Episode8 Wilmington
【ざっくりあらすじ】
トライオン総督の誘いを受け、ジェイミーとクレアはウィルミントンまで足を運んだ。ふたりは、息子を持つ親になったファーガスとマーサリと再会した。一方、ブリアナを追いかけ時を超えたロジャーもウィルミントンに到着した。
劇場での出会い
総督夫妻の誘いは、新たに建てられた豪華な劇場で芝居を見ることだった。ジェイミーとクレアを迎えた総督は、友人のファニングを紹介した。植民地議会で登記官を務め、民兵隊の指揮官と裁判官も兼任しているファニングは総督の“右腕”的存在だ。
しきりに腹部を気にするファニングは、転倒した際のケガが長引いているが、主治医から「そのうち治る」と言われていると説明した。妙な膨らみがあり、少し触っただけでも激痛が走ると聞いたクレアは「念のために診ましょうか」と申し出るが、総督は主治医に従うべきだと口をはさんだ。
そこにいる人物が『ジョージ・ワシントン』と教えられたクレアは息をのんだ。挨拶したいというクレアを総督夫妻はワシントンに紹介した。ジェイミーとともにワシントン夫妻に紹介されたクレアは興奮を抑えきれない。
マータフの危機
総督が『世直し団』に密偵を潜らせていると知ったジェイミーは穏やかではいられない。今夜、税金を運ぶ馬車を襲撃する世直し団の計画を利用して、総督は彼らを一網打尽にするつもりだった。その世直し団のリーダーはマータフだ。
芝居が始まり、マータフに知らせる方法を思案するジェイミーの隣でファニングが痛みに耐えている。ジェイミーは“触っただけで激痛が走る”と話していたファニングの腹を触り、騒ぎを起こした。ファニングをクレアに任せたジェイミーは、総督に気付かれないよう時間稼ぎをしてほしいと頼み、外へ飛び出した。
劇場の外では、芝居に辟易したワシントン夫妻が帰ろうとしていた。「妻の手術道具を取りに帰る」と説明したジェイミーをワシントンは馬車に乗せた。ジェイミーはファーガスのもとへ向かい、ファーガスがマータフに警告を伝えた。ジェイミーの伝言を受け取ったマータフは襲撃を中止し、総督の作戦は失敗した。
一方、劇場で緊急手術をすることになったクレアは冷静に指示を出し、総督を手術に参加させた。現れたファニングの主治医は手術をしているクレアを批判する。その主治医を止めたのは、命を救う手助けをした総督だった。大勢が見守る中、クレアは時間を稼ぎながら手術を終わらせた。ジェイミーは、ずっとそこにいたかのように手術を終えたクレアを労った。
『世直し団』を捕らえる作戦が失敗したことで、総督は劇の途中で退出したワシントンに疑いの目を向けた。
内々の結婚
ウィルミントンに到着したロジャーはブリアナを捜した。手がかりさえ見つからず頭を抱えるロジャーは、クロス・クリークへの行き方を訪ねる声に足を止めた。声の主はブリアナだった。
200年の時間を超えた再会はふたりを強く結びつけた。人目のない小屋へ入ったふたりは、互いの想いを確かめた。『スコットランド祭り』で「まだ覚悟できない」と断ったロジャーのプロポーズを、ブリアナは受け入れた。ハイランドでは聖職者が近くにいないときに『内々の結婚』をすると教えられたブリアナは、『内々の結婚』に賛成した。暖炉の炎に見守られ、ふたりは結婚を誓い合った。
幸せな時間は続かず、ロジャーがクレアの死亡記事を隠していたと知ったブリアナは激怒した。「時は超えられても、人の生死は変えられない」というロジャーの考えは、クレアを助けるつもりで時を超えたブリアナを傷つけた。「去っても止めない」と告げられたロジャーは、ブリアナを残し、去ってしまった。
宿に戻ったブリアナは、賭けを楽しんでいる男に腕をつかまれた。男はボネットだった。ボネットが「幸運の息を」と差し出した指輪は、クレアの指輪だ。「指輪が欲しいなら話し合ってもいい」と持ちかけたボネットを警戒せず、指輪を買い戻すつもりのブリアナはボネットに従った。奥の部屋へブリアナを連れ込んだボネットの目的はブリアナの体だった。必死に助けを求める声を聴いても、ブリアナを助ける者はいない。目的を果たしたボネットは、約束通り指輪で“代金”を支払った。
おちゃのま感想
ブリアナ、悲痛すぎます(泣)
どーして、ケンカしちゃうんだろう。
200年ですよ、200年。時を超える覚悟に比べたら、ロジャーのしたことなんて些細な事に思えるんだけど。ロジャーもねぇ。ドアの前で頭を冷やすくらいの懐の深さを見せてほしかったです。どこ行ったのさ。
それにしてもボネットはからんできますね~。ボネットは逃亡犯のはずだけど、そんな様子はありません。時代的に、逃げた囚人を捜すようなことはしないのかな。時間もお金もかかることだし。どうなんだろう?
クレアはこれまでにも歴史上の重要人物に会っているけど、今回のジョージ・ワシントンにはテンションあがってましたよね。ミーハーなクレアの一面でした。