Episode20 Terra Incognita
【ざっくりあらすじ】
今回の対象者は、チェイス・パターソン。家族殺害の容疑をかけられたまま海外へ逃亡し、7年ぶりに帰国した男だった。チェイスが容疑をかけられた事件の担当がカーターだったと知ったリースは、ファスコやフィンチにはギャング抗争の別件を頼み、ひとりで調査を開始した。
カーターの事件
チェイスの家族殺害事件は、カーターが殺人課に来たばかりに起きた事件だった。両親とチェイスの姉妹2人の合計4人が殺害され、当時ドラッグにはまっていたチェイスは外出中で助かったと証言していた。
リースはチェイスに当時の状況を確認した。チェイスの話は7年前と同じで、半年間我慢していたドラッグを使用する為キャッツキルの山荘へ行き、帰宅したら惨殺された家族を発見したというものだった。チェイスは全部カーターに話したと言い、署を出て行った。
当時、カーターはチェイスの主張を信じていたが、現場に残された犯人のDNAがパターソン家のものだったことから、チェイスが疑われたのだった。
真犯人の告白
リースはフィンチの申し出も断り、ひとりでチェイス追跡を続けていた。チェイスが向かった先は、事件の日チェイスが行っていたという山荘だった。
リースが山荘に入ると、テーブルにドラッグらしきものが置かれている。チェイスはテーブル上のドラッグは自分のものではないとリースに訴えた。チェイスの話を聞いてるリースは、突然後ろから撃たれてしまった。 リースを撃ったのは、チェイス宅のドアマンのギルだった。
ギルは、チェイスと自分は異母兄弟だと話し始めた。母の死後、父親であるパターソン氏を訪ねたギルをパターソン氏は金銭で追い返したのだという。深い恨みを持ったギルは、パターソン家全員を殺す計画をたてた。犯行に及んだ日、ドラッグに溺れ外出していたチェイスだけ殺せなかったのだ。チェイスが帰国し、ギルは7年待った復讐を完結させようとしていた。
ギルは用意してあった薬をチェイスに飲ませ、あと8時間で死ぬと満足げな表情を浮かべている。 次にギルはリースを外へ運び、雪の中に埋めようとした。シャベルを取りに戻ったギルを、リースは足首に隠し持っていた銃で射殺した。
雪の中の幻覚
撃たれたうえに寒さの中に居るリースは、カーターの幻覚を見始めた。 幻覚のカーターは、本音を語らないリースに「心を閉ざす理由にジェシカのことを利用している」と指摘し、リースが死にかけてると教えた。リースは「もうすぐ、ファスコやフィンチやルートが来る」と言うが、ここへ来ることは誰にも知らせていなかった。
その頃、フィンチは「リース君と連絡が取れない」と、ファスコに連絡を入れていた。朝会ったきりだとファスコに言われたフィンチは「距離を置きたがる男だが、今回は様子がおかしい」と、焦り始めた。あまりに心配そうなフィンチの様子に、そばにいたルートも気になり始めたようだ。リースの携帯が最後に使われた場所は特定できたが、その先で信号が消えていた。
リースは幻覚のカーターに励まされ雪の中を這って進み、死んだギルから車のキーを手に入れた。しかし寒さでエンジンが凍った車は動かず、リースは暑さを感じ始めた。幻覚のカーターはリースが低体温症で錯乱し始めていると知らせ、凍死寸前であることをリースに自覚させている。
カーターはリースに話しかけ続け、錯乱し始めているリースの正気を保とうとしていた。リースは自分が心を閉ざしていると認め、今回ひとりで捜査したのはカーターを想う気持ちを誰とも分かち合いたくなかったからだと打ち明けた。カーターは「あなたを気にかけ、愛してくれる人たちを受け入れて」と優しく微笑んでいる。もう少し居てくれるか?と聞くリース。カーターは「頑張るのよ」とリースの手を握りしめた。
意識が遠のくリースの瞳に、ヘッドライトが映った。 助手席を見ると、先ほどまで居たカーターの姿はそこにはなかった。
おちゃのま感想
撃たれすぎなリース。こんなところでお別れなはずないと、自分に言い聞かせつつテレビにくぎ付けでした。
カーターさんの登場は、こういうカタチでの登場だったのですね。
過去の回想シーンのみかと思っていたら、まさか瀕死状態のリースが見ている幻覚としての登場とは。
そのカーターさん。
『Empire 成功の代償』のクッキーの役柄のためだとは思いますが、亡くなって天国ではじけてるのかとつっこみたくなるようなヘアメイク。抑えてはいるものの、そこはかとなくゴージャス感が漂っていました。
さて、今回のことで、リースはフィンチやファスコに心を開けるのでしょうか。
キャンベル医師にも心を開いて、新たな展開が待ってるのでしょうか。
あれもそれもこれも、シーズンが続いてくれないとわからないことです。
今シーズンもあと2話。(毎回、カウントダウンしてますが・・・)
次回はいよいよ?イライアスとドミニクのギャング抗争か。
そろそろラストスパートをかけて、クリフハンガーな終わり方に思い切ってするのか、ひとまず収まりの良い終わり方になるのか・・・。もう気をもむばかりです。