Episode10 The Deep Heart’s Core
【ざっくりあらすじ】
クレアはブリアナとの約束を守り、レイプ犯がボネットだとジェイミーに知らせなかった。一方、イアンとリジーを口止めしたジェイミーもブリアナを追ってきた男への暴行を隠した。
心の傷痕
父親として、ジェイミーは自分なりにブリアナを慰めた。レイプされたのは自業自得だと考えるようになったブリアナに、ジェイミーは荒療治をした。男の力にあらがえなかったと納得したブリアナは、自分を責めることをやめた。
クレアからランダル(ジャック)とジェイミーの因縁を聞いているブリアナは、ランダルに犯された過去のあるジェイミーに質問した。ジェイミーは、クレアを守るため“あらがわなかった”ことを悔いてはないと答え、その後カローデンでランダルを殺したと打ち明けた。その時は復讐どころではなく、神にゆだねたと話すジェイミーは、時が癒してくれるとブリアナを慰めた。
お腹の子をどうするのか、ブリアナは難しい決断をしなければならない。選択肢を示したクレアは、出産するなら今すぐ未来へ戻るほうがいいと勧めた。ボネットの子だと断言していたブリアナは、ロジャーの子かもしれないというわずかな可能性を捨てきれず、迷っていた。
勘違いから生まれた悲劇
いまだに悪夢にうなされるブリアナを心配するリジーは、ジェイミーとイアンが追ってきた男を始末したと教えてしまった。驚きながらも冷静なブリアナは、リジーがなぜ男の顔を知っているのか疑問に思った。リジーを問いただしたブリアナは、ジェイミーが死ぬほど殴った男はロジャーだと知った。
リジーの勘違いを知ったブリアナは「ロジャーに何をしたの」と、ジェイミーを問い詰めた。ジェイミーの手には、ひどく殴った証拠の痕がある。事情が呑み込めないジェイミーは「妊娠がわかって、犯されたと言ったのか」と、逆にブリアナを責めた。激高したブリアナに手を上げられたジェイミーは、やっと人違いだったと悟った。
父親として必ず償うと言うジェミーに、ブリアナは「父は絶対にあんなことは言わない」と冷たく言い放った。クレアはボネットの指輪を見せ、襲った犯人が誰であるか示した。
別々の土地へ
イアンはロジャーをモホーク族へ売っていた。モホーク族の居住地はニューヨーク北部で、1000キロ以上も離れた土地だ。ロジャーを捜す唯一の手掛かりは、ロジャーと引き換えにイアンが手に入れたモホーク族のネックレスしかない。
子供を産むと決めたブリアナは、全員でモホーク族を追うつもりだった。しかし、往復4か月はかかる距離を妊婦のブリアナが移動するのは危険すぎる。ジェイミーとイアンを信用できないブリアナは、ロジャーを知るクレアにジェイミーたちと行くよう求めた。
ブリアナはリヴァー・ランのジョカスタに預けることになり、マータフが送り届ける役目を引き受けた。「娘の面倒を見てほしい」という手紙とともにブリアナをマータフに託したジェイミーは、ウィルミントンでボネットを捕えろと命じた。ジェイミーは自分の手でボネットを殺すつもりなのだ。
30年ぶりのマータフとの再会を喜んだジョカスタは、ジェイミーとクレアの娘ブリアナを歓迎した。
ロジャーの苦しみ
モホーク族へ売られたロジャーは、希望を捨てず日々を生きていた。ブリアナの元へ戻ることを諦めず、ロジャーは紐の結び目で移動した距離を記録し、方角と道の目印を記憶した。しかし、現実は厳しく、同じ境遇の男は途中で息絶えてしまった。
モホーク族はロジャーを馬に繋ぎ、1日中歩き続けた。ふらつきながら山道を歩いていたロジャーが崖を踏み外し、モホーク族はロジャーの腕に繋いである縄で引き上げようとする。痛みに悲鳴を上げていたロジャーから縄が外れ、ロジャーは崖を転落した。幸いケガはなく、ロジャーは追ってくるモホーク族からひたすら逃げた。
森の中でざわめく音を聴いたロジャーは、そこに時を超える石を見つけた。手の中にある船員として働いた賃金の宝石で未来へ戻ることができるのだ。安全な未来への誘惑はロジャーを苦しめた。
おちゃのま感想
ロジャーの背中を押して、未来へ送りたくなるエピソードでした。帰らないでとは言えませんって。未来へ戻ったとしても、ブリアナも納得してくれると思うんですよ。
話はややこしくなるけど(´・ω・`)
ロジャーに降りかかる試練は何か意味があるんでしょうか。ドラマの趣旨が変わりそうなくらい試されていますよね?それにしても、想像以上にロジャーが体力ある人でよかったです。
子供を産むと決めたブリアナですが、いろいろと心配ごとは尽きません。ジョカスタはブリアナを手放しで受け入れてくれたけど、仲良くやってゆけるかな。ブリアナは“あの”クレアの娘なんですよね~。多くの奴隷が働く屋敷で、ブリアナは穏やかに暮らせるでしょうか。