Episode3 Open Line
【ざっくりあらすじ】
スーパーモデルのクリスタが自宅で殺害された。素手で撲殺された事から、元カレの総合格闘家フィリックス・コスターに疑いがかかる。しかし、フィリックスにはオーナー兼トレーナーの兄と一緒にいたというアリバイがあった。クリスタのPCを署へ持ち帰ったタオはPCがスパイウェアに感染していると気づき、大慌てでロス市警のイントラネットをシャットダウンさせた。このことで署のネットワークは使えなくなってしまった。
ストーカーのフォトグラファー
スパイウェアの感染源は、フォトグラファーのマルコム・リッチがモデル事務所へ送った画像だとわかった。
弁護士同席で事情聴取を受けるマルコムは、のらりくらりと言い逃れをしていた。しかし、自分に殺人の容疑がかかりストーカー行為を公表すると言われ、突然態度を変え「自分は目撃者だ」と主張し始めた。
マルコムの弁護士は、クリスタが襲われた時の映像を提出する代わりにスパイウェアの免責を求めた。シャロンは他に監視していた全員のリストを求め、1名でも欠けていたら取引はなしだと告げた。
マルコムが提出した監視対象者リストには、42名もの女性の名前が記されていた。ホッブス検事はこの取引を嫌がるが、クリスタ殺害犯を見つけるのが先決だった。
崩れたアリバイ
フィリックスのアリバイを証言した兄が、クリスタ殺害時刻にはジムから離れたコーヒー店にいたことが判明した。コーヒー店の防犯映像をつきつけられた兄は、店には弟も連れて行ったと説明した。
しかし、クリスタが撲殺される映像を見た兄は嘘のアリバイをした事を認め、フィリックスがクリスタの部屋へ行った理由は「妙なメール」のせいだと話した。
兄に見せた映像は、クリスタが撲殺される映像にフィリックスとクリスタの口論を合成させたものだった。マルコムが提出した殺害時の映像にはクリスタが撲殺される一部始終が映っていたが、犯人の顔は映っておらず犯人の特定はできなかった。
シャロンはマルコムのファイルにあった過去の口論の音声を重ね、アリバイを崩したのだ。 逮捕されると知ったフィリックスは、近づいた警官を人質にして抵抗した。警官の銃を奪ったフィリックスをタオが射殺した。
殺人の動機
残る問題は、フィリックスがクリスタを殺害する動機となったメールの件だ。 (またまた)徹夜で調べたタオが、メールの送信者はマルコムだと突き止めた。マルコムはウェッブカメラで盗撮したクリスタの画像を使い、フィリックスが怒りでクリスタを襲うよう仕向けていたのだ。
意図せずともロス市警のネットワークにスパイウェアを感染させたマルコムを、ホッブスは警察を盗撮するテロ行為だと指摘した。テロ犯になるか、過失致死を認めるか、つきつけられたマルコムの弁護士は、テロより過失致死のほうがましだと言い、過失致死を受け入れた。刑務所行きが決まったマルコムは、茫然と弁護士を見つめるしかなかった。
波紋を呼ぶラスティの調査
アリスの調査でスライダーと面会したラスティの事が問題になった。
ラスティは問題になると思っておらず、面会の事はシャロンにも話していなかった。
スライダーの弁護士はシャロンの指示でラスティが面会したと主張し、判事による面会記録の精査を要求していた。スライダーの証言はホッブス検事以外聞くことはできず、ラスティはホッブスとアリスの資料を持って判事に会い「自分のブイログでアリスの本名を探る為、スライダーと面会した」と説明した。
ラスティが提出した資料を見た判事は、処分は必要ないと判断したうえ、スライダーの動画の投稿も認めてくれた。そして、判事はシャロンに、ラスティのブイログは見るなとアドバイスした。
事件の流れで犯人を射殺したタオが、そもそもの発端のマルコムを恨めしく睨むあたり・・・タオらしさがにじみ出ていたなーと思うシーンでした。
今回のマルコムのように、案外簡単に盗撮できた事から犯罪だという認識も薄く泥沼にはまっていく人って多いんだろうなと思う事件でした。最後はマルコムを刑務所へ送る事が出来てよかった。
ラスティのアリス探しは、手がかりがないだけでなく、アリスが殺人の被害者ということもあり難航してます。スライダーに面会した事もあわや大問題になりそうでした。この先、アリスの真実が見えてくるのか・・・くると思ってるのだけど、犯罪がからんだ事だけに、心配はつきません。