Episode1 The Battle Joined
【ざっくりあらすじ】
カローデンの戦いは、クレアが話した史実通り終わった。深い傷を負ったジェイミーは薄れゆく意識の中で湿原に立つクレアの幻を見た。一方、元の時代に戻り、フランクとともにアメリカへ渡ったクレアは生まれ来る子供のために精一杯生きようとしていた。
ジェイミーの戦い
クレアを未来へ送り返したジェイミーは、チャールズの指揮のもとカローデンで戦った。兵力の差は一目瞭然だったが、それでもチャールズは現実に目を向けることはなかった。
戦いの結末を知るジェイミーは、チャールズの命令を待たずチャンスがあるうちに攻撃をしかけた。そして、赤軍服の中に因縁のジャック・ランダルを見つけたのだ。互いしか見えないふたりは一騎打ちで戦い、ふたりともに傷を負った。ジェイミーに刺されたランダルはジェイミーに体を預け、ジェイミーもそのまま意識を失ってしまった。
イングランド兵は息のあるジャコバイト兵をひとりずつ殺して歩いていたが、赤軍服の下敷きになっていたジェイミーは殺されずにすんだ。ジェイミーが上にかぶさる男をどけると、その顔はランダルだった。
生き残りのジャコバイトを近くの小屋へ運んでいたマッケンジーのルパートがジェイミーを見つけた。ジェイミーはこのまま死ぬことを望んだが、ルパートは許さなかった。ルパートに抱えられたジェイミーから琥珀が落ちた。それは未来へ戻ったクレアがカローデンの資料館で見た琥珀だった。
救われた命
負傷者たちを連れて遠くまでは逃げれず、ルパートがジェイミーを運んだ小屋にもイングランド兵が現れた。
カンバーランドは反逆者全員を殺せと命じており、小屋にいるジャコバイトたちはひとりずつ射殺されることになった。ルパートは少年たちは見逃してほしいと頼むが、誰一人処刑を免れることはできなかった。
ジェイミーに別れを告げたルパートが刑場へ出て行き、銃声が鳴り響いた。処刑にジェイミーが名乗りを上げると、指揮していたメルトン卿は顔色を変え「赤毛のジェイミーか」と確認した。
ジェイミーが堂々と身分を明かすと、メルトンは「自分の弟はジョン・ウィリアム・グレイ」だと話した。それは野営していたジェイミーを襲ったメルトン子爵の次男と名乗った少年の名で、ジェイミーはその時グレイを見逃していた。
ウィリアムは「赤毛のジェイミーに命の恩を受けた」と報告しており、兄のメルトンがジェイミーを処刑することは弟の誓いを汚す行為だった。死を受け入れているジェイミーは「黙っていればいい」と言い、メルトンの部下も別人の名で処刑することを提案した。しかし、思案したメルトンは重傷で死が迫るジェイミーを荷馬車で運び出す指示を出した。
ジェイミーが目を開けると、そこにある顔は懐かしい姉のジェニーと義兄のイアンだった。ジェイミーはラリーブロッホへ戻ったのだ。
1948年 クレア
クレアとフランクは「過去の話はしない」という約束を守り、フランクが準備したボストンの贅沢な家で新たな生活を始めた。穏やかな生活を送りつつもクレアは現実の生活に慣れず、アメリカでも居心地の悪さを感じることが多かった。
生まれてくる子供はフランクの子として育てると決めていても、クレアは過去での出来事を忘れることができずにいた。苦しむクレアを見たフランクは「君は自由だ」と言い、本当に自分の望む道を選べと話した。そして、フランクは懇意にしている牧師に、ジェイミーについての調査を依頼することにした。
クレアの陣痛が始まった。病院の医師はクレアの意思に反して麻酔薬を使いクレアを出産させた。意識が戻ったクレアのもとに、赤ちゃんを抱いたフランクがやってきた。クレアはこれまで冷たく接したことを謝り、ふたりは「今、ここからが本当の再出発」と、キスをした。
ふたりの子供は、赤毛の女の子だった。
おちゃのま感想 ★★★★★
始まりました~!
第1話から息をのむ内容で、のめりこんで見入ってしまいました。
シーズン2のラストでクレアの時間がかなり進んでしまったので、どんなふうに描かれるのか想像できなかったのですが、飛ばしたクレアの時間が戻りましたね。
クレア側は過去から戻りフランクとアメリカで再出発するところからの始まりで、ジェイミー側はカローデンの戦い後から。
20年後までクレアはジェイミーが生き延びたことを知らずにいたので、ふたりの再会の日は遠いのだと思うのですが、そこは期待したいと思ってます。
ジェイミーがカローデンの戦いを生き延びた理由は、グレイ少年との縁だったんですね~。あの少年がそんなに重要な役割を担っていたとは・・・。
メルトン卿も高潔で恩義に報いる人でよかったです。メルトンさんは、またジェイミーと関わることになるんでしょうか?この人も縁がありそうですよね~。
ラリーブロッホに戻ったとしても、反逆者でお尋ね者のジェイミーは安全とは言えないと思うのですが、未来へ戻ったクレアの調べでラリーブロッホの土地は血筋に受け継がれたと記録されていたので、領地が取り上げられることにはならなかったんですよね。
今回はジャック・ランダルやルパートなど、シーズン1からの重要な登場人物が姿を消しました。(マータフは生き延びてると信じたいです!)カローデンの戦いを経たことで、大きな時代の流れを感じます。
またこの世界観に浸れるのかと思うと、ワクワクが止まりません( *´艸`)
『アウトランダー』ファンのみなさま、今シーズンもよろしくお願いします!