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レヴェリー 仮想世界の交渉人【ドラマファイル】

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原題:Reverie

 

 

Reverie

 

 

作品データ

ジャンル:SFドラマ
シーズン:1(キャンセル)
エピソード:10
主な舞台:現実と仮想
アメリカでの放送:2018
メモ:最終話まで視聴済

 

 

 

ストーリー

自分が設計した仮想世界をリアルに体験できる夢のプログラム、オニラ・テック社の【レヴェリー】で、夢の世界にのめりこみ、現実に戻ることを拒むユーザーが現れた。すでに7名が昏睡状態になり、この問題を解決しなければ投資を打ち切られることになる。

 

 

警備会社の顧客であったオニラ社に引き抜かれたチャーリーは、警察署長時代の部下である元交渉人のマラに声をかけた。義弟が妻(マラの妹)と娘を殺した事件ののち警察を辞め、現在、大学で“対人力学”を教えているマラはチャーリーの仕事を引き受けた。

 

 

レヴェリーにのめりこんだ人たちの救出はマラに自信を取り戻させた。しかし、この仕事にやりがいを感じるとともにマラは死んだ姪ブリンの幻覚を見るようになる。それは他人のレヴェリーに入るためマラが埋め込んだ開発中の『BCI2.0』の副作用だった。現実感喪失に襲われるマラの前に現れたオリヴァーは2.0の危険を訴えた。オリヴァーはCEOのアレクシスとともにオニラ社を創立した人物だった。

 

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おちゃのま感想

ネタバレしてます

4.0

『パーソン・オブ・インタレスト』のショウ役、サラ・シャヒ(Sarah Shahi)主演のSFドラマ。サラシャヒさんが演じたマラは過去の出来事に苦しみながらも、人を助けることに生きがいを見つける温かみのある女性でした。さっぱりとして嫌みのないマラはとっても好感持てる人物で、自然と相手を信頼させる雰囲気を感じさせてくれました。

 

 

ドラマのテーマは、マラがレヴェリーに留まるユーザーを救う1話完結の物語のほかに、オリヴァーの悪だくみと、妹と姪が殺害されたことで負ったマラの心の傷が主な柱でした。欲を言えば、大口出資者の国防総省がからむ大きな謎や問題がテーマのひとつとして描かかれていれば・・・と感じてます。

 

 

オリヴァーやマラの妹の事件のサイドストーリーは、もう少し別の描き方もあったかな~?と、思ったりもしてますが、1話ごと描かれる仮想世界で生きようとするユーザーのエピソードは胸が熱くなるものばかり。

 

 

悔いていることをもう一度やり直せるとしたら?

亡くした大切な人と再び会え、共に過ごせるとしたら?

諦めた夢を実現できるとしたら?

現実ではできないことを成し遂げられるとしたら?

 

 

現実ではないとわかっていても、夢の世界に留まる理由は人それぞれ。レヴェリーの開発者であるアレクシスが言ったように、なんでもアリのゲーム感覚のものではなく、人を幸せにするプログラムとして『レヴェリー』を描いた点が、「もし・・・」という思いが心をよぎるわたしがツボにはまったポイントです。

 

 

Episode4

 

 

特に好きなエピソードは、第4話「ダーク・レヴェリー」です。“ダーク”というくらいなので、レヴェリーの安全設定に満足できないユーザーの存在が明かされるエピソードですが、マラが救出するユーザーのストーリーは『強迫性障害で外出もままならないグレンがお向かいに住む病気の少年のため、治験薬の強盗を計画し、レヴェリーで念入りな練習を繰り返す』というもの。家から出ることができないグレンにとっての世界は窓から眺める風景だけ。その窓から少年の成長を見守っていたグレンの「あの子を絶対に死なせたくない」という強い思いには、込み上げてくるものがありました。

 

 

次シーズンへの意欲感じるラストでしたが、シーズン1でキャンセルです。う~ん残念。まだまだ世界観を広げられたと思う作品でした。

 

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