Episode21 This Is Not the End
【ざっくりあらすじ】
マックスが選んだ過酷な治療法は効果とともに激しい副作用をもたらした。衰弱しながらも働き続けるマックスは、無保険の患者のための新たな改革を始める。
公立のサービス
受付で必ず“保険証”の提示を求められることが嫌で、ERに搬送されるまで治療を受けなかった患者ルークの話から、マックスは患者の不利益と病院の出費を解決する方法を思いつく。マックスの指示に従い、スタッフたちは“患者それぞれに見合った保険”を探す手伝いを始めるが、たちまち混乱状態になる。
この方法ではうまくいかないと悟ったマックスは、保険証もどきの“ニュー・アムステルダム家族プラン”のカード配布を思いつく。『公立のニュー・アムステルダムでは保険がなくても無料で診察を受けられる』と宣伝するマックスの計画を知った理事長のブラントリーは資金が底をつくと反対するが、“公立”の意義にこだわるマックスは引き下がらなかった。
なるべき医師
『患者のアヴィーと治療とは無関係に親しくしていた件』についてのフロムの内部調査は、医療ディレクター補佐のヘレンが担当する。告発者であるソーシャルワーカーのドブスも同席した聞き取りの結果、病院の規定に沿うと、フロムの患者への関わり方は“一線”を超えるものだとわかる。
次にヘレンとドブスは、母親に付き添われたアヴィーから話を聞く。「フロム先生でもほかの人でも、不適切に触れられたことはある?」と聞かれたアヴィーは動揺し、フロム先生と話したいと訴える。ヘレンは止めるが、フロムは助けを求めたアヴィーのセラピーを始める。離れた場所から見守るヘレンとドブスを気にしながらも、アヴィーは5歳のころの体験を打ち明ける。先ほどの質問で、アヴィーは違和感を感じていた叔母の行為が性的虐待だと気づいたのだ。
フロムとアヴィーの深い信頼関係を理解したドブスはフロムに謝罪するが、フロムは自分の治療法の問題を受け入れた。これまで自分の“なりたい医師”を目指してきたフロムは、“なるべき医師”になると決心した。
家族との時間
レイノルズは毎週恒例の日曜日の家族との夕食会にイーヴィーを誘うが、イーヴィーは日曜のイベントにレイノルズを同伴者として考えていた。レイノルズが毎週欠かさず家族と食事していると知ったイーヴィーは「一度くらいパスしていいわよ」と言い、レイノルズも同意する。
しかし、駆け落ちで結婚したため家族と疎遠になったカプールの「些細なことが積み重なり、大きな隔たりができた」という言葉を聞いたレイノルズは、これからも日曜の夕食は家族と過ごすと決める。家族が何より大事だと打ち明けたレイノルズに、イーヴィーは「今度の日曜会いに行く」と応じた。
それぞれの決断
歩行も困難なマックスを見たヘレンは副作用の深刻さを心配する。スタウトンの治療計画ではマックスはもたないと判断したヘレンは主治医に戻ると決め、憔悴したマックスを帰宅させた。マックスの主治医に戻ったことで、ヘレンはパンタキと一緒に出席するはずだったブリュッセルの学会をキャンセルした。マックスのためにヘレンが残ると知ったパンタキは、何も言わずヘレンのもとを去った。
無期限の休みを取ると決めたローレンは休職の延長について相談するためマックスの自宅を訪れる。ドアを開けたマックスは動揺しており、服には血がついていた。
おちゃのま感想
次回のシーズン1最終話に向け、マックスの病状の深刻さを描く内容でした。それでも働き続けるマックスの心のうちは想像が難しいです。
結局、ヘレンが主治医に戻るんですよね~。何も言わず立ち去ったパンタキは、ヘレンが自分よりマックスを選んだと受け取ったのでしょうか。あまりにイチャイチャしていたので、逆にお別れなの?と勘ぐってしまっております。ヘレンには幸せになってもらいたいのにな…(´・ω・`)
ところで、わたし一押しのフロム先生にも変化が起きそうです。患者や患者の家族とのハグが問題視されていたけど、ほかの先生方もしてますよね~。その辺の線引きはどうなんだろう。