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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 2 第3話「配達」【あらすじ感想】

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The Handmaid’s Tale

 

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Episode3 Baggage

【ざっくりあらすじ】
ジューンがボストン・グローブの廃墟に身を隠して2か月が過ぎた。潜伏生活にも慣れたジューンは限られた空間の中にある自由を満喫し、過去の新聞や記者たちが集めた取材テープから“アメリカ”に起こったことの顛末を見直していた。

 

 

次の場所へ

ジューンが隠れ家を去る日は突然やってきた。ニックから「たぶんここを出られる」と聞かされていたジューンは、戸惑いつつも迎えのトラックに乗った。ジューンを倉庫のような場所へ運んだ男性は「ここで待て」という言葉だけを残し、立ち去った。

 

 

室内を見回したジューンは、街から取り外された多くの標識に気が付いた。ジューンが『セーラム』の標識に目を止めると、「君は良い魔女?悪い魔女?」と男が声をかけた。「捉え方は人による」と返事したジューンに、男は名前と母親の旧姓を質問した。「ジューン・オズボーン。母の旧姓はマドックス。」というジューンの答えを確認した男は、今後の計画を教えた。

 

 

まず、男がジューンを協力者の家へ送り、その後カナダから闇市場の荷を運んでいる男の飛行機で逃亡する手はずだという。場所は「ウースターの飛行場」で、飛行機が到着するのは明日の夜だ。男はジューンに地図を渡し、次の協力者の家から徒歩で飛行場へ行けと指示した。

 

 

携帯に届いたメッセージを見た男は血相を変え、突然「すまない」とジューンに謝り、焦った様子で立ち去ろうとする。「協力者の家がバレた」と説明されたジューンは、男の車の前に立ち、必死に助けを求めた。悲痛な涙を流すジューンを、男は見捨てることができなかった。

 

 

 

勇気と行動

男はジューンを自宅へ連れ帰った。男の小さな息子は突然の客を歓迎したが、ジューンが“侍女”だと知っている妻は表情をこわばらせた。ジューンは理不尽な妻の嫌悪を受け止め、「私なら死を選んだ」という言葉にも、「それも考えた」と静かに返事した。

 

 

「2時には戻る」と言い、信仰を示すため教会へ出かけた一家が5時になろうというのに戻ってこない。覚悟を決めたジューンは、妻の衣服を着て外へ出た。目指す場所は“ウースターの飛行場”だ。恐怖を悟られないようにジューンは周囲に紛れ、そこら中にいる守護者の目を欺き、電車で終点まで移動した。標識のなくなった世界で、ジューンの頼みは男に渡された地図だけだ。

 

 

追っ手を気にしつつ森の中を走るジューンは、すべてが変わった“あの日”を思い出した。ルークを撃つ銃声とハンナを奪われた記憶は、“ハンナを諦める”決心をジューンにさせた。

 

 

夜になり、聞いていた通り飛行機が飛んできた。乗客はジューンと司令官の運転手だという若者のふたりだった。ふたりの逃亡者を乗せた飛行機が滑走路を走り始めると、どこからともなく守護者の車が現れ銃撃を始めた。飛行機は飛び立つことができず、引きずりおろされたパイロットはその場で射殺された。隠れていた若者もジューンも逃げることはできなかった。

 

 

 

母の記憶

フェミニストの活動家で医師だったジューンの母は、クーデターが起こる前から危機感を抱いていたひとりだった。幼いころから闘う母を見て育ったジューンだが、ごく普通の人生を選んだ。懸命に育てた娘が安定志向になるなんてと嘆く母は、結婚よりも通りに出て闘う娘を望んでいた。

 

 

ジューンが母の姿を最後に見たのは、侍女の研修センターで見せられた資料フィルムの中だった。映像に映しだされたコロニーで働く女性は母だった。

 

 

 

モイラ

ギレアド(ギレアデ)からの亡命受け入れセンターで働き始めたモイラは、憔悴している男性を迎えた。もともと軍隊にいたという男性は体制が変わったのち“守護者”になり、自分の元恋人を含む多くの“性の反逆者”を処刑したと告白した。罪の重さに苦しみ、絶望している様子の男性に、モイラは「徐々に落ち着く」と励まし、カウンセラーのもとへ男性を案内した。

 

 

元守護者の男性に話した通り、モイラはルークたちとのカナダでの新しい生活に馴染み、落ち着いた生活を送っている。しかし、心の傷を癒すことはできず、苦しみは続いていた。

 

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おちゃのま感想 ★★★★

このドラマはホラーだったのかと思うほど、心臓バクバクになります。

 

潜伏を続けることもできないジューンの心情を思うと、恐ろしくて息がつまりそう。あと少しで自由になれたかもしれないのに、捕まってしまった(涙)

 

あのタイミングで守護者が現れたことを思うと、ジューンを自宅へ連れ帰った男性が拷問を受けたってことでしょうか。そこは描かれないと思うのですが、もしバレたのだとしたら、あの妻はジューンと同じ運命をたどりそうです。彼らが無事だといいのだけど・・・。

 

ところで、妻の衣服を着て飛行場へ向かうジューンのシーンで、街を出歩くのは女性だけだとわかりました。男性はどこで何をしている(させられている)のでしょうか。

 

回想シーンで、ジューンの母が登場しました。クーデター前から危険を察知しつつも、こんな時代になるとは予想してなかったんでしょうね。コロニーに送られたのちも闘ったのかな。

 

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