Episode12 Marechaussee
【ざっくりあらすじ】
ヴェッセンのヴォーガ(変身)を利用して金儲けをしていた占い師の夫婦が殺害された。遺体を見たウーは”マンティコア”か何かが犯人だと目星をつけ、ニックもマンティコアが犯人だと判断した。犯人は金品を盗んでおらず、ニックはヴェッセン評議会の関与を疑った。
『真の自己を体験する者は稀である』
マンティコア(ライオン+サソリ型)
ヴェッセン評議会の刺客
新婚旅行から帰ってきたモンローとロザリーに、ニックはさっそく事件の相談をした。
事件の内容を聞いたロザリーは「違反者リストに載れば、評議会は組織の人間か”マレショーセ”を送る」と話した。”マレショーセ”とは、評議会から依頼を受けた賞金稼ぎの事だ。
ロザリーはニックを助ける為、評議会に確認の電話を入れた。「マレショーセがポートランドに来ているのか」と聞かれた評議会は、一旦「質問について検討する」と電話を切り、その後「今後グリム(ニック)への支援は一切するな」と警告だけを送ってきた。
ロザリーとモンローは、評議会の関与を知らせ手を引くように忠告したが、警官のニックは捜査をやめるわけにはいかなかった。
マンティコアの最期
またマンティコアに殺された遺体が発見された。被害者の携帯電話についていた指紋は、以前殺人容疑をかけられた事のあるJ・ワイルドのものだった。その時の被害者の死因から、ワイルドがマンティコアで間違いなかった。
評議会がワイルドに指示した次の標的はニックだった。ニックがグリムだと知っていたワイルドは、逮捕に現れたニックに挑発されても正体を明かさなかった。
拘留されたワイルドは看守を襲い脱獄し、ニック宅へ向かった。ワイルドは、ジュリエットにかかったニックからの電話をとりあげひとりで戻ってこいと告げた。そして、ニックが帰る前にジュリエットを殺そうとマンティコアにヴォーガした。
自然にヘクセンビーストに変身したジュリエットは、恐るべき力でマンティコアの尻尾をワイルド自身に突き刺した。ワイルドは自分の毒で死んでしまった。 自宅へ戻ってきたニックに、ジュリエットはワイルドが狙いを外しラッキーだったと説明した。
ニックはまたしても自宅でヴェッセンに襲われたジュリエットに「こんな目には二度と遭わせない」と謝った。ジュリエットは守るなんて無理だと言い、「自分は自分で守らなきゃ」とつぶやいた。
ポートランドへ来た王家
ヴィクトルとアダリンドがポートランドへやってきた。
ダイアナ(アダリンドの子供)がケリー(ニックママ)と一緒に居る事は、すでにヴィクトルもアダリンドも知っている。娘の行方も、それを捜す方法も知らないと言うレナードに、ヴィクトルは手段を駆使して捜せと命令した。
レナードはニックとハンクにアダリンドとヴィクトルが街に来ている事を知らせた。ニックは念のためケリーにメールで危険を知らせた。ケリーに届くかどうかわからなかったが、すぐにダイアナの画像を添付した返事が届いた。
ジュリエットの運命
ジュリエットの血液からヘクセンビーストの力を分析したヘンリエッタは、人間に戻る事は不可能だと判断した。ジュリエットの力は計り知れないもので、受け入れるしかないのだという。
感情のままヴォーガしてしまうジュリエットの頬をはたき、ヘンリエッタはヴォーガの制御を教えた。 ニックには話してないというジュリエットに、ヘンリエッタは「ヘクセンビーストとグリムは天敵だ」と言い、その方がいいだろうと話した。
程度によっては戻れる事もあるみたいなんだけど、ジュリエットの場合は『底知れぬヘクセンビーストの能力』を得てしまったということで、無理ってことらしいです。
これって、アダンリドからヘクセンビーストの力を奪ったように、ニックの血を飲ませるっていう方法でも無理なんですかね。偉大な(と勝手に思ってるんだけど)ヘクセンビーストのヘンリエッタが人間には戻れないと断言していたので、方法はない・・・のかな。どうなんでしょ。
ジュリエットはニックには秘密にしておくつもりみたいだけど、遅かれ早かれ告白しなきゃ・・・ですよね。レナードだけが知っているというのもマズいと思うし、突然変身されたらニックも腰抜かすと思う。
アダリンドがポートランドに戻ってきたと聞いたジュリエットは、復讐に燃えそうです。制御できないけれど、力ではジュリエットの方が上なのかな。・・・底知れないって事で。醜い姿は可愛そうだけど、蚊帳の外状態が多かったジュリエットが渦中の人になりそうで面白くなってきました。