原題:Scorpion
作品データ
ジャンル:コメディ&アクション
シーズン:4(キャンセル)
エピソード:93
主な舞台:LA
アメリカでの放送:2014-18
メモ:最終話まで視聴済
ストーリー
ウォルター、シルヴェスター、ハッピー、トビーの4人は合わせるとIQ700の天才集団。ウォルターをリーダーに4人は『SCORPION』という会社を設立したが、社会性に乏しい彼らは仕事も私生活もうまくいかないことばかり。
家賃も払えない『SCORPION』に、国土安全保障省のガロが仕事をオファーした。16歳の頃、自作ソフトを軍に用いたガロを許せないウォルターは断るが、依頼内容はLA近郊の空港でシステムエラーが発生したというものだった。被害の大きさ考えたウォルターはガロの依頼を断れなかった。
ガロと手を組んだ『SCORPION』は、初めての任務で知り合ったレストランで働くシングルマザーのペイジを交渉役として雇った。スコーピオンに息子が天才児だと教えられたペイジは、初めて息子を理解した。
おちゃのま感想
わたしにとってこのドラマのベストエピソードはシーズン1第1話の『Pilot』でした。最後までそれを超えるものを見れず、残念な気持ちでのお別れとなりました。
天才チームが難題を解決するというストーリーも面白く、テンポよく見れるドラマなのですが、登場人物たちをどう動かし、どう成長させるのか、という点でつまずいたかな~?と感じてます。
IQが高いからEQは低いと開き直っていたウォルターの成長が、このドラマの隠れたテーマなんだろうと勝手に解釈していたのですが、その成長はウォルターの自己満足で終わったかなという印象です。これはウォルターだけでなくハッピーやトビーにも言えることなのだけど、常に他人を見下す態度が徐々に鼻につき、彼らから心が離れてしまいました。そんな彼らの中で、苦手なものが多かったシルヴェスターは彼なりに成長したと感じます。
ウォルターとペイジの恋愛事情は視聴者の興味を引くための大切な要素だということはわかりますが、そこの問題点をうまく乗り切れなかったです。ペイジのウォルターを見る視線が、シーズンが進むごとに冷ややかになってゆくのが画面を通して伝わってきてしまい、ドキドキするシーンなのにハラハラさせられました。いっそ親友的ポジションにしておいたほうがよかったのかも・・・。
よかった部分は、1話完結で気楽に楽しめるところでした。ワクワク度は減少しますが、パターン化された展開なので安心して見ることができます。ただ、(またしても愚痴ですみません)セリフまでパターン化されていたので、も少しひねりが欲しかったです。
打ち切りで終わったので仕方ないことなのですが、ラストはスコーピオンのメンバーがウォルターに愛想をつかすというところでおしまい。「このドラマの失敗は主役の君のせいだ!」みたいに感じてしまい、ホント寂しくなりました。
かな~り辛口な感想ですが、これはシーズン1で夢中にさせられたゆえ。ファンのみなさま、お許しください。