Episode9 The Devil You Know
【ざっくりあらすじ】
警察のデータを手に入れたドミニクは、イライアスの組織の内部情報、ビジネスパートナー、事業内容まで把握した。ドミニクはイライアスを捕らえる為、イライアスが頼るであろう人物にまで手を回していた。イライアスが金庫番のブルースを気にしていたと知ったドミニクは、ブルースがイライアスが闇組織のトップに君臨する鍵だと気がついた。一方、サマリタンのマルティーヌに見つかったショウは、ルートの助けで逃げ延びていた。
イライアスの金庫
ドミニクに追われたイライアスは、スカーフェイス（アンソニー）とリースを連れて改装中の自分のビルに逃げ込んだ。
ブラザーフッドに出入り口を固められたイライアスはペントハウスに向かった。ペントハウスには金庫が設置されている。イライアスが金庫に暗証番号を入れようとしていると、ブラザーフッドに追いつかれスカーフェイスが捕まってしまった。
ドミニクは、スカーフェイスとリースの命を保障する代わりにイライアスに投降を求めた。リースは反対するが、イライアスはスカーフェイスを助けるためドミニクの取引に応じるという。リースはイライアスを逃がした後にスカーフェイスを助けると約束し、イライアスに銃を持たせ脱出経路を探し始めた。
リースと脱出口へ向かうイライアスは、スカーフェイスとの出会いをリースに話した。ふたりは更生施設で出会い、似たような境遇から付き合いが始まったのだった。長きにわたる付き合いの中で、イライアスは何度もスカーフェイスに命を助けられていた。その恩に報いると言うイライアスは、リースを外へ出したところで、自分はビルに戻りドミニクに投降した。
スカーフェイスの献身
ドミニクはイライアスの金庫に興味を示した。そこに入っている物は、金以上の価値ある物だと信じるドミニク。暴行を受けても、縄張りと手下をやると言われても、スカーフェイスは金庫の暗証番号は知らないと言い続けた。
捕らえられたイライアスはスカーフェイスの解放を求めるが、ドミニクは金庫にこだわり取引に応じない。イライアスに暗証番号を吐かせる為、ドミニクはスカーフェイスの声をイライアスに聞かせた。スカーフェイスは逃げられない事をイライアスに知らせ「終わらせてくれ」と口にした。
イライアスは決意した表情で、ドミニクに暗証番号を知らせた。何かおかしいと感じたドミニクが金庫を開けるのを止めるよう連絡するが間に合わず、金庫は開けられた。金庫はイライアスが万が一の時に備えて仕込んでいた爆弾だった。爆発と同時に、リースがイライアス救出に現れた。イライアスはリースに助け出されたが、金庫の部屋にいたスカーフェイスはその後姿を見る事はなかった。
イライアスにしてやられたドミニクは、イライアスを守るチーム（リース、フィンチ、ショウ）が何者であるか調べると決めた。イライアスの部下でもなく、警察組織でもなく、犯罪集団でもない彼らに、ドミニクは強い関心を抱いた。
サマリタンに特定されたショウ
ショウは地下で隠れる事を拒み、リースたちを助けに行こうとする。ショウを止められないルートは、今回だけだと言いショウを連れ出した。ルートはショウを別の場所へ連れて行き、鎮静剤を使いショウを眠らせ、地下基地へ連れて帰った。
マルティーヌは、ショウとルートの逃走に手を貸したファスコに探りを入れることにした。警察署を堂々と訪ね、偽の身分で捜査についてファスコに質問するマルティーヌ。ファスコも堂々とした態度で、マルティーヌをうまくあしらっていた。
グリアはマルティーヌに部下を付け、ショウを徹底的に追跡する命令を下した。
おちゃのま感想
マフィアのボスのイライアスがここまで重要人物になるとは、登場した当初は想像できなかったです。
しかもルート同様、フィンチやリース側の人間で、“友人”と呼び頼れる間柄になるとは。
イライアスは片腕のスカーフェイスを失ってドミニクに対抗できるんでしょうか。逃亡犯でもあるわけだし、ドミニクだけでなくサマリタンにも見つかるわけにいかないですよね。手下はいっぱいいるのかも知れないけれど、スカーフェイスを亡くしたのは大きな痛手だと思います。
サマリタンにバレてしまったショウは、今後は地下に潜るしかないのだけど、じっとしているタマではない。ルートに鎮静剤を打たれ眠るショウを見ているフィンチとリースのシーン。サマリタンの事を心配してるのだけど、目覚めた後のショウの大暴れも心配しているという家族的なシーンでした。和みました(#^.^#)