Episode8 The Fox’s Lair
【ざっくりあらすじ】
ラリーブロッホで穏やかな生活を送るジェイミーに一通の手紙が届いた。チャールズはジェイミーに断りもなく、スチュアート家の復位を支持する正式な宣言書にジェイミーの名を連ねていた。正式な文書となった今、チャールズが勝利しない限りジェイミーは反逆者となり処刑は免れない。ジェイミーは反乱を成功させる為、疎遠なうえに全く信頼できない祖父ラヴァット卿に協力を求めることにした。
再会
ジェイミーとクレアがラヴァットの城に着くと、そこにはマッケンジーのコラムがいた。
過去2度の戦いで懲りたコラムは、今回は中立を貫くつもりでジェイミーと反対の立場だった。
クレアはコラムとの再会に不快な思いを隠せない。魔女裁判にかけられたのはコラムの責任でもあると考えるクレアは、コラムを責めた。コラムはクレアを嵌めたリアリーには体罰を与えたと話した。
屋敷にはコラムに付き添い、メイドとしてそのリアリーも来ていた。 クレアと再会したリアリーは許しを請うが、クレアは「神に赦されたいのなら他の方法を探して」とあしらい、ジェイミーに至っては完全に無視をしていた。
ジェイミーの祖父ラヴァット
ジェイミーの祖父は、噂通りの日和見主義で女癖の悪い人物だった。 晩餐の席で、ジェイミーがみんなを鼓舞する一方で、コラムがそれに水を差す。
コラムは態度のはっきりしないフランスの援助の件を持ち出し、うまくラヴァットを反乱不参加派へ誘導しようとしていた。
ジェイミーはラヴァットとふたりきりで話し合いを持つことにした。 ラヴァットが反乱に加わる見返りにジェイミーに求めたのは、ラリーブロッホの領地だ。反発するジェイミーに、ラリーブロッホを差し出さなければクレアを襲うと匂わせるラヴァット。ジェイミーはラヴァットの脅しにひるむことなく、クレアは「白い魔女」だと言い、もし襲ったならその男の陰部は朽ち果てると逆に脅しをかけた。
白い魔女の策
クレアは ラヴァットの息子サイモンが気に入っているリアリーを使い、サイモンを味方につける策を思いつく。息子が反乱に参加するとなれば、さすがのラヴァットも協力するだろうと考えていた。
クレアはサイモンを誘い礼拝堂へ向かい、リアリーに引き合わせた。リアリーは、ジェイミーへの口添えを条件にクレアに協力していた。
ラヴァットを味方につけるにはジェイミーがラリーブロッホの領土を渡すしかなく、ジェイミーは心を決め書面に向かった。クレアはジェイミーを止める為、突如何かに憑かれた芝居を始め、ラヴァットの予言者から聞いた予知を語り始めた。
不吉な予言をしたクレアを殺そうとするラヴァットを止めたのは、サイモンだった。リアリーの視線を意識するサイモンは力強く反乱への参加を表明し、息子の意志を聞いたラヴァットはほくそ笑んでコラムとの中立協定にサインした。
狡猾なラヴァット
コランはジェイミーを憂いている様子で別れを告げた。
ジェイミーたちが出発すると、領民を従えたラヴァットが待っていた。ラヴァットは、領民たちを息子につけて送り出した。これで、どちらが勝ったとしてもラヴァットは裏切ったことにはならず、安泰だ。ラヴァットは慇懃無礼な態度で、「白い婦人のおかげで全て手に入れた」とクレアに話した。
おちゃのま感想
ファーガスも、マータフも一緒。
どうやってフランスでの細々とした事(仕事の引継ぎやら、知人との別れやら)を済ませたのかは描かれませんでしたが、みなラリーブロッホで穏やかな表情に戻っていました。
ジェイミーのじいちゃんは血の繋がりがあるのかと疑いたくなるような人物でした。
これはジェニーが猛烈に反対するはずだわ。
サイモンのおかげで兵力は増えたけれど、文学青年(だと思う)のサイモンに戦いの実践があるとは思えず、心配というか不安というか。
クレアは魔女裁判の恐ろしさを知っているはずなのに、自分を白い魔女だと公言してしまい大丈夫なんでしょうかね。
ついに反乱へと巻き込まれたジェイミー。
運命を切り開く決意をしたけれど、フランスでの妨害工作がことごとく失敗した流れから、大きな歴史は変えられないと気づいてもよさそうな気が・・・。