Episode8 Reassortment
【ざっくりあらすじ】
今回の対象者は、国際ビジネスマンのジェームズ・コー。香港からロンドンへ向かっていたコーが乗った旅客機がトラブルを起こし、NYへ着陸した。NYに着いたコーはなぜか空港を出て、市内の病院へ向かった。コーを診察したメイソン医師は、インフルエンザと診断し“抗ウイルス薬”を投与した。
人間を使った破壊兵器
注射を打った後、コーの症状は悪化し血を吐き死んでしまった。病院でコーを監視していたリースは、メイソン医師に協力を申し出て、病院を封鎖した。フィンチも病院へ駆け付け、ルートが地下鉄基地でフォローすることになった。
メイソン医師は新型インフルエンザを疑い、至急コーの血液をラボへ送った。するとコーは鳥インフルエンザの保菌者だったと判明した。今回人のインフルエンザウイルスを投与した事で、ふたつのウイルスが混ざり凶暴なウイルスに変化したのだ。新ウイルスは感染力が強く、1人の感染で72時間以内に6割の人が死ぬことになるという。フィンチたちは、感染を抑え、治療法を見つけ、そして黒幕を捜さなければならなくなった。
マシンはコーの血液を分析し、人と鳥のウイルスの組み合わせから殺人ウイルスを作れるのは5兆分の1だと結論を出した。マシン以外でこの計算が出来、それを実行できるのはサマリタンだけだ。サマリタンは、コーを人間破壊兵器として利用したのだ。
サマリタンの目的
封鎖された病院には、サマリタンの工作員のブラックウェルが事前に潜入していた。恋人とやり直そうとしているうえ、自分を雇っている謎のボス(サマリタン)に疑問を抱き始めたブラックウェルは「次の仕事が終わったら辞めてもいい」と言われ、病院で待機させられていたのだ。
コーが死亡し新型ウイルスが発生すると、ブラックウェルに「引き出しに入っている血液をメイソン医師と看護師に打て」と指示が入った。サマリタンは、医療システム操作に気づいたメイソンと看護師を消すつもりだ。ブラックウェルは人殺しはしないと拒否するが、サマリタンは強盗現場で警察が見つけた指紋をネタにブラックウェルを脅迫した。ブラックウェルは、サマリタンの指示に従うしかなかった。
ブラックウェルを阻止したのは、トンネル爆破事件の線からブラックウェルを追跡していたファスコだった。ファスコはイライアスにブルースの死を知らせ、トンネルに爆薬を運んだトラックをレンタルした業者を教えてもらっていた。その業者からたどりついたのがブラックウェルだった。ファスコに阻止されたブラックウェルは、ファスコに血液を刺し逃走した。サマリタンはブラックウェルを“試験合格”と判断し、新たな身分を付与した。
マシンが分析した治療薬をルートが入手し、病院へ届けた。新型ウイルスの脅威は去ったが、政府は国民に検査を推奨した。人々はサマリタンの目論見通り、自身の身を守る為検査に行列を作りDNAを提供し始めた。サマリタンの目的は人間の選別だった。
ファスコは刑事としてのリースの相棒も拒否し、違う部署への移動を希望した。
ショウ、脱出!
ルートが送ったメッセージを受け取ったショウは、自力で脱出を開始した。閉じ込められていた部屋の洗面台裏の壁から配管をつたい脱出した先は、刑務所の監房だった。
囚人のサミュエルに今いる場所を聞いたショウは、サマリタンが自分を閉じ込めていたのは『南アフリカのヨハネスブルク』だと知った。シミュレーションとは違う事を確認したショウは、安堵の表情を浮かべた。ショウはサミュエルに協力してもらい、刑務官を倒し刑務所から脱出した。サミュエルは仲間を置いてはいけないと、ショウに刑務官の銃を渡し房へ戻って行った。
刑務所から脱出したショウを待っていたのは、サマリタンの手下の男だった。男はこれもシミュレーションだと思わせようとしている。男の話に合わせていたショウは「これもただの夢」と言い、油断した男を撃ち逃走を続けた。
おちゃのま感想
南アフリカからどうやってNYへ戻るのか、脱出したけれど仲間は遠い・・・。
連絡もできないだろうし。
しかし、久しぶりに生き生きしたショウの表情が見られ、よかった~。
ミニマシンは、いまだにミニサマリタンに1勝もできない状況です。やはり、ルートの言うように何かしなければ打開策は見つからないのかも。フィンチが重い腰をあげ、決断した時、イライアスが言っていたようにフィンチの闇が現れるのかな。
いずれにしても、このままでは勝ち目はなさそうです。
今回も危険な目にあってしまったファスコが、本当に心配。
やはり全て打ち明け、一緒に活動した方が・・・。