Episode1〜9
【ざっくりあらすじ】グアテマラから戻ったショーンとリアは婚約パーティーを開き、仲間たちもふたりを祝福する。グラスマンとアンドリュースは自分なりのやり方で離婚を乗り越え、リムのもとにはグアテマラで知り合った医師マテオがやってくる。そんな中、聖ボナベントゥラ病院が買収され、新たなCEOセイレンは利益優先の改革を始める。
ショーン周辺の出来事
ADHDであることを強みにしているセイレンはショーンの自閉症を問題にしないが、変化が苦手なショーンにとってセイレンの改革はストレスになる。形だけ病院に残ったグラスマンは引退したかのような生活を送り、ショーンとも距離を置く。頼りのグラスマンに突き放されたリアは、変化を受け入れられないショーンを心配し不安をつのらせる。
ショーンが自力で問題を解決してゆく中、セイレンが導入した顧客満足度システムは高い壁になる。ショーンは顧客満足度も自力で改善できると信じるが、そう思えないリアはショーンの評価を改ざんし、ふたりの関係に亀裂を入れる。怒るショーンは一方的に結婚はできないと決めるが、問題はふたりで努力して解決するものだと悟り、リアと仲直りする。
もともと野心家だったアンドリュースとモーガンは患者よりセイレンの意向を優先するようになり、病院がセイレン色に染まる中、セイレンの合理化の影響で赤ちゃんを死なせる事故が起きる。赤ちゃんを助けられなかったショーンのショックは大きく、セイレンを許せないリムは検事総長に訴える。しかし、一枚上手のセイレンは金の力で幕引きを図り、リムの反乱を阻止する。
リムを降格したセイレンは、付き合うようになったアンドリュースを外科部長にする。いったんは病院を去ろうとしたものの、病院を守るため留まったリムの闘いにグラスマンやパクも加わる。一方、リムの闘いに加わらなかったショーンは、セイレンに感化され無謀な移植手術を強行したアンドリュースと、アンドリュースを悪い医師に変えたセイレンに怒りをぶつけ、病院を辞めると宣言する。
おちゃのま感想
クレアと一緒に卒業した気分になってましたが、放置してたシーズン5に手を付けたら、なんだか気になる展開で、感想中心の記事にしてみることにしました。またまた愚痴多めになりそうですが、よろしくお願いしますm(_ _;)m
さて、シーズン5は大きな変化から始まりましたね〜。なんの前触れもなく病院が買収されて、ビックリ。本当に唐突だったけど、原因は新型コロナウイルスが引き起こした混乱ってことになってるのかな?
9話までの前半戦は、新たなCEOセイレンに振り回された印象です。ADHDという設定のセイレンはショーンとはまた違った異彩を放つ人物で、カリスマ性のある人ですよね。慈善事業でない以上、病院も利益をあげる必要があるのは事実なので、セイレン=悪という視点で見て良いのかどうか迷うところですが、いまのところ好印象なポイントはありません。無邪気にも見えるあの笑顔で本質的な人間性を隠してるように思えるし、抜け目なく計算高い人なのは確か。
登場人物たちについては、ショーンとリアはひとつずつ問題を解決しながら進むことで、絆を強くしてるんですよね。同居を始めた頃、トイレットペーパーでもめてたふたりを思うと、すっごい成長を感じますが、今はショーンを気遣うリアの負担が大きいような印象で、そこが気になるところです。
隠居生活に突入しそうだったグラスマンや、セイレンに影響されるアンドリュースやモーガンなど、それぞれ変化がありましたが、最も気になった人は、なんだか妙に目立つ存在になったジョーダンです。ジョーダンは退場したクレアのポジションを引き継いだみたいなのだけど、クレアとジョーダンはまったくタイプの違う人物なので、すっごい違和感。さらに、新人組から残ったジョーダンとアッシャーの関係が、まるでモーガンとパクの二番煎じで、ふたりの絆を描くなら違った切り口をお願いしたいです。
後半の楽しみは、リムとセイレンの対決です。恋愛面がいまひとつよろしくないリム先生なので、ここでの活躍を期待したいです。ショーンに「良い医師だったのに、セイレンのせいで悪い医師になった!」と言われてしまったアンドリュースにも注目しております。ウソのないショーンの言葉をアンドリュースがどんなふうに受け止めるのか興味津々です。