Episode7〜8
第7話 ロミオ(Romeo)
第8話 元の場所(Full Upright and Locked Position)
【ざっくりあらすじ】
サムに続きアナ・ロスも殺害された。捜査する登録局は強盗だと考えるが、Xのような印から血が流れる呼びかけを見たミカエラは乗客を狙った連続殺人だと確信する。一方、道に倒れていたカルを介抱したジークは、家族もサンビも拒否するカルをサンビの元カノ、腫瘍専門医のアレックスのもとへ連れて行く。
連続殺人の容疑者
乗客を狙った連続殺人だと確信するミカエラとジャレッドは、すでに警察が調べたサムの自宅を訪ねる。ふたりに声をかけた女性の話から、殺されたサムとアナの共通点は『エデンを誘拐したアンジェリーナを手助けした』ことだと判明する。
アンジェリーナを疑うミカエラたちは、ミカミの情報をもとにアンジェリーナの母ノエルを訪ねる。しかし、コスタリカで監禁していたアンジェリーナを連れ去ったミカエラを見たノエルは「娘が人を殺したのはあなたたちのせい」と怒り、取り付く島もない。そんな中、3人目の乗客が殺される。
自宅に戻り、ベンと呼びかけを見直したミカエラは、呼びかけの印はノエルの家で見た十字架だと気づく。ノエルが犯人だと確信する中、血相を変えたジャレッドがやってくる。3人目の被害者バイオレットと一緒にいるガブリエル(カル)の姿を捉えた防犯カメラ映像を入手した警察は、ガブリエルを容疑者と特定したのだ。
カルがバイオレットと一緒にいた理由は、診察を引き受けてくれたアレックスに気を紛らわせるようアドバイスされたからだった。エイドリアンの保護施設で出会ったバイオレットと初めてのデートを楽しんだカルは、バイオレットから、1年前、何者か知らなかったアンジェリーナを助けたと打ち明けられていた。
犯人の正体
登録局へ連行されるカルにはベンが付き添い、ミカエラは犯人の標的になるはずのエイドリアンが宿泊しているモーテルを訪れる。エイドリアンはノエルに拉致された後だったが、ミカエラは同じモーテルに宿泊していたイーガンをしぶしぶ連れ帰る。
ミカミが調べたノエルの情報と、イーガンが見た“黒カビの呼びかけ”をヒントに、監禁場所を特定したミカエラたちはエイドリアンを救出し、エイドリアンを殺そうとしていたノエルを捕らえる。しかし、ノエルにはバイオレット殺害時刻のアリバイがあり、共犯がいると判明する。
その頃、自宅でエデンを寝かしつけていたジークは激しい感情を読み取る。侵入者がいると知らされたオリーブは確認に来た警官を自宅に入れるが、警官はアンジェリーナの父親だった。正体がバレた父親はジークの脚を撃ち、エデンを探す。「エデンは天使ではないと娘に知らしめる」と言う父親を、オリーブは窓から突き落とした。
ベンとカル
逮捕されたガブリエル(カル)は指紋とDNAを採取されることになり、失踪したカルだと特定されるのも時間の問題だった。なすすべもなく登録局で待機するベンは呼びかけに導かれ、乗客のラッド(シーズン1第2話)と再会する。
冤罪の人を救う活動をしているラッドと共に呼びかけを解いたベンは、カルを診察したアレックスにたどり着く。カルの再発を知ったベンは愕然とするが、アレックスとラッドの手助けでカルはDNA採取を免れた。
オメガ・サファイア
エデンへの呼びかけに導かれ、“アルナイ神経科学研究所”にいる少佐に廃人にされたマルコたち乗客(シーズン1第9話)を見つけたベンは、サンビを呼び出す。
施設で唯一彼らを気にかけている看護師の協力でカルテを調べるサンビに呼びかけがある。マルコたちのカルテからまっすぐ上に向かう光の呼びかけを見たサンビは、彼らを実験に使った少佐が“神の周波数に合わせる方法を見つけた”と考え、バンスにその研究資料を取り寄せてもらう。少佐の実験という名の拷問に関わったことを後悔しているグプタも協力し、データを調べたサンビは、少佐が“特定の”サファイアを探していたと知る。
サンビは少佐が探していたサファイアのデータをオリーブへ送り、様々な文献を調べたオリーブは呼びかけを引き起こすサファイアは“オメガ・サファイア”と呼ばれるものだと特定する。そんな重要な発見をしたオリーブのもとにTJが帰ってくる。エジプトでオメガ・サファイアを探していたTJは、NYに現存している可能性を突き止めたのだ。
一方、成果はなかったが、サンビの実験に協力したイーガンは、“彼を助けろ”という最初の呼びかけを思い出す。サンビたちが探すオメガ・サファイアの在処に見当をつけたイーガンは、最初の呼びかけが導いた“オメガの石工寺院”を密かに訪ねる。
おちゃのま感想
独善的な信仰心を持ったアンジェリーナは、あの親にしてこの子あり・・・でした。何度もアンジェリーナを助けながら裏切られてるエイドリアンも、今回ばかりはアンジェリーナの本質を見極めたかな。逃亡中のアンジェリーナに手を貸す人は、もはやいないと思うのだけど、しぶといのでベンたちも油断できません。
やはりカルは再発してました。ガブリエル=カルだとバレずに済んだけれど、ストーン家はまたまた大変な試練と向き合うことになりそうです。ストーン家の良い面に目を向ければ、カルとベンの間にあったわだかまりがなくなり、エデンが家族に馴染んでいたことでしょうかね。
グプタさんや、懐かしの乗客が再登場してますが、ちょっとツッコミたいことがひとつ。
「マルコのこと忘れてたんかーい(泣)」
フィオナがデイリー機長と消えて以来、どうなってるんだろう?とすんごく気になってたんです。あまりに触れられない件だったので、きっとバンスあたりが介護スタッフを手配して、多忙なベンも気にかけてるんだろうと自分なりに納得してたのに・・・違ったのね。マルコとベンの再会は感動的に描かれてたけど、わたしはベンの薄情さにがっかり。
そんながっかりした心を上向き修正してくれたのは、再登場のTJです。大人な雰囲気になって戻ってきてくれました〜。シーズン3では揺れてたけれど、オリーブはTJを待ってたんですね〜。謎一辺倒な展開になってるので、ふたりの恋愛をサイドストーリーとして描いてほしいな。(*´ω`*)