Episode6 A. Malcolm
【ざっくりあらすじ】
ジェイミーが意識を取り戻すと、そこにクレアがいた。夢でしか会えなかったクレアを目の前にしたジェイミーは、思わず「本物か」と尋ねた。あふれる感情を抑え、ふたりはぎこちなく20年ぶりのキスをした。
20年の報告
クレアは、まずジェイミーが知りたがった子供の報告をした。
子供は女の子で、ジェイミーの父ブライアンにちなんでブリアナと名付けたこと。初めて話した言葉は“犬”だったこと。ジェイミー似の赤毛で、ジェイミーのように寝ているときにほほ笑むこと。
ジェイミーは、クレアが未来から持ってきたブリーの写真を見ながら、感慨深げにゆっくりと娘の成長を追った。
ブリーの写真を見終えたジェイミーは表情を硬くし、息子がいることを知らせた。ジェイミーは息子のウィリーの肖像画をクレアに見せ、親と名乗れず幼い頃に別れたきりだと説明した。難しい事情を察したクレアは、愛した人との子供かとだけ尋ねた。ジェイミーはきっぱり否定し、母親はお産で死亡したと話した。その死に責任を感じるジェイミーは、愛してもなかった自分の罪は重いと表情を曇らせた。
クレアはフランクが数年前に亡くなったと話し、ブリーを愛情を持って育ててくれたと報告した。「君は幸せだったか」と心配そうに尋ねたジェイミーに、ブリーを育てるうえでフランクとの生活は幸せだったと答えた。
嬉しい再会と新たな出会い
外出するジェイミーに付き添ったクレアは、成長したファーガスと再会した。
死んだと思っていたクレアを見たファーガスは「奇跡」だと喜んだ。立派な青年に成長したファーガスの姿に感動しているクレアは、ファーガスの義手に気が付いた。とたんに顔をこわばらせたクレアに、ファーガスは「赤軍服との戦いで失った」と明るく説明した。
「ずっとどこにいたの?」と無邪気に問うファーガスに、クレアは「反逆者の妻だからアメリカへ渡った」と苦しい説明をした。
ファーガスと別れ、ジェイミーが連れて行った店で、クレアはジェイミーの仕事仲間ウイロビーを紹介された。思わずフレイザーを名乗りかけたクレアをさえぎり、ジェイミーは“マルコム”を強調した。中国から密航してきたというウイロビーとジェイミーの出会いの話は興味深く、クレアはすっかり気に入った様子だ。
ジェイミーの常宿
商談を終えたジェイミーは宿にしている娼館へクレアを連れて行った。娼館のマダムは女性連れのジェイミーに良い顔はしなかったが、ジェイミーは気にすることなくクレアを妻だと紹介した。
ジェイミーが娼館暮らしだと知ったクレアは戸惑いを隠せない。ジェイミーは、印刷屋で寝泊まりするより食事付のこちらの方が快適だとあっけらかんとしている。
夕食が届き、やっとくつろいだ雰囲気になった。思い出話から始め、ふたりは離れていた時間を埋めた。20年の隔たりがあってもふたりの愛情は変わらず、ジェイミーは愛した女性はクレアだけだと教え、クレアは満たされた笑顔を返した。
危険な商売
変わらぬ愛を確認したクレアは、ジェイミーに本当は何の仕事をしているのか質問した。ジェイミーは印刷屋を隠れ蓑にして酒の密輸をしていると打ち明けた。娼館のマダムもジェイミーの客で、マダムは酒の保管場所を提供してくれていたのだった。
翌朝。ジェイミーが仕事に出かけると、イアンと名乗る少年が訪ねてきた。イアンがジェニーの息子だと知ったクレアは、ジェイミーの妻のクレアだと自己紹介した。死んだと聞いていた叔母を見たイアンは「ラリーブロッホでは魔女だと噂されてる」と、納得したようだった。
娼婦の輪に加わり朝食をとっていたクレアを見たマダムは、顔色をかえクレアを部屋へ追いやった。クレアが部屋へ戻ると、男が侵入していた。クレアを娼婦だと勘違いした男は、見下した態度で探し物が見つかるまでベッドで待てと命じた。クレアがジェイミーの妻だと名乗ると、男は帳簿のありかを教えろと迫った。
おちゃのま感想 ★★★★
ふたりのこんなシーンはもうないんじゃないかろうかと思ったりもしていたのですが・・・ありましたね!
「ファンのみなさまお待たせいたしました~」
・・・というクレアとジェイミーの声が聞こえてきそうなほど、サービス満点のシーンでしたね~。しかも、1時間15分のスペシャルバージョン・・・( ̄∇ ̄*)ゞ
やはり、ジェイミーはただの印刷屋さんではなかったですね~。しかし、密輸業者より娼館住まいの方が衝撃度は強かったです。クレアでなくても、え~~~!と思ってしまう展開でした。
ドラマとは関係ないことなんですが、チャールズのその後は20年経っても知られてなかったんですね~。スコットランドへの思いは強いジェイミーにとっても、あの王子は過去の人・・・ですね。