GRIMM/グリム 5 第8話「ダイヤモンド湖の怪物」| あらすじ感想

Episode8 　A Reptile Dysfunction

【ざっくりあらすじ】
ダイヤモンド湖を訪れた夫婦が怪物に襲われ、夫が殺される事件が起きた。ダイヤモンド湖は「怪物のふるさと」をウリにしており、妻が撮影した画像には謎の生物が写っていた。事件を担当したパーセル保安官は、奇怪な事件が得意なニックとハンクに捜査を依頼した。

だまされやすいカモは
常にいるものだ

事件メモ

パーセル保安官の話では、怪物話の発端は60年代に撮られたピンボケ写真で、これまでの目撃例は6件のみで、怪物に襲われたという話はなかった。

湖の怪物の事件はニュースでも報じられ、怪物グッズを売っているダンバー兄弟の店も大繁盛だ。通報者の兄のウェインから事情を聴いていたニックは、弟のオリバーが一瞬ヴォーガした姿を目撃した。兄弟はアイスビーバーに似た”ルイゾン・ペシュール”というヴェッセンだった。

ダンバー兄弟を調べると、かなり厳しい経済状況だとわかった。今回の怪物騒ぎは兄弟が仕組んだ可能性もあるが、被害者が写した怪物は兄弟ではない。ニックとハンクはモンローたちを頼り、湖の怪物が”ヴァッサー・ツァーヌ”というヴェッセンだと特定した。

また怪物の被害者が出て、湖には怪物を仕留めようとするハンターも現れた。ニックはトラブルに協力を求め、ダンバー兄弟を罠にハメる作戦を立てた。

店に現れたグリムのトラブルを見た兄弟は、首謀者はローガンという男で協力させられていると訴えた。兄弟は0時にローガンが金を取りに来るとトラブルに教え、片づけてくれたら金と首をやると約束した。

ウェインは、ローガンに弟を始末させ、その後グリムにローガンを片付けさせる計画をたてた。バーで飲んでいるローガンに声をかけたウェインは「儲けを渡したくないオリバーが殺し屋を雇った」と嘘をつき、オリバーを殺せとそそのかした。

ローガンはウェインに言われた通り、23時に店にやってきた。しかし、ニックたちと店を監視していたトラブルも現れ、ローガンは簡単に倒された。ウェインはトラブルに金を見せ、弟を殺せば倍額払うと持ち掛けた。そこに逮捕できないローガンが倒されたことを確認したニックとハンクが入ってきた。

ニックもグリムで罠だったと知ったウェインは、怪物を捕まえようとハンターたちが待ち構える湖に飛び込んだ。

翌朝、ニックとハンクはウェインとローガンの死体を保安官に見せ、店を繁盛させるため怪物を演じたんじゃないかと仮説を話した。残されたオリバーは逮捕された。

HWという組織

イヴになったジュリエットの暗殺を手伝い鉤爪の幹部を倒したニックは、レナードたちに事件の報告をした。ニックはジュリエットが”イヴ”という別人になり、ボスはマイズナーだと知らせた。レナードは、マイズナーはフリーの工作員として欧州でレジスタンスと動いていたことをニックたちに教えた。

トラブルはニックをマイズナーのもとへ連れて行った。HWの施設は厳重なセキュリティが施され、独房のようなトラブルの部屋には多くの武器が飾ってあった。マイズナーは、公には存在しない連邦政府の一部門の意向だと説明した。

ニックはHW司令部の部屋へ案内された。マイズナーが見せた地図は、全世界でヴェッセンの奮起による紛争が起こっていることを表していた。鉤爪は、ヴェッセンによる統治を実現しようとしていた。

マイズナーはニックを仲間が眠る墓地へ連れて行った。ケリーの頭部を持ち去ったのは、ここに埋葬するためだったのだ。

ニックはレストランでのテストに合格していたが、イヴはニックは感情的すぎると判断していた。イヴは、ニックと組むなら自分の顔を変えるか、ニックに自分と同じ処置をしてとマイズナーに頼んだ。マイズナーは敵の実態を知ればニックも理解するとイヴに話した。

運命共同体

ロザリーのもとにシアトル時代の知人から手紙が届くようになった。ロザリーは無視していたが、今回の手紙にはポートランドへ向かうと書かれていた。

トラブルはスパイスショップを訪ね、モンローとロザリーに失踪の経緯やHWの組織について詳しく説明した。

トラブルに協力を求められたモンローたちは、躊躇しているとニックに打ち明けた。ニックもHWに協力するかまだ迷っており、ロザリーは「どう決めるにしても歩調を合わせましょう」と提案した。

おちゃのま感想 ★★★★