Episode13 M.I.A.
【ざっくりあらすじ】
リースとルートはショウを捜した。そんな中でもマシンから番号は届き、フィンチはファスコに協力を求めた。ファスコが対象者の男を監視していると、同じ男を内務調査局のシルヴァ(シーズン4 第8話「訓練生」)も監視していた。
街を支配したサマリタン
ショウを捜すリースとルートは、冷蔵車(銃撃戦のあと証券取引所から出発した)の足取りを追って州北部のメイプルという小さな街に到着した。
集積所に放置された冷蔵車の中には、血のついた医療機器が散乱している。暴走寸前のルートはハスケル医師宅に侵入し、いきなり銃でハスケルを脅した。医師はクビになって以来手術はしてないが、3日前頭骨切開について電話で聞かれたと話した。
ハスケルが不審な電話を通報しなかった理由は「疑念を持つと不幸が起こる」から。半年前にキャローという会社が移転してきて以来、壊滅寸前だった街は変わり住民たちは救われたという。しかし、疑念を持ったり反発した者は消されていた。
ショウの行方
トンプソンを捕らえたリースとルートは、ショウの居場所を吐かせようとする。 トンプソンは「メールで指示され発言し行動しているだけで何も知らない」と言い続けた。しかし、ルートに医療用ドリルを向けられたトンプソンは、やっと女性が工場に運ばれるのを見たと白状した。
工場にはダンボールに詰め込まれた大量の位置追跡用極小タグがあり、トンプソンも入る事ができないという禁止区域には、タグを搭載した医療用機器があった。サマリタンは装置を人間の脳に植え付け、行動を把握し観察しようとしていたのだ。
部屋の奥にはベッドに寝かされた女性がいた。しかし、その女性はショウではなかった。女性はデリア・ジョーンズという証券取引所の職員だった。 ショウだと思って追跡してきた事は、初めから全て間違っていた。 リースはデリアを抱きかかえ、ルートとともにサマリタンの手下の銃撃をかいくぐり工場を後にした。
後日。 サマリタンはメイプルの街から手をひいた。 ルートはマシンにショウが生きているのか、死んだのか教えて欲しいと訴える。黙り続けていたマシンが送ってきたメッセージは「ストップ」だった。
グリアが見つめる先には、意識が戻ったショウがいた。
ファスコとシルヴァの捜査
シルヴァは内務調査局からギャング対策課に異動していた。 自分の担当事件の目撃者失踪にワイス(今回の対象者)が関わっていると感じるシルヴァは、独自にワイスを見張っていたのだ。
ファスコはフィンチの協力で、ワイスが過去8年の間に9回NYへ来ている事を調べた。そしてワイスがNYにいた時期にいずれも失踪者がいることもわかった。ワイスが働く工具店では苛性ソーダの大量盗難事件もあり、ファスコはワイスがギャングがらみの殺人請負人だと確信した。
ファスコとシルヴァは協力して捜査することにした。 シルヴァは証拠をつかむためファスコ(本当はフィンチだけど)が調べたワイスの隠れ家にひとりで侵入し、ワイスに見つかり失敗に終わった。シルヴァの行動で、ワイスが隠れ家を処分するのは確実だった。そして、裏の顔を知ったシルヴァとファスコを消そうとするはずだ。
ファスコとシルヴァは、シルヴァをおとりにワイスを嵌める作戦を立てた。案の定、ひとりで自宅で戻ったシルヴァをワイスが襲った。待ち構えていたファスコとワイスがもみ合い、銃を奪ったワイスをシルヴァが撃ち殺した。
ファスコは、初めて人を殺しショックを受けているシルヴァに「あんたは俺の友人たちに似ている」と励ました。
おちゃのま感想
生きていましたね!ショウさん。 あ~。よかった。
今回の終わり方だと、ショウさん、また登場するしかないって感じで嬉しい!!
サマリタンの考えはともかくとして(わからんからね)グリアのじっさまが、やすやすと殺すわけがないと思ってました。 カーラ・スタントンと同じようにショウさんを利用する気まんまんって感じ・・・。
スタントンの場合は、情報と引き換えに利用できたわけだけど、ショウさんはどんな取引にも応じそうにないし・・・ そうなると肉体的になにか恐ろしいことをされてしまいそう・・・(それこそ脳をコントロールされるとか) ショウさんの今後はしばらくおあずけでしょうから、妄想するしかないです。
今回のはなしは、なんだか分岐点になるのかな?・・・と気になることがいろいろ。
まず、「訓練生」のエピソードで登場したシルヴァの再登場。
ファスコと信頼関係も生まれたように見えましたが、今後協力者になることはあるのかな? 正義感も人一倍ありそうなシルヴァ。仲間になるといいな~。カーターのかわりっぽくて安易だろうか??
リースは当分ルートと活動するのかと思いきや・・・ ショウをどうしても探し出したいルートと、それをやめるように指示するマシン。 あんなに絶対的にマシンを崇拝していたルートの心がマシンから離れたように見えたラストシーンでした。
ルートは今後もマシンに信頼をおいてインターフェースとして活動できるのか?? ルートまで去ってしまったら・・・(もともとは悪者だとしても・・・)
フィンチ&リースは、ルートとはマシンに対しての距離というか立ち位置が違うから、冷静に受け止めてる感があったように思います。
さて、気になってることが(やまのようにあるけど)ひとつ。 サマリタンって、ファスコがマシン組の仲間だって知ってる・・・はずだと思うんだけど?? なぜファスコにはちょっかいだしてこないのか。 フィンチたちを探すにしても、ファスコからたどればすぐにわかりそうなのに??? 謎です。