Episode18 Mishipeshu
【ざっくりあらすじ】
夜間、カーヴァー高校で清掃作業をしていたキルバーンが殺害された。ニックたちが現場に向かうと、すでにファリス保安官(シーズン4 第6話「破滅のハイウェイ」)が捜査を始めていた。カーヴァー高校ではマイノリティーの生徒に対するいじめが問題になっていた。
『水面に魂を探しても映るのは己の姿のみ』
ミシピシュ(精霊)
復讐の精霊
いじめの被害者はサイモン・ジョージという先住民の血を引く生徒だった。5歳の時目の前で父親を撲殺されたサイモンは、里親の元で暮らしていたが、18歳になったとたん家を出て学校も中退していた。
ファリスの元夫がサイモンと同じ部族で、そのつてでサイモンが部族の居留地に居ることがわかった。
ハンクとファリスが居留地へ向かうと、サイモンは”力の儀式”で森で過ごしている最中だと言われた。”力の儀式”は部族の成人の儀式のようなもので、食を断ち一睡もせず守護精霊を見つけるのだという。
ふたり目の被害者が出た。前回のキルバーン同様、今回の被害者デクランにも噛み創があった。デクランのPCを調べると、ふたりは知り合いで、ふたりとも軽犯罪の前歴があるとわかった。そして、ふたりと同じ前科がある共通の友人マクレイという人物が見つかった。
ニック、ハンク、ファリスがマクレイ宅へ行くと、何かのヴェッセンが家から飛び出し森へ逃げて行った。ニックを見てもヴェッセンは反応せず、その姿はハンクやファリスにも見えていた。
部族の”夢読み人”のヘクターに特徴を話すと、魔物は”ミシピシュ”という精霊だとわかった。ニックたちは森で儀式を行っているサイモンに精霊が憑いたのではないかと考えた。
サイモンを探す為、ハンクとファリスはヘクターの作った薬を飲み”夢の世界”へ入った。ニックも飲もうとするが、ヘクターはニックに異質なものを感じ制止した。夢の世界へ入るとハンクは子供時代のサイモンと同化し、キルバーン、デクラン、マクレイの三人がサイモンの父親を殺した犯人だとわかった。
ニックが気分が悪くなったファリスを介抱している間に、サイモンになっているハンクはミシピシュに憑かれ、どこかへ走り去ってしまった。ミシピシュは守護精霊である一方、復讐を遂げるまで止まらない獣だとヘクターから聞いたニックたちは、先回りをしてマクレイの家でハンクを待ち構えることにした。
案の定、ミシピシュに憑かれたハンクはマクレイの家へやってきた。ヘクターに「もう必要ない」と言われてもミシピシュはハンクから離れず、ニックに襲い掛かってきた。ニックにミシピシュが牙をむいた時、ヘクターが何かの粉をふきかけミシピシュはハンクの身体から出て行った。
マクレイがサイモンの父親殺しの犯人だとわかったが証拠はない。裁判になればサイモンが容疑者になる可能性もあり、結局マクレイには何もできなかった。 深夜、マクレイ宅にミシピシュが侵入し、マクレイをかみ殺した。ミシピシュはファリスに憑りつき復讐を果たしたのだ。
荒れるジュリエット
バーで暴れたジュリエットが逮捕されてしまった。
連絡を受けたニックが面会すると、ジュリエットは荒れた様子でニックを拒絶した。今まで感じたことのない絶大な力を持ってしまったジュリエットは「この力は手放せない」と言い、ニックがグリムの力を失いたくないと思った気持ちがわかったと話した。
まだ自分とやり直そうとしているニックに、ジュリエットはヘクセンビースの姿になり、一緒に寝れるのかと問い詰めた。ニックは居場所がわかる留置所へジュリエットをこのまま入れておくことにした。
モンローとロザリーはレナードからエリザベスが使った”魔術の本”と”魔女の帽子”を借り、ジュリエットを元に戻す方法を探し始めた。
ハンクまで・・・と気をもんだけど、憑かれただけでした。やはり普通の人間も必要・・・。
暴走ジュリエットと、異変の起きてるレナード。
このふたりが一緒に暮らして大丈夫なんでしょうかね。
モンロー&ロザリーはジュリエットを元に戻そうと頑張ってるけど、もし万が一その方法が見つかったとしてもジュリエットは人間に戻る事を選択するかな。ジュリエットはヘクセンビーストであることを受け入れようと力に頼っているけど、力を使えば使うほどその味を忘れられなくなるんじゃなかろうか。心までヘクセンビーストに変化したら、人間に戻る選択をするとは思えないです(泣)