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パーソン・オブ・インタレスト 4 第11話「戦略」| あらすじ感想

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Episode11 If-Then-Else

【ざっくりあらすじ】
サマリタンは株価を操作し始めた。株価は下落し、このままでは世界が混乱に陥ってしまう。フィンチ、リース、ファスコ、ルートの4人は、マシンが準備していたソフトをインストールする為NY証券取引所へ潜入した。しかし、サリタンの株価操作はマシンチームを捕らえる罠だった。

 

 

 

 

NY証券取引所

証券所の建物に潜入したフィンチたちは、サーバーのある地下を目指した。サーバー室に入るには、生体認証もしくは管理者コードが必要だった。別行動していたショウが、地下鉄に乗るセキュリティー責任者から管理者コードを手に入れる任務を任された。

 

 

ショウとセキュリティー責任者が乗る車両に爆弾ベストを着た男が現れた。男は株価暴落で財産を失い、自分の証券担当者を道連れに自殺しようとしていた。ショウはコードを手に入れる前に、爆弾男に対処しなければならなくなった。

 

 

 

サマリタンの罠

サーバーのある地下へ着いたルートに、マシンはサマリタンの戦闘員の存在を知らせた。サマリタンは9.11以降作られたテロ攻撃を受けた場合に備えたシステムを利用し、フィンチたちを地下フロアへ閉じ込めた。

 

 

 サマリタンの手下が迫る中、ルートの指示に従いフィンチたちは休憩室に逃げ込んだ。ドアには銃弾が撃ち込まれ、突破されるのは時間の問題だ。マシンがはじき出した残された時間は13秒。

 

 

 

最善の作戦

マシンはシミュレーションを開始した。成すべきミッションは、システムへのソフトインストールと、退路の確保。ごく短い時間で、複数のパターンをシミュレートするマシン。しかしどのパターンでもメンバーの犠牲が生じてしまっていた。

 

 

マシンはフィンチにチェスを通じて教わった「現実の人間は駒ではない。特定の誰かに価値を付与してはならない。誰かを犠牲にしてはならない。」という考えを基準にパターンを選び、ルートに連絡した。

 

 

マシンが最善と判断した戦術での生存率は、わずか2.07%。 マシンは、全員でまずシステム室へ向かう事を選択した。

 

 

地下鉄のショウは爆弾男を説得し思いとどまらせ、管理者コードを知らせてきた。 フィンチたちがソフトのインストールを無事終わらせると、株価が上昇し始めた。

 

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大きな犠牲を伴う使命

次は退路の確保。電力を操作しエレベーターを動かせるようにすると同時に、マルティーヌたちが迫ってきた。

 

 

エレベーター手前で狙撃され足止めされるフィンチたち。あと少しのところで逃げられない状況だ。マシンチームは弾切れになり、フィンチをかばったリースも負傷した。生存率は1.27%に下がった。

 

 

そこに地下鉄から駆け付けたショウが現れた。ショウの登場で、いっきに生存率が22.48%に上昇した。 ショウが持ってきた爆弾男の爆弾を使い、一同はエレベーターに逃げ込むことに成功した。しかしエレベーターは通路にある制御ボタンを押さないと動かない。ショウはルートにキスをし、通路へ飛び出した。

 

 

マルティーヌの銃撃を受けながら、制御ボタンを押すショウ。エレベーターの中ではルートが絶叫し、閉まり始めたドアの向こうでは銃弾を受け倒れたショウがいた。

 

 

閉まるドアの隙間から見えるショウの瞳には恐怖の色はなく、マルティーヌを鋭く見据え続けていた。 マシンがはじき出したショウの生存率は、0.000006%。 助ける手段はなかった。

 

 

 

おちゃのま感想

サマリタンの罠にはまったマシンとフィンチたち。
何度見ても悲しいエピソードです。

ショウらしく最後までマルティーヌを睨み、見据える強い瞳で幕が閉じる(エレベーターのドアが閉まる)演出。絶叫するルートの声を入れず、あえて音楽だけで表現された事で非常に印象深く心に突き刺さるシーンとなりました。

このシーンの「その瞬間と音楽」は、長い間忘れる事ができない・・・と思います。 今回はショウの事が大きすぎて、あまり感想も・・・なのですが、マシンがメインになったとも言えるエピソードだったと思います。

マシンのシミュレーション能力とその選択基準が描かれました。 残り時間(フィンチたちの生存危機まで)13秒から開始したシミュレーションで、最善パターンを選びだすマシン。この何度かパターンを選び直す手法で、ハラハラな前半部分でした。

そもそもマシンに感情があるのかどうかはわからないんですけど、数字を通してマシンの焦燥、期待、絶望が見えた気がします。

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