Episode2 Not in Scotland Anymore
【ざっくりあらすじ】
1745年、フランス。ジャレドの屋敷での生活は堅苦しいものではあったが、クレアたちは平穏な日々を送れるようになっていた。ジェイミーはジャレドに任されたワインの仕事も順調で、明るさを取り戻してはいたが依然ランダルの悪夢にうなされる日々だった。
チャールズ王子との出会い
ジャレドから手紙が届き、ジェイミーはチャールズ王子と会えることになった。
チャールズが面談場所に指定したのは娼館だった。 怪しげな場所でチャールズに会ったジェイミーとマータフは、真摯な態度でイングランド軍との兵力の差とスコットランドの現実を伝えるが、チャールズは王位奪還は「神の意思」だと言うばかりで考えを変えることはない。
チャールズがジェイミーに会った理由は、自分に代わりフランスの大蔵大臣デュヴェルネに会い、資金援助を取り付ける役目をさせるためだった。
屋敷に戻ったジェイミーとマータフからチャールズとの会談の報告を聞いたクレアは、軍資金が集まらなければ戦争も起こせないはずだと簡単に結論を出していた。
ベルサイユ宮殿へ
クレアは、親しくなったロアン侯爵夫人のルイーズの招きでヴェルサイユ宮殿に行ける事になった。ジェイミーやマータフも同行し、その宴で大蔵大臣のデュヴェルネと知り合う計画だ。
ベルサイユ宮殿で、ジェイミーは旧友のアナリスと再会した。 その昔、ジェイミーはアナリスを巡り男性と決闘をした事があるという。初耳の話にクレアは驚いた表情だ。アナリスはその男性と結婚したのだが、夫は天然痘で亡くなっている。
アナリスの紹介で王の支度をジェイミーとマータフも見学できる事になった。それは、排便する王との接見だった。多くの貴族が見守る中便秘に苦しむ王に、ジェイミーはスコットランド式朝食の「パリッチ」を勧めてみた。王は農民の食べ物は食べたことがないと辛辣だったが、ジェイミーは気分を害することなく「後悔はさせません」と穏やかに対応した。
ルイーズの力添えでクレアは大蔵大臣のデュヴェルネと会った。自分に都合良く解釈したデュヴェルネはクレアに強引に迫り、それを見たジェイミーに池に落とされてしまった。 すっかり酔いの醒めたデュヴェルネは、自分の無作法を謝りジェイミーたちと親しくなった。
不吉な再会
サンドリンガム侯爵の姿を見たマータフは、顔色を変え侯爵に詰め寄った。 ジェイミーに恩赦を与える約束をしつつ裏切った男だ。 ジェイミーがマータフをなだめ、もう過去のことだとその場を収めた。マータフもクレアもジェイミーに従って自制してはいたが、厳しい視線を侯爵からはずさない。
クレアとふたりになったサンドリンガムのもとに、若い男性が花火が始まると知らせにやってきた。若い男性はサンドリンガムの秘書で、ランダルの弟アレックスだという。クレアは驚愕を隠せず、あのランダルが生きているのかと確認した。クレアはじめジェイミーもマータフも、ランダルはジェイミー救出の際、牛の下敷きになり死んだものだと思っていたのだ。
クレアはランダルが生きていると知ったら、ジェイミーが復讐を優先させるのではないかと心配する。しかし、いずれにしろいつかは知るときが来るはずで隠し通せることではなかった。
おちゃのま感想
武骨なおじさんマータフが、粋なフランスに馴染めないとこや、クレアの姿にドキマギするとこなど。そしてジェイミーに対する忠誠心に。
シーズン1とは全く違う雰囲気で、ドラマの色合い(すごくカラフルになった!)や音楽も変わりました。退廃的な雰囲気漂うパリですね。
クレアは、もう未来へ思いを馳せることはなさそうです。
郷に入れば・・・という感じで、このフランスにも溶け込み自分なりに楽しんでいるみたい。
ジェイミーの仕事も順調のようだし、大きな使命さえ考えなければ、この人たちはここで穏やかに暮らせたのかも・・・と思ってしまう。
ジェイミーたちの思いはスコットランドの為なのだと思うけれど、あのチャールズ王子についていくのは・・・どうかと思うなぁ。