グッド・ドクター～名医の条件～3 第14話「本当の自分」【あらすじ感想】

インフルエンサーの患者

ケイリーが訴える症状から、ショーンは様々な可能性を考えるが、アンドリュースは薬の処方だけで家へ返せと指示する。退院を促されたケイリーは納得せず、ショーンは「特定には37種類の検査が必要です」と律儀に説明する。「検査代なら払える」と訴えていたケイリーが発作を起こし、脳内シミュレーションで原因を特定したショーンは的確な処置でケイリーを救った。

インフルエンサーのケイリーは命とキャリアを救ってくれたショーンの画像をSNSへ投稿し、ショーンは“自閉症の外科医”として時の人になる。「情報を流す権利はない」とケイリーに抗議したショーンは、フォロワーにすべての判断をゆだねるケイリーの生き方を批判した。

ケイリーの執刀医は「研修医のうちに経験したい」と手を挙げたモーガンに決まる。リムとアンドリュースの指導下で行われた手術は成功するが、術中、ケイリーは脳虚血になった。ケイリーに問題はなく、リムはアンドリュースの意見に従い、ケイリーには「手術は成功」とだけ伝えると決める。ケイリーのSNS効果でスタッフの尊敬を集めるモーガンはご機嫌だが、モーガンが関節リウマチだと知っているグラスマンはミスの原因は関節痛だと確信する。

ネットの情報

メレンデスの下についたクレアとパクは、腹部の強い違和感で搬送されたシングルマザーのアンを担当する。3歳の娘マーラとふたりきりのアンは近くに頼れる人がおらず、クレアはソーシャルワーカーを手配する。ソーシャルワーカーを待つ間、マーラが「ママの病気は私のせい」と言い出したことで、尿路感染症に抗生物質が効かなかったアンが、医師の指導なしにネットの動画を参考に娘の便を移植したと判明する。

マヤを手術する一方で、メレンデスはマーラの便を検査する。検査の結果、マーラは心筋梗塞のリスクが高く、すぐに手術が必要な状態だと判明する。パクとクレアは、無事手術を終えたマーラをマヤの病室へ運ぶ。マーラには一生治療が必要だが長生きできると説明されたマヤは「私、バカやってよかった」と喜んだ。パクは無責任な情報を鵜呑みにしたマヤに納得していないが、メレンデスがマヤを正当化するクレアを支持した手前、何も言えなかった。

SNSの影響力

ケイリーのSNSの影響で、ショーンに取材依頼が殺到する。アンドリュースやメレンデスは反対するが、病院の良い宣伝になると考えるリムはグラスマンにショーンの説得を頼む。予想通り、ショーンに断られたグラスマンは、記事が与える影響について本気で考えるなら、ショーンが“雇うべき”と勧めたリアを面接すると取引をもちかける。

グラスマンとの約束を果たすため、ショーンはカーリーに助言を求める。カーリーの「自分が正しいと思うことをする」という意見にホッとした様子のショーンだが、「次はリアの意見を聞く」と席を立つ。リアの名前を聞いたカーリーは驚き、ショーンは「昨日リアとランチしたとき休職中だと聞き、グラスマンに面接を勧めた」と説明する。

リアへの嫉妬で苦しむカーリーは、「嫉妬してると認めれば克服できる」というモーガンの助言に従い、ショーンに“嫉妬してた”と打ち明け、ショーンは僕たちふたりで解決しようと返事した。

グラスマンとの約束を守り、本気で記事について考えたショーンが出した答えは「“自閉症のいい医師”じゃなく、“いい医師”として知られたい」だった。一方、雇うつもりもなくリアを面接したグラスマンは、思いがけずITに強いリアが必要だと気が付いた。

匿名の苦情

クレアとパクの論争を聞いていたメレンデスは2度もクレアを支持し、モーガンはクレアとメレンデスが仲良さげにジョギングしている姿を目撃する。そんなメレンデスとクレアの関係を疑問視する匿名の苦情がリムに届く。「話しにくい件なの」と、メレンデスに知らせたリムは対処を求めた。