ったのもつかの間、母船の場所を教えたルーシーは慌ただしく母のもとへ戻った。
キュリー夫人のおかげでニコラスの容態も安定し、キャロルとエマはニコラスを現代(2018年)へ連れ帰る準備を始めた。ルーシーはふたりの目を盗んでリッテンハウスの重要人物らしいニコラスを殺そうとしてみるが、キャロルに見つかり失敗した。そのころ、ワイアットとルーファスは“脱走兵”として捕らえられていた。襲ってきた大尉とその部下を片付けると、倒れた大尉はスマホを持っていた。スマホには『1910年に思いついたタイムマシンの構想と、過去のミスを正すことで現在を支配する計画』が保存されている。大尉はリッテンハウスの潜入工作員だったのだ。
ニコラスを母船へ運ぶと、そこにはキュリー親子がいた。X線の画像がボケた原因を突き止めていたふたりは母船を発見してしまったのだ。リッテンハウスのルールに従えば、キュリー親子は殺されてしまう。銃を構えるエマの前に飛び出たルーシーはキュリー親子の盾になった。娘を守ろうとするキャロルに、エマはルーシーのカバンから見つけた手りゅう弾を見せ、ルーシーの母船爆破計画を暴いた。
ルーシーとキュリー親子を救ったのは、ワイアットとルーファスだった。ふたりはいつの間にかニコラスを人質にとっていた。ニコラスと引き換えに解放されたルーシーは「歴史の正しい側について」と母に声をかけるが、キャロルがリッテンハウスを裏切ることはなかった。去り際、エマは「過去へ旅して妹を取り戻せないよう手を打ってきた」とルーシーにショックを与えた。
1918年のスマホ
ワイアットたちと現在に戻ったルーシーは、目的のため罪なき人を殺す選択をした自分を許せずにいた。すべてを失ったと涙を流すルーシーを、ワイアットは「俺がいる」と抱きしめた。
母船を手に入れたこの6週間で、リッテンハウスは10か所へ旅したことが判明した。大尉のスマホの計画書からリッテンハウスの具体的な計画を特定することは難しく、デニースはフリンに協力を求めた。フリンは「ルーシーとなら話す」と要求した。
計画書を書いた人物はキャロルたちが救ったニコラスだった。ニコラスはキャロルの祖父だった。
おちゃのま感想
第1話は、ルーシーの覚悟に胸が痛くなるエピソードでした。「俺がいる」と言ってくれるワイアットがいてよかったです。キスはお預けになりましたが、今後のふたりが楽しみになりました。素直でないワイアットにツッコミを入れるルーファスが、またよかったです。すっかり仲良し(´~`)
ルーシーに裏切られたと思っているフリンがすんなり協力するとは思えませんが、あのルーシーの日記をどこで手に入れたのか明かしてほしいです。敵の敵は味方・・・になるでしょうか?
シーズン2で終わると知っていても、ワクワクが止まりません。