Episode6 The Truth
【ざっくりあらすじ】
セイディに怪しげな録音(オズワルドを盗聴したもの)の存在を知られたジェイクは、苦しい説明でごまかそうとした。ジェイクの嘘を信じなかったセイディは別れを告げたうえ校長に報告し、ジェイクは学校を辞める事になってしまった。ウォーカー少将暗殺未遂事件の日が明日に迫り、ジェイクとビルは下見を済ませ入念に監視の準備をした。
重要な日の出来事
オズワルドがウォーカー事件の犯人だと確認できれば、ジェイクはオズワルドを殺し未来へ帰るつもりだった。セイディにフラれたジェイクには、この時代に残る理由もない。未来が変わったか確かめるというジェイクの話を目を輝かせて聞いていたビルだが、ジェイクはビルを連れて未来へ帰るつもりはなかった。
監視の準備を済ませたジェイクは、引き払う事にしたジョーディの家の片づけに戻った。セイディとの写真を捨て未練を断ち切ろうとしていたジェイクに、セイディの元夫のジョニーから電話がかかった。
妙に陽気なジョニーは「こっちへ来ないか」と言い、後ろにはセイディの「来ないで」という叫び声が聞こえた。ジェイクは、ビルにウォーカーの監視はひとりでしてくれと頼みセイディの家へ向かった。
狂気のジョニー
ジェイクがセイディの家へ行くと、銃を持ったジョニーがセイディを椅子に縛り頭から布をかぶせていた。布には血が滲み、ジョニーがセイディを傷つけた事は明らかだった。
ジェイクはジョニーを刺激しないように、言われるままに椅子に腰かけた。常軌を逸したジョニーが布を取ると、セイディの顔にはざっくりと傷がつけられていた。
ジョニーはジェイクに漂白剤を飲めとコップを差し出した。そこに学校の生徒がやってきた。ジョニーはジェイクに応対させ、ジェイクはジョニーに気づかれないように警察を呼べと生徒たちに合図を送った。
生徒たちが帰り、再びジェイクは漂白剤入りのコップと対峙することになった。飲むふりをしたジェイクはジョニーめがけコップをなげつけた。漂白剤が目に入ったジョニーは苦しみつつも、ふたりに向け発砲した。的を絞れないジョニーに、ジェイクは手元にあった火かき棒を突き刺し、ジョニーが落とした銃をセイディが拾いジョニーを射殺した。
生徒たちの通報を受けた警察も到着し、セイディは病院へ運ばれた。ジェイクもついて行こうとするが、家にはジョニーの死体があり、保安官補は説明を求めた。ジェイクは自分が正当防衛で撃ったと言い、校長のディークがジェイクの身分を保証してくれた。
セイディが運ばれた病院は、奇しくも暗殺されたJFKが運ばれたダラスの“パークランド病院”だった。
これも過去の抵抗か
ひとりでウォーカーを監視する事になったビルは、ジェイクと下見した場所でその時を待っていた。しかし、教会から出て来た女性が行方不明の姉に見えたビルは取り乱し、その女性を追いかけた。女性が別人だとわかると同時に背後で銃声がした。ビルは誰がウォーカーを撃ったのか確認できず、その場にオズワルドがいたかさえも確認できなかった。
病院で腕を撃たれたウォーカーを見たジェイクはビルに電話した。「全部見逃した」と泣きながら報告するビルの話をジェイクは最後まで聞こうとしなかった。
医師は現在の技術ではセイディの顔の傷を治す事はできないとジェイクに説明した。
ジェイクは意識の戻ったセイディ「嘘は2度とつかない」と約束した。ジェイクはセイディに未来から来たと打ち明け「愛してる」と告げた。
おちゃのま感想 ★★★★☆
セイディの身に起きた事や、ジョニーが死んだ事や、もしかしてビルの存在も「過去の抵抗」のひとつかも・・・と、思ったり。ジェイクが過去に来なければ、ジョニーがセイディを襲う事はなかったのかな~。そのあたりジェイクはどう思っているんだろう。
今回はセイディの事でジェイクも大変だったけどビルに対してそっけなさすぎで、わたしのジェイク株が下降気味です。本来はひとりでするはずの計画なのにビルに頼り切りな感じだし、「失敗した」と泣いているビルに何の言葉もないなんて(泣)
しかも、ジェイクは(ここまできて!)オズワルドが犯人だとわかった場合、どうやってオズワルドを殺し、その後どうするかという事をまだ決めてないようです。(時間はあったはずなんだけど)もしオズワルドを射殺するとして、教師のジェイクにそれが可能なのかもわかりません。疑心暗鬼の塊のようなオズワルドに近づく方法とか、その後の逃走経路とか。自分は未来へ戻るつもりなのかも知れないけれど、協力していたビルの安全とか・・・。未来へ戻るとしてセイディの事とか。
きっとこんなふうに行き当たりばったりな感じにしたくて、主人公を普通の男性にしたのかな。ジェイクは信頼できる善人だと思うけど、たくましさや頼れる男っぽくはないもの。