Episode2 Surrender
【ざっくりあらすじ】
1752年。カローデンの戦いから6年が過ぎた。イングランド軍はジェイミーの捜索を諦めず、執拗にラリーブロッホを訪れた。ジェニーもイアンもイングランド兵と波風立てず、森の洞窟で世捨て人のような生活を送るジェイミーを守っていた。
ラリーブロッホ
ラリーブロッホの土地はジェイミーの計画通りジェニーの息子が継ぎ、ジェニーとイアンには間もなく新しい子供が生まれてくる。大切な役割を果たしたファーガスもすっかりラリーブロッホの一員だった。
鳩小屋に銃を発見したファーガスはジェイミーの洞窟を訪ね、撃ち方を教えて欲しいと頼んだ。ファーガスは、ジャコバイトが次の反乱を起こすと信じ、その時は自分も戦うつもりだ。しかし、ジェイミーは「次はない」と言い、銃をもとの場所へ戻し二度と触るなと命じた。
不吉な予兆
ジェニーのお産が始まった頃、地代の帳簿付けを手伝うためジェイミーがラリーブロッホに現れた。
カラスを見た子供たちは「カラスは死の使い」という迷信を口にした。
赤ちゃんを守りたい一心のファーガスは、鳩小屋の銃でカラスを撃った。銃声を聞いたジェイミーは「二度と触るなと言ったはずだ」と、ファーガスから銃を取り上げ、その銃はジェニーの出産を知らせに来たメアリーが受け取った。
銃声の波紋
ファーガスの撃った1発の銃声は、離れた場所にいたイングランド兵の耳にも届いた。
イングランド軍のルイス大尉はジェニーの家に踏み込み、部下に銃を捜せと命令した。ジェニーは「武器を隠し持つようなマネはしません」と毅然とした態度でルイスに説明したが、ルイスは納得しなかった。
部屋の様子から出産を終えたばかりだと気づいたルイスは、銃ではなく子供について質問を始めた。生まれたばかりの赤ん坊のイアンは、ジェイミーの腕の中だった。息をひそめて赤軍服が帰るのを待つジェイミーは、そっとナイフの準備をした。
ジェニーは、とっさに「死産だった」と答え、その場をやり過ごそうとした。しかし、執拗なルイスはその遺体を見せろと要求した。
ジェニーの窮地を救ったのは、メアリーだった。ジェイミーから銃を受け取っていたメアリーは自分の夫の唯一の形見ということにして、兵士たちに提出した。メアリーの機転で、イングランド兵はやっとラリーブロッホから出て行った。
ジェイミーの守りたいもの
ファーガスが、イングランド軍のマグレガー伍長に手首を切られる事件が起きた。スコットランド人なのに赤軍服を着るマグレガーを嫌悪していたファーガスは、森で自分を尾行するマグレガーを挑発してしまったのだ。
事件を目撃していたジェイミーは、赤軍服が去るとファーガスに駆け寄り、以前クレアがしていたように傷を処置した。ジェイミーの早い処置でファーガスの命は救われたが、悲劇の一部始終を目撃しながらも、何もできなかったジェイミーは自分を責めた。
ジェイミーはイングランド軍に捕まる決心をした。反逆者をかばったという疑いを晴らすため、ジェイミーはジェニーたちに「便りが届き、弟の帰る日がわかった」とルイスに密告させた。そうすれば懸賞金も手に入り、ジェニーたちの暮らしの助けになるはずだ。
ジェニーは反対するが、ジェイミーは今も牢にいるのと同じだと反論し、イアンも今なら投獄されるだけで済むとジェイミーに賛成した。
ジェイミーが捕まる前日、洞窟にメアリーが現れた。メアリーとの結婚を勧めていたジェニーの思惑だと察したジェイミーはメアリーの誘いを断るが、メアリーは引かなかった。メアリーにジェイミーとクレアの絆を壊すつもりはなく、「他のものを分かち合いたい」というメアリーの思いをジェイミーは受け入れた。
クレアの生活
クレアとフランクは言葉通り夫婦として再出発した。
フランクは娘を可愛がり、ふたりは以前のような夫婦に戻ったかに見えた。しかし、フランクは今でもクレアの心にいるのはジェイミーだと気付いていた。
クレアは新しい生活に馴染むよう努力していたが、何かが欠けていると感じ満たされることはなかった。クレアは、医学部に入学した。
おちゃのま感想 ★★★★
ジェイミー側の時間が前回から6年経過しました。
今シーズンはジェイミー側の時間がどんどん進み、20年後のクレアまで追いつくのかな?
20年後以降でないと、再会はないはずですもんね~。
時は経ってもイングランド軍はジェイミーを捜しており、ジェイミーだけでなくジェニーたちも厳しい生活が続いておりました。ファーガスの再登場は嬉しいものでしたが、それにしてもヒヤヒヤ・・・((+_+))
ジェニー一家の暮らしや、ファーガスの事件のことを考えると、ジェイミーが家族のためにできることはイングランド軍に捕まることだけ・・・なんでしょうね~。家族を守りたいというジェイミーの思いや、弟を売ったジェニーの心情を思うと、見てても辛い気持ちになってしまいました(涙)
クレアの方も医学部へ進み、厳しい環境に身を置くことになりました。周囲の反発は、クレアにとってはおそらく良い刺激・・・だと思うな(´・ω・`)