Episode3 Free Will
【ざっくりあらすじ】
トライオンに援軍を要請するノックス中尉といったん別れたジェイミーは、民兵を集めるためリッジへ戻る。歴史に残っていない世直し団の反乱は大事件にならないと考えるクレアの傍らで、ジェイミーは不安を募らせる。
出発
世直し団との戦いを阻止したいジェイミーは、多くの民兵を集めれば世直し団の戦意を奪えると考えている。郡の各所で民兵を集めながらヒルズバラへ戻るジェイミーの隊に、戦いには医師が必要だと主張するクレアと、大尉のロジャーも加わった。留守の間のリッジはブリアナに任され、クレアは弟子として成長しているマーサリにペニシリンのためのカビの観察を頼んだ。
リッジを離れたジェイミーは、クレアにボネットが生きていると教えた。ボネットの消息を調べていたグレイからの知らせで、再び密輸の仕事を始めたボネットがウィルミントンで目撃されたとわかったのだ。
ジョサイア兄弟
森で野営をしたジェイミーたちの食料を盗もうとした男は、リッジに勧誘したジョサイアの双子の弟ケザイアだった。ジェイミーに「守ってやるから、本当のことを話せ」と促されたジョサイアは、暴力をふるううえ食事も満足に与えない奉公先のビアズリーから逃げ出したと打ち明ける。リッジに誘われたジョサイアは、耳が不自由で森での暮らしができないため残してきたケザイアを迎えに行ったのだ。ケザイアの耳を診たクレアは聴力を失った原因は度重なる主人の暴行だと気づいた。
ビアズリーの“最初の妻”の話では、ジョサイアの両親と4人の姉妹はアメリカへ渡る船の中で亡くなり、身寄りのない兄弟は30年の契約でビアズリーに売られたのだった。正式にジョサイア兄弟を自由にするには、彼らの主人であるビアズリーから買い取る必要がある。民兵の募集をロジャーに任せたジェイミーとクレアはビアズリーの家を訪ね、夫は死んだと説明した妻はジョサイアたちを手放すことにあっさり同意する。追い返されそうになったジェイミーたちは契約書を求め、強引に家に入った。
妻の復讐
ひどい悪臭がする家の様子を訝しむジェイミーは物音がする戸を開け、隔離されていたオスのヤギを逃がしてしまう。ジェイミーがヤギを追いかける一方で、クレアは悪臭を放つ倒れたまま放置されたビアズリーを発見する。脳卒中と診断したクレアはビアズリーの体に痣を見つけ、虐待されていた妻が復讐するため生かしていたと確信する。
夫の処置を始めたクレアを見た妻は縄で夫を殺そうとし、止めようとしたジェイミーともみあった拍子に破水してしまう。クレアの手で取り上げられた赤ちゃんの肌の色は、ビアズリーの子供ではないと示していた。子供の父親が夫でないことを喜んだ妻はやっと事情を語り始めた。故郷のボルチモアからこの家へ連れてこられた妻は、ビアズリーの5人目の妻フランシスだった。
赤ちゃんを育てることに不安を感じるフランシスを励ましたクレアだが、この時代でブリアナが子育てすることに不安を感じている。クレアはブリアナたちを未来へ帰したいとジェイミーに話してみるが、家族が離れることを望まないジェイミーは受け入れず、「この話は忘れろ」と念押しした。
慈悲の心
翌朝、家の証書やジョサイアたちの契約書と共に生まれたばかりの赤ちゃんを残し、フランシスは姿を消していた。赤ちゃんを抱いたクレアを家の外へ出したジェイミーは、苦しんでいるビアズリーに情けをかける。まばたきで“殺してほしい”と伝えたビアズリーをジェイミーは楽な方法で旅立たせた。
父は脳卒中で亡くなったと姉のジェニーから聞いているジェイミーは、もし自分も同じようになったら慈悲を与えてほしいとクレアに頼んだ。
おちゃのま感想
繋ぎのように感じるエピソードでしたが、ジョサイア兄弟が重要人物になってゆくのかな?画面から悪臭が伝わってきそうなビアズリー家の様子に気持ちが駄々下がりしてるので、星が低めです。
クレアが言うように、この時代より未来で子育てしたほうがいいと思うけど、ジェイミーはこの時代の人ですものね。カローデンの戦いくらいの切羽詰まった状況にならない限り、受け入れないでしょうね~。このままだと戦争に巻き込まれること必至のロジャーが心配。史実を知っているブリアナはどう考えてるんだろう?この件は、ジェイミーというよりブリアナ次第のように思えます。
ジョサイア兄弟の契約書があるってことは、彼らを売った人がいるんですよね~。身寄りのない兄弟を売った人って誰?姿を消した妻も、どうやって赤ちゃんを産もうと思ってたの?疑問が沸々してますが、早々に記憶から消したいビアズリーの家の様子でした。