Episode12 Control-Alt-Delete
【ざっくりあらすじ】
今回の株の下落はコンピューターの誤作動という事で片づけられた。リースとルートは手段を選ばずショウを捜し、ふたりは証券取引所にいたサマリタンの手下の車が全員コントロールの家へ行った事をつかんだ。ふたりはコントロールを拉致し、ショウの居場所を聞き出そうとする。しかしコントロールはショウの居場所どころか、証券取引所で起きた銃撃事件も知らず、もはや何もコントロールできてない事が判明した。
ショウの手がかり
フィンチは、サマリタンを掌握してないコントロールに「いつか(コントロールも)殺される」と忠告するが、コントロールにはそれがショウを捜す為の方便にしか聞こえない。フィンチは、コントロールの組織にもサマリタンのスパイが居る可能性を示唆し、もしサマリタンの手下なら専用の電話を持っているはずだと話した。
コントロールの救出には、ショウの弟子だったグライスのチームが現れた。 フィンチの狙いは、コントロールのエージェントたちをバックアップしている車だ。 リースとルートがグライスたちと戦い足止めをしている間に、フィンチはファスコの協力でその車へ乗り込んだ。
モニターには1人だけ違う信号を発するエージェントが存在していた。フィンチはその人物の電話にワームを送り、ショウの捜索を開始した。
疑念を抱くコントロール
サマリタンに不信感を抱き始めたコントロールは、今回テロリストだとサマリタンが知らせてきたヤシン・サイードを独自に調べることにした。
監視されない場所で探知できない回線を使いグライスに連絡をとるコントロール。コントロールは、ヤシンのパソコンのハードドライブへのアクセスが最優先だと言い殺害命令を取り消した。そして任務は極秘で報告は自分だけにと指示を出した。
ヤシンのパソコンを手に入れたグライスは、コントロールの指示通りハードドライブにアクセスしようとした。パソコンはアクセスすると同時に発火するようセットされており、ハードドライブは破壊された。サマリタンはコントロールの所在を探し「今すぐ止めろ」とメールを送りつけ、ヤシンへの調査を阻止しようとした。
コントロールの判断
サマリタンへ疑念を持ったコントロールは、自らヤシンのもとへ向かった。 コントロールに銃口を向けられたヤシンは、普通のアメリカ人だと主張するが、コントロールはテロリストの疑いを消せない。
ヤシンは、数か月前「オウムガイ」のテストに受かっていた。合格後、仲間4人と気候変動モデルを研究していると聞かされた会社に雇われたヤシンは、その会社でプログラミングの仕事をしていたという。そして書いたコードを送ったのち仲間が殺されたと話した。
ヤシンは自分たち全員がハメられたと言い、あなた(コントロール)もそうかも知れないとふるえる声で訴えるが、コントールは疑念を打ち消すように無情に引き金を引きヤシンを撃ち殺した。
コントロールにとって“オウムガイ”も知らない話だった。 ヤシンを射殺したものの疑念の芽を摘めないコントロールは、証券取引所へ行きフィンチの言葉を確認した。証券取引所の塗られたばかりの壁に気づいたコントロール。何かが起こり誰かがそれを隠蔽した事は明らかだった。
わずかに見えた光
ルートとリースは、フィンチがサマリタンの手下の電話から手に入れた銃撃戦直後に証券取引所から出て行った冷蔵車の行先へ向かっていた。それがショウの行方を捜す為得られたわずかな糸口だった。
おちゃのま感想
サマリタンへの疑念が生じていたコントロールが、ショウを捜すフィンチたちにサマリタンを掌握していない事をつきつけられたエピソードです。
おかしい・・・ なんか変・・・ 怪しい・・・ いやそんなことあるわけがない・・・ わたしが騙されるわけがない・・・ 今まで殺してきた人たちは?・・・ ・・・などと揺れるコントロールだったのでは?と思います。
コントロールは鉄壁の鎧を身に着けているような人なので、表情が崩れることはないんですけど、きっとおばさまの心のうちは激しく波打っていたのではないでしょうか。
ショウを捜すルートとリースの必死の形相が見ていて辛いです。 リースの傷口から流れる血で、いつも怪我の手当てをしてたショウの不在を感じます。
リースは傷の手当てもしてないんじゃと心配。