Episode5 Untimely Resurrection
【ざっくりあらすじ】
晩餐会の乱闘で憲兵に連行されてしまったジェイミーとマータフは、デュヴェルネの計らいで無事釈放された。今回の事件でメアリーの婚約は破談になるはずで、メアリーはアレックスと結婚すると嬉しそうにクレアに話した。クレアは、メアリーとジャック・ランダルが結婚しないとフランクが生まれないと危ぶみ、アレックスが自ら身をひくように仕向けてしまう。
新たな資金源
ジェイミーの晩餐会は散々な結末となったが、サンドリンガムはチャールズへの支援を取りやめ本来の目的は果たすことができた。
サンドリンガムの支援を期待できなくなったチャールズは、新たにサンジェルマンと手を組んだ。チャールズはサンジェルマンのワイン貿易に出資し、その利益を反乱の資金にあてようと考えていた。そして、うまくいけばフランスが支援に乗り出すだろうと目論んでいる。
チャールズはジェイミーに仕入れたワインを売りさばけと命じ、ジェイミーは不本意ながらもサンジェルマンと商売をすることになってしまった。
ジェイミーからサンジェルマンと手を組むことになったと聞かされたクレアは、資金を得られなくするためには船を処分すればいいと簡単に言う。クレアはサンジェルマンの船からペストが出ればまた船は処分されるだろうと考え、ペストに見せかける方法を探るつもりだ。
不穏な再会がもたらすもの
サンドリンガムの馬を見立てる事になったジェイミーは、クレアを伴って王室の厩舎へ来ていた。
途中、気分が悪くなりひとりで過ごしていたクレアに、ジェイミーの旧友アナリスが声をかけた。アナリスに誘われ庭園を散歩していたクレアは、ジャック・ランダルと再会した。クレアは気分がすぐれないとその場から逃げようとするが、アナリスはジェイミーを呼んでくるとクレアが止めるのも聞かず行ってしまった。
ランダルと対峙したクレアは憎しみを向け、ランダルを罵った。ランダルはクレアとの偶然の再会を面白がっている様子で、余裕の表情だ。そこにルイ王の一行が近づき、クレアに声をかけた。ルイ王はクレアとの再会を喜び、クレアはランダルを王へ紹介した。
ジェイミーが駆け付け、ランダルと再会した。ランダルを見ても、ジェイミーは王の前で冷静な態度だった。王はイギリスの軍服を着るランダルを揶揄し、ジェイミーたちの前でバカにした態度を取り楽しんでいた。
ランダルとの別れ際、クレアを待たせランダルに話しかけたジェイミーは決闘を申し込んだ。これで、いよいよランダルとの決着がつけられることになる。
フランクへの想い
クレアは襲撃犯はランダルだと嘘の告発をし、一時的にランダルをバスティ-ユに投獄した。クレアはなんとしてもジェイミーとランダルの決闘を阻止したかったのだ。
屋敷に戻ったクレアは、ジェイミーに決闘は止めてくれと懇願した。最初は決闘がバレれば死刑になるとジェイミーの身を案じていたクレアだったが、ジャックとメアリーの間に生まれる子供がフランクの先祖になると話し、あと1年だけ待って欲しいと頼むのだった。
フランクには何の罪もないと必死に訴えるクレア。ジェイミーは「奴を殺すなと言うなら、その手で俺を殺せ」とナイフを自分の胸にあてクレアに迫る。クレアは、これまでジェイミーの命を二度救った借りを返して欲しいとまで言い、決闘を思いとどまらせようとした。
ジェイミーは「借りは返す」と言い、きっかり1年待つと告げた。クレアの望みを受け入れたジェイミーはクレアに触られる事を拒み、その瞳は冷ややかだった。
おちゃのま感想
フランクを案ずるのはわかるのだけど、メアリーとアレックスを引き裂くあたり・・・なんか嫌な感じ。
「命の借りを返せ」とまで言われたジェイミーは、クレアに従ったけど納得してないだろうし。クレアとジェイミーの関係も危うくなりそうな雰囲気。
クレアは大きな歴史を変える事には抵抗なさそう(むしろ首謀者)で、チャールズの反乱を阻止した場合の未来は想像してないみたいなんだけど・・・それってどうなんだろう。
フランクの未来を思いやれるなら、これも悩むべきポイントだと思うんだけど。
今回は、便秘が治ったのかご機嫌な様子でランダルをもてあそぶルイ王がわたしのツボでした。