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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 3 第1話「夜」【あらすじ感想】

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The Handmaid’s Tale

 

 

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Episode1 Night

【ざっくりあらすじ】
ギレアドに残ったジューンを見つけたローレンス司令官はエミリーを乗せた車まで送り届けようとするが、ジューンは「娘を置いていけない」と訴えた。ジューンはハンナを取り戻すため、侍女を逃亡させたローレンスを脅迫した。

 

 

ふたりの母親

大胆なジューンに驚きながらも、ローレンスはハンナがいるマッケンジー司令官の屋敷へジューンを連れて行った。

 

 

マッケンジーの屋敷に侵入したジューンは、以前森の屋敷で会った女中から「司令官は外出中で、妻は寝ている」と教えられた。用心してと忠告されたジューンはハンナの部屋へ急ぐが、侍女を追う守護者たちに屋敷が囲まれた。これから起きる恐怖をハンナに見せられないジューンは覚悟を決めた。ジューンはぐっすり眠っているハンナの腕にお守りを残し、投降した。

 

 

ジューンを連行する男を呼び止めたマッケンジーの妻は「娘を産んでくれたことには感謝するけど、もう終わらせて」と、ジューンに頼んだ。森の屋敷でジューンと会った後、ハンナは悪夢を見ていたのだ。娘の様子を尋ねられた妻は「彼女はとても幸せ」と答え、母としてジューンが知りたいであろうことを教えた。

 

 

「ここがあの子の家でよかった」と精一杯の感謝を伝えたジューンに、妻は「愛してるなら、もうやめて」と再度頼んだ。妻は、ハンナの目の前でジューンが殺されることを恐れていた。

 

 

 

ウォーターフォードの屋敷

ジューンはウォーターフォードの屋敷に戻された。処刑を免れるため、フレッドはニコールを誘拐したのはエミリーで、セリーナとジューンは止めようとしたと報告するつもりだ。

 

 

娘はどこだと詰め寄るフレッドを睨みながら、ジューンは「あの子は無事だと約束する」とセリーナに話しかける。しかし、ニコールの将来を考え、泣く泣く手放したうえ、逃がすための時間稼ぎまでしていたセリーナは、問題を起こした侍女にニコールを託したジューンを許せない。ギレアドに娘を奪われた気持ちがわかったかと問われたセリーナは泣き崩れた。「あなたが守ってくれると思ったのに」と涙を流すセリーナを抱きしめたジューンが言えた言葉は「神が守ってくれる」だった。

 

 

セリーナ同様、ジューンとニコールが逃げ延びることを願い、「外は危険」という理由でフレッドを侍女の部屋に閉じ込めていたニックもジューンを責めた。戻れば死ぬ運命が待っているとわかっていても、ジューンはハンナを置いていけなかったのだ。

 

 

翌朝。ジューンはいつもと違う空気に気づいた。廊下にたちこめた煙をたどったジューンは、燃えるベッドの前で呆然としているセリーナを見つけた。セリーナはフレッドが守りたいと言った家に火をつけたのだ。ベッドに撒いたアルコールは、フレッドに切り落とされた指を消毒するためのものだった。

 

 

 

エミリーの逃亡

ジューンからニコールを託されたエミリーの逃亡は簡単ではなかった。ローレンスの手配した車は国境を超えることはできない。上空を飛ぶヘリが監視する国境の川を、エミリーは泣き続けるニコールを抱いて渡るしかない。

 

 

自分の服でニコールを包み、用心深く向こう岸のカナダを目指していたエミリーは濁流に流された。岸についたものの、ニコールは泣き声をあげない。絶望したエミリーの腕の中でニコールが声をあげると、エミリーは亡命の意思を確認する男性に声をかけられた。そこはカナダだった。

 

 

リトルアメリカのセンターに呼び出されたルークとモイラの手にハンナの写真が届く。成長した我が子の姿に涙を流すルークに「奥さんに命を救われた」とエミリーが声をかけた。

 

 

 

新たな場所へ

セリーナの放った火でウォーターフォードの屋敷は焼失した。「元気で」という短い言葉だけで、ニックと別れたジューンは侍女のセンターへ戻された。ジューンを迎えたセンターのおばは「マッケンジー夫妻が許しても、償いは必要」と告げ、ジューンに罰を与えた。

 

 

おばの監視下で黙々と働くジューンにさりげなく近づいた侍女が「エミリーと赤ちゃんは逃げ切った」と囁いた。喜びに静かに浸るジューンに新たな任地が命じられた。「子孫に祝福を」というジューンの正しい挨拶に応じた声はローレンスだった。

 

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おちゃのま感想

4.0

シーズン3第1話は50分とは思えない内容の濃さでした。

 

シーズン2のラストの流れからして、不安要素しかないように思ってたんですが、違いましたね~。自分を守るためでもあったけどフレッドがエミリーに罪をかぶせたことで、ジューンもセリーナもニックもリタも守られました。

 

しかも、ウォーターフォード家が焼失したことで、新たな展開になりました。ローレンス司令官の本質は謎だと思っているのですが、ローレンスの妻はギレアド信者というより以前の世界の常識が通じる印象です。

 

今後、これまで物語の中心だったウォーターフォード家の面々がどんなふうに描かれるのか、興味津々です。とくにセリーナの今後は気になります。あの去ってゆくシーンだけでは想像できませんが、放火の罪に問われれば、セリーナには恐ろしい罰が待ってるはずです。

 

見どころが多かったエピソードでしたが、ギレアドに子供を奪われたジューンと、ギレアドに子供を授けられたマッケンジー夫人の母親対母親のシーンは両者の感情を抑えた演技が素晴らしかったです。

 

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