Episode20 Preventable
【ざっくりあらすじ】
その日の予定をすべてキャンセルし、“生死にかかわるような重要な仕事をする”と宣言したマックスは、手術中死亡したマクニール巡査の死亡症例検討会に参加する。座るなり、報告役のノッティンガムを質問攻めにしたマックスは、主治医のレイノルズが説明すべきだと指摘した。
死亡症例検討会
マックスの求めに応じ、壇上に立ったレイノルズはノッティンガムが準備した資料をもとに報告を始めるが、マックスは納得しない。マックスの要求通り、すべてのデータを準備するレイノルズに「命取りになるかも」と警告したイーヴィーは、警官が手術中亡くなったことで各方面がマックスに圧力をかけていると教えた。
「マックスはあなたに責任を負わせるつもり」と言うイーヴィーの予感通り、マックスの態度はレイノルズを糾弾するものだった。マックスは病理にあるマクニールの心臓まで調べるが、解剖でもミスを示す証拠は見つからない。
次にマックスが問題視したのは、手術中のレイノルズの精神状態だ。予算書の作成に追われたことで集中力を欠いたと追及されたレイノルズは参加者を追い出し、マックスと向き合った。検討会でなく侮辱だと指摘されても態度を変えないマックスは、検討会のやり直しを提案する。「嫌だ」と返事したレイノルズは辞職を決意している。
決断のとき
マックスの様子がいつもと違った理由は、ガンの治療が効いていないと知ったためだった。
マックスの主治医スタウトンから事情を聴いたヘレンは、イーヴィーの勧めで訴訟を考えているレイノズルに、マクッスがかなり悪い状態だと教える。検討会でのマックスの悪態に納得したレイノルズはマックスのオフィスを訪ね、苦しい思いを吐露したマックスはレイノルズに謝罪した。レイノルズは、「生や死が偶然なんて嫌なんだ」と落ち込むマックスに“何もしない”か“闘い続けるか”選ぶべきだと助言した。
スタウトンからより厳しい治療法を提案されたマックスは、渡された論文を読むことなく治療を決める。マックスは結果がどうなろうと闘い続ける道を選んだのだ。
精神科医の一線
猛吹雪の夜、屋上から飛び降りようとしたアヴィーは生活も落着き、将来を語るようにもなった。そんな中、フロムを訪ねてきたソーシャルワーカーのドブスは、アヴィーの母親が故郷のミズーリで仕事を見つけ、来週引っ越すことになったと知らせる。
アヴィーは次の段階に進めると判断したフロムは退院を許可するが、当のアヴィーは激しく拒否した。母親に人生を壊されることを恐れるアヴィーの本音を聞いたフロムは「まだ退院は早い」とドブスに伝えるが、すでに退院手続きを終えたドブスは応じない。
退院の挨拶に来たアヴィーの「俺は治らない」と言う不安を聞いたフロムはアヴィーの頬に手を当てる。「毎日、生きる技を使え」と言い聞かせたフロムは、ハグでアヴィーを送り出した。少しでもアヴィーの力になれたことを願うフロムに、ドブスは「あなたを調査することにした」と告げる。フロムとアヴィーの様子を見たドブスは、精神科医としての一線を越えていると判断したのだ。
口コミサイトの評価
睡眠検査で入院中のナンシーが口コミサイトで酷評していると知ったカプールは、ナンシーの病室を変えることにする。ナンシーの移動中、マックスとすれ違ったカプールは“患者第一”と説明し、その言葉に喜んだマックスはジェファーソン大統領も滞在した“プレジデンシャルスイート”の使用を許可した。
しかし、特別室でもナンシーの評価は変わらない。「シーツがかゆい」と書かれたコメントから、ナンシーが髄膜炎菌性髄膜炎だと気づいたカプールはすぐに検査を始める。敗血性ショックを起こしたナンシーの危険な処置をするカプールは、43年前医者になると決めたときの気持ちを思い出す。カプールにとって大切なのは評価の星の数ではなく、人に尽くすことだった。
おちゃのま感想
荒れるマックスのエピソードでした。
マックスはますます厳しい状態になりそうですが、このまま仕事も続けるってことですよね。マックスの同僚仲間は理解し支えてくれてますが、いろんな意味でこの状態で働き続けて大丈夫なんだろうかと心配です。
結局、ヘレンがマックスをカバーするということになるのかな。このところ、ヘレンはマックスのサポートばかりしている印象です。ところで、病院長の席はどうなってるんだろう?
マックスの件とは別に大問題発生!フロムが調査されることになるなんて…( ゚Д゚)