Episode8 A Burden of Blood
【ざっくりあらすじ】
頭からビニール袋を被され、窒息死したエレン・ジェイコブズの遺体が発見された。エレンは自宅へ留守電を残している時に犯人に襲われており、殺害される瞬間の声が残されていた。何度もエレンの留守電を確認したシャーロックは、微妙な声のトーンの変化に犯人はエレンの顔見知りだと断言した。
予期せぬ妊娠
検死の結果、エレンは避妊の処置をしていたにもかかわらず妊娠しており、出産するつもりだったとわかった。しかし、エレンの夫はカルマン症候群という子供を作ることは難しい病気だった。夫はエレンの妊娠も知らず、浮気についても知らない様子だった。
エレンの子供の父親を探すジョーンは、主治医に届いていたエレンのメールアドレスを入手した。エレンは浮気相手と一緒にシンシン刑務所へ行く約束をし、殺人犯のハリス・グリアの面会予約をしていたことが判明した。グリアは1986年から92年の間にNYの3つの区で女性16人を窒息死させた殺人犯で、エレンの父親だった。エレンは父親が女性たちを殺した方法で殺害されたのだ。
エレンの死を知ったグリアは沈んだ様子で、息子のノーランに「悪かった」と伝えて欲しいとシャーロックたちに頼んだ。グリアが逮捕された後、娘はエレン、息子はクレイグと改名していたのだった。
シリアルキラーの遺伝子
エレンの浮気相手が不動産業者のクリフトだと判明した。クリフトの母親はグリアの被害者だった。グレグソン警部たちがクリフトのオフィスへ行くと、クリフトは何者かに襲われ入院した後だった。
クリフトはグリアと面会する為にエレンに近づいたと認め、エレンと浮気したのは想定外だったと話した。クリフトは自分を襲った犯人の顔を見ていなかったが、犯人はエレンの夫だと言い、傷も夫が自宅改装の足場に使っているパイプと一致した。
エレンの夫が逮捕され、自宅の家宅捜査にシャーロックも同行した。シャーロックは、子ども時代のエレンと兄クレイグの写真を発見した。そこには改名前のふたりの愛称が書かれていた。殺される前、エレンが「ノー」と叫んでいたのは兄の“ノーラン”ことだったのだ。
署へ連行されたクレイグは、何度も死ぬ間際のエレンの叫びを聞かされ自供した。連続殺人犯である父の遺伝子を残さないとエレンとクレイグは約束し、それぞれ避妊手術を受けていた。しかし、思いがけず妊娠したエレンは出産を決め、クレイグはそれを受け入れることができなかったのだ。
ベルの昇進試験
シャーロックが帰宅すると内ドアに鍵がかけられ、慌てた様子でベルが出て来た。シャーロックはベルとジョーンの関係を疑うが、ベルはジョーンに昇進試験の手伝いをしてもらっていたのだった。
事情を知ったシャーロックは自分がベルを手伝うと決めた。気乗りしない様子のベルは、昇進試験を受ける理由は仕事をリストラされた母を支援する為だとシャーロックに打ち明けた。シャーロックはそれなら金を貸すと申し出るが、ベルは「友人から金は借りたくない」ときっぱり断った。
シャーロックとジョーンはベルに特別な課題を用意した。過去問題を解くより絶対ためになると言われ、ベルは真面目に課題に取り組んだ。そのベルの解答により4万ドルの賞金がかかっていた保釈中の逃亡犯が逮捕された。シャーロックとジョーンは賞金の受取人をベルの母親にして、小切手をベルに手渡した。
おちゃのま感想
シャーロックとベルはシーズンごとに距離を縮め、着実に友情を深めてますね~(*^^)v
ふたり(シャーロック&ベル)のシーンは個人的にとても好きなので、もっと見せて欲しいです。
ベルが昇進試験を受けるという序盤の流れに、もしかしてベル降板(;_:)・・・と、びくついたのですが、シャーロック&ジョーンが解決策を見つけてくれてホッとしました。
警察側はあまり目立つ活躍がないドラマなので、このままチームを変えることなく続いて欲しいと願ってるわたしにとって、そこは心配な部分です。
クレイグ:ノア・ビーン(Noah Bean) 『12モンキーズ』のアーロン