Episode6 Best Laid Schemes…
【ざっくりあらすじ】
慈善病院を手伝っている王の死刑執行人フォレから「王が黒魔術を行う者たちとその関係者を処刑する」と聞いたクレアは、レーモン(懇意にしている店の主人)に至急街から出て行くよう忠告した。レーモンは感謝しつつも、自分に危険を知らせたクレアの身を案じていた。ジェイミーはクレアの望み通りランダルとの決闘を取り消した。
分かち合う秘密
ジェイミーからランダルとの決闘を取り消したと聞いたマータフは、その理由を説明しないジェイミーやクレアに怒りを抱えていた。これ以上マータフに隠す事はできず、ジェイミーとクレアは真実を打ち明けることにした。
クレアが未来から来た人間だと聞いたマータフは、最初から打ち明けてもらえなかった鬱積をジェイミーを殴る事で晴らし、クレアの秘密を受け入れた。
ジェイミーがランダルとの決闘を延期したのは、単にクレアに「命の借りを返せ」と言われたからではなかった。ジェイミーはチャールズの計画を阻止できないかも知れないと感じ始め、自分がこのまま反乱に巻き込まれた場合、クレアを未来へ帰すつもりだった。クレアと子供を託せるフランクはジェイミーにとっても存在していて欲しい人物だったのだ。
危険な作戦
サンジェルマンの仕入れるワインにクレアが作った天然痘に似た症状を引き起こす薬を仕込むことになった。
クレアの薬は効果を発揮し、サンジェルマンとチャールズは緊急事態だとジェイミーを呼び出した。ふたりは、疫病の発生が発覚する前にワインをジェイミーの倉庫へ移送すると焦っていた。ジェイミーは反対することもできず、チャールズの指示に従う事になったが、ジェイミーを信用しないサンジェルマンも移送に付き合うことになってしまった。
次なる妨害作戦は、マータフ率いる盗賊が移送中のジェイミーたちを襲撃しワインを奪う計画だった。
マータフは着慣れないフランス風な服装に着替え、金で雇った男たちと覆面をしてジェイミーとサンジェルマンが運ぶ馬車を襲った。ジェイミーはマータフたち賊に従い抵抗しないが、サンジェルマンはマータフに銃を向け荷を守ろうと必死だ。マータフとサンジェルマンの睨み合いが続き、ジェイミーがサンジェルマンに飛びかかると同時にマータフが発砲し、ジェイミーがサンジェルマンの命を救った形になった。
結局、積荷を盗まれたサンジェルマンは、秘密裏に移送したにもかかわらず、都合よく賊が現れ迷うことなく積荷を盗んだことに疑念を抱いていた。ジェイミーを疑うサンジェルマンに、チャールズは「ジェイミーは君の命を救ったのだろう」と諭し、これでは神にも王にも顔向けできないと涙を流していた。ジェイミーの計画は成功だった。
避けられない決闘
チャールズが娼館のツケを支払えず問題を起こしていると連絡を受けたジェイミーは、ファーガスを連れて娼館へ向かった。
ジェイミーを待つ間、客室の香水を物色し得意の盗みをしてしまったファーガスの後ろで、静かにドアが閉められた。
体調を崩し慈善病院で一泊したクレアが屋敷に戻ると、使用人たちの様子がどこかおかしくただならぬ雰囲気が漂っている。スゼットに娼館でジェイミーとイングランドの将校がもめ事を起こし今ブローニュの森にいると聞いたクレアは、体調が悪いにもかかわらず屋敷を飛び出した。
森ではジェイミーとランダルが決闘の真っ最中だった。声をかければ命にかかわる真剣勝負に、クレアは見守るしかない。クレアはジェイミーかフランク、どちらかを自分は失う事になると戦慄し、体に異変を起こしてしまう。
ジェイミーがランダルの股間に剣を突き刺し、勝負は決まった。その時、誰が知らせたのか憲兵が現れジェイミーは逮捕されてしまう。クレアは激痛を抑えジェイミーの名を叫ぶが、憲兵に取り囲まれたジェイミーはクレアのもとに行くことはできなかった。
おちゃのま感想
チャールズの反乱以前に、ジェイミーたちが危うい状況です。
ジェイミーの決闘がバレてしまった事、王の死刑執行人の言っていた魔女狩りのような事、サンジェルマンの疑心。このままパリにいるのはまずいんじゃなかろうか。サンジェルマンは、あんなに睨み合ったマータフの目を忘れるはずないと思うし。
決闘は死罪になる事もあると言っていたけれど、今回もデュヴェルネが助けてくれるのでしょうか。しかもランダルにとどめを刺す事はできず、股間攻撃したのみ。牛たちに轢かれても生き延びたランダルですので今回も生き延びるはず。
出産間近っぽいクレアは、第1話の未来へ戻ったシーンではお腹はふくらんでなかったので、この妊娠とは別の子を宿して未来へ帰ったって事ですよね。なんか嫌な出血してたし、お腹の子どもは大丈夫なのか心配。
ジェイミーがランダルと決闘する事になった理由は、ファーガスがランダルの餌食になったって事ですよね~。ファーガス大丈夫だろうか。このところすごく可愛い姿で和ませてくれてただけに・・・恐ろしい事になってそうでこれまた心配。