ブラックリスト 5 第22話「サットン・ロス」【あらすじ感想】

Source：NBC

Episode22 　Sutton Ross(No.17)

【ざっくりあらすじ】シーズン最終話

クーパーは“バッグ”を捜すリズの執念に理解を示し、協力を約束した。ガーヴェイが“バッグ”を渡したサットン・ロスは80年代に産業スパイをしていた人物で、中国から引き渡されたロスの移送を担当したのはガーヴェイだった。ロスはその移送中に姿を消したのだ。

産業スパイの標的

FBIを騙ったロスが、ヴェリタブル・ロボティクス社から“ラファティ計画”というプロジェクトのハードディスクを盗んだ。“ラファティ計画”は研究員のデサイが個人的に進めているプロジェクトで、デサイ本人がいないと意味を成さないものだった。

子供の休みに合わせ休暇中のデサイは、さきほど「キトリッジ劇場で映画を見る」とSNSに投稿していた。デサイを保護するため劇場へ急ぐと、すでにロスがデサイを捕らえている。リズたちとロスの一味が撃合う中、ロスのスーツから足取りを追ったレッドも現れた。レッドと争うようにデサイを乗せたロスの車を追ったリズが事故を起こし、レッドはロスよりリズ救助を優先した。

医師にサマルを任せ復帰したアラムの調べで、ロスの雇い主と取引日時が判明した。雇い主は以前からデサイを欲しがっていたセルビアの企業で、すでにその企業の役員2名がDCに到着していた。クーパーはロスがFBIを騙ったように取引相手のセルビア人に成りすます作戦を実行し、デサイ家族を保護すると同時にロス一味を逮捕した。

レッドの窮地

目の前にいる捜査官が“エリザベス・キーン”だと知ったロスは、監視カメラも録音もなしでリズとふたりになることを求めた。「バッグを見た」と断言されたリズは、5分だけという約束でロスとふたりきりになった。リズがロスと取調室にこもると、「ロスを渡さなければブラックリストは終わる」と通告するレッドが現れた。

リズを人質にしたロスがダクトを使い取調室から逃走した。FBIから逃げ切ったロスはリズとレッドの交換を要求し、レッドは迷わず了承した。一人で行くというレッドにクーパーは万全の監視を付けるが、ロスに連れ去られるつもりのレッドと抜かりないロスの作戦に出し抜かれてしまった。

椅子に縛られたレッドの前には、ひどく殴られたリズがいた。「私のせいね」とレッドに謝るリズを、ロスは奥の部屋へ連れて行かせた。バッグをレッドの前に置いたロスは、人骨のDNA鑑定について説明を求めた。「真実を言え」と迫るロスに、奥の部屋から聞こえるリズの悲鳴が追い打ちをかける。躊躇しつつレッドが口を開くと、FBIが踏み込んだ。

デンベから銃を受け取ったレッドは、真っ先にリズのもとへ向かった。「終わったよ」とリズを抱きしめたレッドに、SWATが来る前に行けとクーパーが知らせた。バッグを持ったレッドはレスラーが捕らえたロスを射殺し、その場を後にした。

レッドがバッグを持って向かった先は、ドム（リズの祖父）の家だった。ドムとデンベに見守られ、レッドは人骨を火にくべた。

真実

取調室でロスからバッグの秘密を聞いたリズは「逃がしてくれたら骨とDNAの鑑定書を見せる」というロスの言葉を信じ、ロスの逃走に手を貸した。ガーヴェイの指示通りロスがバッグを渡したジェニファー（リリアン）も、レッド本人から真実を聞くため協力した。

ロスがレッドに真実を迫る間、奥の部屋ではわざとらしく悲鳴をあげるリズとジェニファーがレッドが語る“真実”を待っていた。FBIの突入を知ったリズはジェニファーを逃がし、レッドに悟られないよう演技を続けたのだ。

バッグの秘密を知ったリズはトムの墓に報告した。鑑定書に書かれた人骨は“レイモンド・レディントン”のものだった。自分のそばにいる男の謎を突き止め、彼を破滅させると誓うリズの隣にはジェニファーがいた。

返事

アラムの携帯に知らせが入った。病院に駆け付けたアラムを迎えたのは目覚めたサマルだった。昏睡から目覚めたサマルは「イエス」とプロポーズの返事をした。

おちゃのま感想 ★★★★★