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ニュー・アムステルダム 2 第15話「立ちはだかる壁」【あらすじ感想】

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New Amsterdam
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Episode15 Double Blind

【ざっくりあらすじ】
ERにオピオイド中毒の常連患者ホランドが来た日、理事長のブラントリーはオピオイド問題を解決するようマックスに求める。急増するオピオイド依存の問題は深刻になる一方で、多くの製薬会社は“危険”とは逆の宣伝をしているのだ。

 

 

 

 

蔓延する問題

院内でオピオイドの処方箋を乱発している医師たちを集めたマックスは、“解雇”という言葉を使い厳しく忠告するが、ブラントリーは満足しない。大々的な解決策を求められたマックスは1日ERを休診にし、レジデント以上の医師全員にオピオイド依存者の治療に必要な研修を受けさせる。

 

 

ERの休診はニュースになり、併せてオピオイド問題も取り上げられるが、ブラントリーは納得しない。「もっとできるはず」と叱咤激励されたマックスは市内の主要病院の医療ディレクターを集め、オピオイド問題を訴える。「今こそ我々は倫理的な行動を取らねばならない」と熱弁するマックスは、オピオイドを蔓延させるナイラー社との契約書を破り、団結を呼びかけるが、賛同者はいなかった。

 

 

ナイラー社はすべての医薬品の取引を中止し、ニュー・アムステルダム病院に報復する。患者の命にかかわる事態になり、マックスはオピオイドの再契約書にサインした。ニュー・アムステルダム病院にある“ナイラーホール”の前で無力感に苛まれるマックスに、臨時アシスタントのアデルは2年前に亡くなった妹セレステの写真を見せる。歯茎の移植手術でオピオイドを処方されたセレステも被害者だった。

 

 

マックスがセレステの写真を飾った“ナイラー”の広告塔は、被害者を追悼するモニュメントになる。多くの犠牲者の写真が飾られたモニュメントの前に立つマックスに声をかけた医療ディレクター仲間のフローレンスは、破ったナイラーとの契約書をモニュメントに加える。いったんは協力を断ったフローレンスは、患者の命を無視するナイラー社の報復に憤ったのだ。

 

 

その後、モニュメントを訪れたブラントリーの手には、過剰摂取で亡くなったホランドの写真がある。追悼にホランドの写真を加えたブラントリーは、悲しみの涙を流した。

 

 

 

結婚前のカップルセラピー

フロムは恩師の紹介で来院したクリスとジェニーのカップルセラピーを始める。付き合って9年になるふたりは、16日後の結婚式を前に大きな問題に直面していた。きっかけは、ジェニーの叔父にもらった一足早い結婚祝いのDNA検査キットだった。ふたりの母はそれぞれ精子バンクを利用していたが、検査で同じ精子ドナーだったと判明したのだ。

 

 

異母兄妹と知ったふたりは誰にも言えず、ジェニーはクリスの顔も見られなくなった。「君たちの問題は考え方を変えられるかだ」と助言するフロムは、苦しんでいるジェニーに結婚式に用意していた誓いの言葉を読んでもらう。クリスと出会えた奇跡に感謝するその言葉は、ジェニーに大切なものを思い出させた。

 

 

 

カストロの治験

カストロの治験に参加しているファティマの様子がおかしいと気づいたヘレンは、治験の副作用を疑う。治験に数億ドルもの資金提供している国立衛生研究所の友人オードラを呼び出したヘレンは「オフレコで話したい」と前置きし、カストロの治験で重篤な副作用が出たか質問する。

 

 

オードラに、ファティマに使われた薬が治験薬か偽薬か確認することを勧められたヘレンは、密かにファティマのファイルを調べようとするが、カストロに気付かれてしまう。「不正なんてせこいことしない」と断言するカストロは、ファティマの症状は細菌感染が原因だと指摘し、ヘレンを納得させる。しかし、ファティマを治療したことで、ヘレンはカストロの不正に気付く。カストロは治験前の患者の数値を実際より悪くすることで、治験薬が効いているよう見せかけていたのだ。

 

 

 

心の傷跡

食事を約束した母ジーニーと向き合ったローレンは、酒浸りの母のもとで育った苦しみを語る。「謝ってくれたら終わりにできる」と母に謝罪を求めたローレンだが、何も覚えてないと言うジーニーから謝罪の言葉を聞くことはできなかった。

 

 

マックスは、病院を辞めるレイノルズに冷ややかな態度をとる。困惑するレイノルズは、「今年は誰も失いたくない」というマックスの本音を知り、言葉を失くす。そんなマックスは、忙しい一日の終わりに、娘のお迎えに来たアリスとキスをした。

 

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おちゃのま感想

3.5

 

今回はオピオイド問題を取り上げた重い内容のエピソードでした。自分が患者だったら・・・と考えてみると、病院で出された痛み止めなら飲むと思うんですよ。激痛に耐えかねた患者のために違法なドラッグを安全に使えるよう手を貸したヘレンが逮捕される一方で、危険だけれど認められた薬を大量に処方する医師が存在するという現実。せっかく取り上げたテーマなので、この件の続きを描いてほしいです。

 

怪しかったカストロは、やはり不正しておりました。ヘレンはどうするでしょね?不正を暴露したらカストロの治験が効いている患者さん(マックスも!)が困ったことになってしまうし、不正を見逃すのも問題だし。しかも、今はヒラの医師なので、できることも限られてますよね~。

 

そして、ローレン。悲しすぎるっ。「覚えてなくてごめんね」の一言でいいから、ママに謝ってほしかったです。その一言で、ローレンの心は救われたと思うのに。

 

長くなってしまったので、カプール先生の診察はあらすじからカットしました。カプールファンのみなさま、ごめんね。m(__)m
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