Episode5〜6
第5話 異常事態(Squawk)
第6話 相対方位(Relative Bearing)
【ざっくりあらすじ】
エデン救出に向かったベンの身を案じるバンスはミカエラに知らせる。ミカエラたちがベンを捜す一方で、エイドリアンの保護施設にある倉庫に監禁されたベンは“蜂”に導かれたエデンと再会する。
エイドリアンの保護施設
ようやく娘のエデンと再会したベンは自分がパパだと知らせようとするが、ベンの前にいるエデンを見つけたアンジェリーナは「あの人は赤ずきんのオオカミみたいな悪い人」と言い聞かせ、エデンをベンから引き離す。
ベンを監禁したことで、保護施設で暮らす乗客は、エイドリアンが犯罪者のアンジェリーナをかくまっていると知る。騒然とする乗客に責められたエイドリアンは「アンジェリーナを追い出す」と約束し、その話を盗み聞きしたアンジェリーナは乗客たちの前に出ていく。
エイドリアンへの不信を煽るアンジェリーナは、手にした起爆装置を示す。起爆装置は、大量に購入した化学肥料で爆弾を作ったエリカがアンジェリーナに渡したものだった。エリカは、2年前、アンジェリーナを“天使”と紹介したエイドリアンの言葉をいまも信じていたのだ。
爆破の記憶
起爆装置を手にしたアンジェリーナが乗客たちを脅す一方で、施設の敷地には“蜂の呼びかけ”に導かれたミカエラ夫婦とジャレッドがいた。温室にある蜂の巣箱に仕掛けられた爆弾を見つけたジャレッドがベン救出に向かうミカエラを止める中、別の“呼びかけ”を見たカルを連れたバンスが合流する。
「僕を信じて」と言うカルはひとりで施設に入り、かつてアンジェリーナが語ったモーゼの言葉で自分が“カル”だと知らせる。カルがアンジェリーナをひきつけている間に、ベンはエデンを奪い返し、ミカエラたちは乗客を救出する。
エデンの声を聞いたアンジェリーナは起爆装置で脅すが、“未来の記憶”が戻ったカルはスイッチを押してもすぐに爆破しないと知っていた。カルの記憶は正しく、エデンもベンもカルもみな無事に脱出する。爆破を生き延びたエリカの怒りを感じ取ったジークはジャレッドの銃でエリカを射殺し、困惑しつつもバンスは一同を逃がす。
ある乗客の死
燃え落ちたエイドリアンの保護施設からエリカの遺体が発見され、登録局の捜査が入る。焼け跡から見つかった薬きょうを鑑識に届ける役目を任されたジャレッドは、証拠隠滅を勧めるバンスに従わず正しいことをするが、ジャレッドに不満を抱いていた相棒の密告で窮地に陥る。
そんな中、呼びかけに導かれたミカエラは、乗客サム・ワイルの遺体を発見する。サムは、ジャレッドも知る乗客だった。登録局を訪れたサムに嫌がらせをする警官を殴ったことで、警部補だったジャレッドはパトロール警官に降格したのだ。
サムについて調べ始めたジャレッドとミカエラにミカミも加わり、登録局署長テッド・コルビンがサムから毎月2000ドル受け取っていると判明する。コルビンのオフィスに侵入したミカミは大量の現金とサムの特徴的な結婚指輪を発見し、気づいたコルビンはミカミを追い詰める。
屋上へ逃げたミカミはスピーカーにした携帯でジャレッドたちに居場所を知らせ、駆けつけたジャレッドとミカエラはコルビンを捕らえる。乗客から巻き上げた金を当然の報酬だと考えるコルビンは、エリカを撃った銃のことでジャレッドを懐柔しようとするが、ジャレッドは応じない。ジークが射殺したエリカの死の責任を負う覚悟のジャレッドを救ったのは、別の視点から正義を見ているバンスだった。
ストーン家
家族のもとに戻ったエデンは、アンジェリーナが“悪い人”と教えたベンを怖がり、“ママ”だと信じているアンジェリーナを恋しがる。父ベンの役に立ちたいカルは「エデンに“パパはいい人”と教える」という条件で、電話越しにアンジェリーナの声をエデンに聞かせ、ベンを激怒させる。憤るベンに「お前が理解できない」と告げられたカルは、この2年抱えていた孤独をぶちまける。
ベンと言い争ったカルは家出する。喀血していることを隠しているカルは道に倒れ、酔って帰宅したジークが発見する。ジークが酒に手を出した理由は、カウンセリング中に患者を襲ったからだった。怒りや痛みを引き受けることで患者を癒していたジークには異変が起きていた。
アンジェリーナ
保護施設を爆破したアンジェリーナは先に脱出していたエイドリアンに助けられ、実家に戻った。行き場をなくしたエイドリアンは出所したイーガンを襲い、すべてを失った怒りをぶつける。
一方、エイドリアンがアンジェリーナにかけられた2万ドルの懸賞金を狙っていると知ったイーガンは先手を打つ。アンジェリーナがいる実家の住所を突き止めたイーガンは母ノエルに接触するが、思うような金品を手に入れることはできない。犯罪者の娘をかくまいながらも、強気なノエルにあしらわれたイーガンは警察を訪ねる。
おちゃのま感想
想像より早くエデンがストーン家に戻ってきました。しかし、アンジェリーナの洗脳下にあるエデンが家族に馴染むには時間がかかりそうですね〜。時間が解決するとゆうより、やはり神秘的な絆が家族を結ぶのでしょうかね?
さて、今度はカルに目を向けることになりそうですね。アンジェリーナの声をエデンに聞かせたのは、どんな理由があったとしても(パパの役に立ちたいという思いからでも)間違いだったと思うけど、それが少年カルなんですよね〜。ところで、喀血の原因は何なんでしょう?病気の再発かと心配です。
心配といえば、ジークの変化は何?カウンセリングで引き受けた患者の重荷がそのままジークの重荷になってる・・・ってことでしょうか。エリカを殺したことで、負の感情のダークサイドが目覚めたようで、不吉な予感がします。
ところで、アンジェリーナのしぶとさにびっくりです。窮地に陥っても必ず救いの手を見つけるあたり。自分本位のイーガンが本当にアンジェリーナを売るのか、ちょっと楽しみ。