Episode2 Mina’s Kangaroo Court
資金調達パーティーに向かう途中、体調を崩した下院議員の二シェル・ランドールがERへ運ばれてくる。急逝した州知事の後任としてジョージア州初の黒人女性知事を目指す二シェルのファンは多く、コンラッドもそのひとりだった。
議員の秘密
コンラッドは念の為に二シェルを入院させるが、「病気になってる暇はない」と言う二シェルは電話片手に仕事を続け、安静とは程遠い。
二シェルが吐いた血を浴びた運転手のジェームズに着替えを用意したコンラッドは湿疹に気づく。帯状疱疹だと説明したジェームズは二シェルを心配するあまり、愛妻家で知られる二シェルの夫トムを批判する。
コンラッドが二シェルとジェームズの関係を疑う中、二シェルの脚の感覚がなくなり、帯状疱疹に似た湿疹が見つかる。ふたりの関係を確信したコンラッドは「事実が分からないと彼女は死ぬ」とジェームズに迫り、ジェームズは一緒にジャマイカへ行ったと打ち明ける。
ジェームズの告白で寄生虫が原因だと特定でき、二シェルは助かった。ウソをついた二シェルを責めるデヴォンを止めたコンラッドは「医者に隠し事をすれば死ぬ」と諭す。医師には守秘義務があるとわかっていても、夫との結婚生活は終わっていたとしても、浮気が公になれば知事への道が絶たれる二シェルはジェームズを遠ざけた。
ケインの被害者
ニックとコンラッドの結婚式以来ベッドを共にしているミーナとオースティンは、ミーナの意思を尊重し、二人の関係を秘密にする。そんなふたりが担当する患者は、パンデミック中、ケインが強引に手術したベン・マリンズだった。
感染を恐れるベンを脅すように手術を促したケインは「感染はしない」と断言していたが、手術後、新型コロナウイルスに感染したベンは数週間前から呼吸困難に陥っている。呼吸困難の原因は肺塞栓だと判明する一方で、もともと緊急手術に反対だったオースティンは、ケインが検査なしに症状をでっちあげていたと突き止める。
オースティンは「あんたが急ぎだとだまして手術したから(ベンは)感染した」とケインに迫るが、ケインは「そういう白人外科医は大勢いる」と悪びれない。ケインが抱える人種差別によるストレスが理解できるオースティンは、秀でた才能を持つケインを更生させたいと考えるようになる。
ケインが変わると信じるオースティンに同意できないミーナは、ケインに感謝するベンの妻に真実を教える。ベン夫妻は訴えると決め、オースティンは自分に従わなかったミーナを責める。本能的にケインを信じるオースティンと、ケインは有害だと考えるミーナは、交際についても冷却期間を置くことにする。
変わる病院
スタッフの安全を守るためレッドロックの資金を無断で使ったキムの調査が始まり、コンラッドは防護服を調達したキムの仕事ぶりを称えたが、良心的な行いに無関心のレッドロックはキムを解雇した。病院を去るキムは「頑張れ」とコンラッドに声をかけ、「ここはもっと酷くなる」と意味深な言葉を残す。
キムが去っても新たなCEOの発表がなく、しびれを切らしたヴォスはレッドロックのCEOヨーンを待ち伏せる。チャスティンの次期CEOは誰?と聞かれたヨーンの返事は「誰も来ない」だった。
絆
パンデミックで自身の人生を顧みたベルは、6歳から12歳くらいまで一緒に過ごした継子のジェイクとの絆を取り戻したいと考えるようになる。ジェイクと距離を置いた理由は、離婚したジェイクの母親の希望だったが、ベルはジェイクとの関係を壊したことを後悔しているのだ。20年ぶりに再会したジェイクはベルを拒否する。ヴォスに「簡単に諦めないで」と背中を押されたベルはジェイクの音楽活動を支えようと考えるが、ジェイクの本職は外科医だった。
父の死を乗り越えられないデヴォンは苦しい胸の内をコンラッドに明かし、コンラッドとニックはお互い隠しごとはしないと話し合う。夫婦の新たなルールにのっとり、ニックは妊娠を知らせた。
おちゃのま感想
パンデミック中にケインが強引に手術したベンの件が問題になってきましたね〜。あんなに感染を恐れてたのに、緊急でもなかった手術を勧めた(しかも脅すように)ケインに対するベン夫妻の怒りは大きくて当然だと思います。オースティンはケインを変えられると思ってるけど、ベルが変わったように・・・という流れになるのでしょうか?
と、書きつつ、レッドロックはチャスティンから手を引きそうなんですが、その場合、ケインはどうなるんだろう?ケインも見捨てられるってことになるのかな。先の展開が気になります。
さて、早くもニックとコンラッドに赤ちゃんが。そして、ミーナとオースティンは危うい雰囲気。毎シーズン、サイドストーリーを盛り上げてるベルの継子ジェイクが登場です。