Episode10 Heaven and Earth
【ざっくりあらすじ】
誘拐同然の扱いに怒ったクレアだったが、軍艦の感染を止めるため懸命に働いた。一方、強引にクレア救出に向かおうとしたジェイミーはアルテミス号のレインズ船長と衝突し、船底に監禁されてしまった。レインズは軍艦のレナード艦長からクレアをジャマイカまで預かると連絡を受け、ジェイミーには知らせず了承していたのだ。
ジェイミーの子供たち
監禁されてもジェイミーはクレアの救出を諦めず、アルテミス号を乗っ取ろうと考えた。乗組員の多くは船長の味方だと反対するファーガスに、ジェイミーはマーサリとの結婚をチラつかせ、脱出するため鍵を手に入れろと命令した。
いったんはジェイミーの指示に従おうとしたファーガスだったが、失敗すれば殺されると判断し思いとどまった。ジェイミーを檻から出したのは、マーサリだった。ファーガスから事情を聴いたマーサリは、人手が必要なレインズ船長を説得したのだ。マーサリはジェイミーに反乱は起こさないと約束させ、レインズはジェイミーを檻から出した。
マーサリにファーガスの思いを諭されたジェイミーは、ふたりの愛が本物だと理解した。ジェイミーは「俺に尽くしたようにマーサリに尽くせ」と言い、ふたりの結婚を許した。
感染源
軍艦でクレアの助手を務めるイライアスは、まだ14歳の少年だった。イライアスはクレアを助け、クレアを敵視する船の男たちから守った。そして、クレアの良き弟子となったイライアスの提案で、ラム酒を蒸留させ消毒用アルコールが造られた。
手を尽くしても感染は収まらず、クレアは患者第一号を調べた。艦長が保管している船医の日誌によると、大工のグループから発症し、その中でひとり生き延びたハワードが現在調理人の助手をしていることがわかった。クレアは感染が止まらない原因はハワードだと確信した。
クレアはハワードの隔離を決め、艦長もクレアの判断に従った。クレアが船に来て以来迷惑続きのコックは健康に見えるハワードを渡すことを拒んだが、艦長は強制的にハワードの隔離を命じた。
密告者
アルコールの飲みすぎで倒れたヤギの飼い主のヨハンセンの部屋で、クレアはヤング・イアンを拉致したポルトガル船と同じ帆を見つけた。情報が欲しいクレアは勝手に艦長の部屋へ入り、机の上にある日誌を確認した。
帆は別の船のものだとわかったが、そこにはジェイミーがお尋ね者でアルテミス号に乗っていることが書かれていた。艦長にジェイミーのことを教えたのはトンプキンズという人物だった。
クレアは第2の感染源かも知れないと嘘をつき、イライアスにトンプキンズを探してもらった。トンプキンズは収税吏パーシヴァルの手下で、ジェイミーの印刷屋に忍び込み扇動の雑誌を盗んだ男だった。艦長をアルテミス号に運んだトンプキンズは、そこでジェイミーを目撃したのだ。
トンプキンズは、クレアを襲ったバートンの遺体が発見されジェイミーが手配されたことを教えた。クレアはトンプキンズを第2感染源として隔離し、軍艦に来れば逮捕されることをジェイミーに知らせる方法を考えた。
友との別れ
感染源を隔離した成果が表れた頃、イライアスが発症した。クレアは発症しているイライアスを疲労だと思い、見過ごしてしまったのだ。意識が朦朧としているイライアスは、クレアを亡くなった母だと思ったまま息を引き取った。イライアスの水葬の支度はクレアが整えた。それはイライアスがクレアに教えた友としての務めだった。
ジェイミーを心配するクレアに手を貸してくれたのは、ヤギの飼い主ヨハンセンの妻アネカだった。アネカはヤギに草を食べさせるため上陸した際クレアを逃がした。しかし、港に向かったクレアは待ち構えていたレナード艦長に見つかった。艦長はクレアが日誌を読んだことを知っており、警戒していたのだ。クレアはジェイミーを見逃して欲しいと頼むが、レナードは報告せねば法に反すると断った。
アネカは諦めず、次の方法を考えた。真夜中の海に飛び込み陸を目指せと言われたクレアは無理だと感じたが、アネカは船賃まで用意してくれていた。今を逃したらご主人は縛り首になると言われたクレアは、アネカを信じ海へ飛び込んだ。
おちゃのま感想 ★★★
イライアスが悲しすぎて、つらい気持ちになっております…( ノД`)
あんなに健気に尽くしてくれたのに、クレアは気づかなかったんですね・・・
そして、アネカもまたクレアに尽くしてくれましたね~。真夜中の海に飛び込む方法は怖いケド。
海に飛び込んだクレアは無事ジェイミーのもとへ行けるのでしょうか。ここではぐれたりしないですよね~。
波乱続きで、ヤング・イアンのことを忘れてしまいそう・・・。