Episode6 Off Radar
【ざっくりあらすじ】
意味不明な言葉でうわ言を叫んだカルは高熱で入院した。カルのうわ言を聞いたサンビは、828便の機内で聞いた言葉だと気づく。ベンが作った828便の座席リストから、その言葉を話していたのはブルガリア人のマルコ・バラリエフだとわかる。ベンの調査では、現在マルコは行方不明だった。
消えた乗客
サンビは、後ろに座っていたアナ・ロスという女性が英語のできないマルコを助けていたと思い出す。カルのそばを離れられないベンに代わりアナと会ったミカエラは、記録では徒歩で空港を出たことになっているマルコが政府が用意した施設へ移送するバスに乗ったと教えられた。アナによると、カルのうわ言は『助けて』という意味のブルガリア語だった。
ミカエラに「施設を捜し出せ」と指示するベンの声を聴いたグレースは、乗客を捜している理由を問いただす。「君は信じないだろう」としか言えないベンに、グレースは「今ならなんでも信じる」と言い、ベンは不思議な“声”のことを打ち明けた。グレースは、以前カルが倒れたとき感じた孤独を思い出した。当時、ベンはカルの治療法探しに没頭し、グレースを遠ざけたのだ。「お願いだから、父親でいて」と懇願されたベンは、マルコの捜索をミカエラに任せた。
農場の秘密
ミカエラは市警の記録を調べた。記録には『空港を出た4台のバスを政府の施設まで護衛した』とあるが、実際その場で当局の指示を通訳したアナは5台だったと覚えている。マルコが乗ったバスは記録にない5台目だ。ミカエラの報告を受けたベンはニュース映像を確認し、5台目のバスに乗った11人が消息不明だと突き止めた。その11人は、いずれも外国人か身寄りのない人たちだった。消えた5台目のバスが通ったルートの見当をつけたベンは、バスを隠せる大きさの農場を特定した。
「ジャレッドと行け」とベンに忠告されたミカエラは「消息不明の乗客がカルと関係がありそう」と事情を説明し、ジャレッドに「力を貸して」と頼んでみる。一度は「俺を巻き込むな」とつっぱねたジャレッドだが、政府のバスに乗った行方不明の11人を捜すと言うミカエラに付き合った。
ベンが特定した農場を訪ねたミカエラとジャレッドは、ドローンで監視し、武装した警備のいる農場を見つけた。農場にある納屋の赤いドアは、カルの「赤いドアは嫌だ」といううわ言と一致する。ミカエラは赤いドアの前に立つ女性の姿を撮影した。
カルのために
依然、カルの熱は下がらない。主治医のウィリアムズは抗生物質を使うことを勧めるが、抗生物質を使えばカルは治験に参加できなくなる。ベンは「カルの発熱の原因は、僕らの知りえない何かだと思う」と訴えてみるが、いずれにしても熱を下げない限りカルは危険な状態だ。
ミカエラから農場の写真を受け取ったベンは大胆な行動に出た。NSAのバンスを訪ねたベンは、農場の写真をつきつけ、マルコに会わせろと迫る。しかし、農場もマルコの行方もバンスはつかんでいなかった。
ベンを追い返したバンスは、ベンが示した11人の行方不明者全員の消息を部下に調べさせ、国土安全保障省の資料のウソに気づく。ベンが置いていった農場の写真に写るレナ・ラスムッセンは、今日ノルウェーの北極圏の町で目撃されたと報告されているのだ。報告のウソを知ったバンス自ら農場へ向かう。農場はもぬけの殻だったが、バンスは人体実験の証拠を発見した。
その頃、熱が下がったカルの意識が戻った。ウィリアムズは「運よくウイルスに勝った」とグレースに説明したが、本当の理由は違う。カルの熱は下がったものの、マルコを助けられなかったベンは“呼びかけ”の真意は「まだ終わってない」と感じている。
呼びかけの意味
農場に付き合ったジャレッドは、ミカエラに説明を求めた。言い逃れや中途半端な説明はやめろと言われたミカエラは「聞こえたり、見えたりする」と打ち明け、“声”は私たちに問題を解決させようとすると説明した。
署へ戻ったミカエラは農場を調べ、2週間前に農場を購入した会社の株主が『ユニファイド・ダイナミクス・システムズ(UDS)』だと突き止めた。乗客移送用のバスを政府に貸し出したものUDSだった。
おちゃのま感想
企業がからんできましたよ~。
UDSは828便の失踪にもからんでるんでしょうかね?人類の技術や能力で飛行機丸ごと5年半の時空を超えて…なんてできるとは思えないんだけど~。いずれ明かされるでしょうか。
ドラマ開始時から憎らしいほど乗客を疑っていたバンスは、UDSの動きに全く気づいてなかったんですよね~。バンスにこの謎が解けるのか、怪しいものです( 一一)
早くもグレースとジャレッドが謎の呼びかけをことを知りましたね~。ジャレッドはミカエラを支えてくれそうな気がするけど、グレースはどうだろう?今のグレースにとって、ダニーのほうが精神的な安らぎのような気がします。大丈夫かな~。