原題:The Librarians
作品データ
- ジャンル:魔法ネタのファンタジーアドベンチャー
- シーズン:4(キャンセル)
- エピソード:42
- 主な舞台:世界各地&時間も超える
- アメリカでの放送:2014-18
- メモ:最終話まで視聴済
ストーリー
NATO対テロ班の大佐イヴ・ベアードにメトロポリタン公立図書館から『一流ポジションの面接のご案内』が届く。強制的にとることになった1カ月の休暇に納得していなかったベアードは図書館へ赴き、魔法の存在を知ることになる。
戦闘担当の図書館員、“守護者”のベアードが守る相棒の司書はベルリンで会ったことのあるフリンだった。悪用されないよう、魔法や人工遺物を収集している司書は危険な仕事だった。
図書館が招待状を送った司書候補者が殺されていることがわかり、フリンとベアードは10年前招待を無視した候補者トップのエゼキエル、カサンドラ、ストーンの3人を保護した。3人が面接に来なかった理由は、泥棒のエゼキエルは真に受けず、前頭葉に腫瘍があるカサンドラは入院中で、ストーンは家族にIQ190の天才だという事実を隠しているためだった。
犯行は解放した魔法を操ることを目論む“蛇の結社”の仕業だと判明するが、腫瘍を治せると騙されたカサンドラの裏切りで図書館は自らの意思で隠れ、フリンたちはジェンキンスが管理している別館を拠点に活動を開始する。
おちゃのま感想
謎解き、魔法、悪との戦い・・・と、ダークすぎないファンタジーアドベンチャーで、気軽に楽しめるドラマでした。これは家族で楽しめるドラマとしてお勧めです。優秀なライブライアンズが問題や事件を解決するというストーリーは、以前見た『ユーリカ』を思い出させるもので、こんなドラマを見たかったわたしとしては大満足です。キャンセルされたドラマですが、シーズンごとにテーマを設定した内容なのでまとまった終わり方も評価したいポイントです。
各シーズンのテーマは
シーズン1『失われた秘宝』
シーズン2『復活の魔術師』
シーズン3『呪われた混沌の神』
シーズン4『時を超えた守護者』
です
フリン(ノア・ワイリー)が主役だった映画『ライブラリアン』のスピンオフドラマですが、自然な流れで新たな物語に繋がっています。わたしは映画を見ていませんが、見てなくても十分楽しめます!むしろ見ていなかったからこそ新しいライブラリアンたちの活躍を堪能できたのかな?とさえ思います。
要所要所で登場するフリンが大きな事件の中心を担ってはいますが、個人的には『ライブラリアンズ』のフリンはサブキャラで、主役は新たなライブラリアンのストーン、カサンドラ、エゼキエル、守護者イヴと、彼らをサポートするジェンキスだった・・・と思っています。フリンメインのストーリーが余談に感じるほど、新米ライブラリアンズたちの活躍に心が踊りました。
ライブラリアンズの任務は魔力を持つ遺物を収集し、保管すること。シーズンを通してのテーマと、1話完結のストーリー。そして、ライブラリアンズの成長物語。バラバラだった彼らが強い信頼と友情で結ばれ、重いライブラリアンの使命を受け入れていく様子に引き込まれ、チープなセットも許せてしまうほどチームワークの良さが光るドラマでした。