Episode7 Awl In
マデリンの兵器がZIPだと知ったジェーンは悪夢を見るようになる。そんな中、“謎の友人”の論文に仕込まれていた暗号を解いたパターソンがZIPの製造工場を特定する。一方、スーザン・シャーが殺されたことで副大統領候補の筆頭になりご機嫌のマデリンのもとへ、アイヴィが潜伏していたアリーを連れてくる。
ZIPのありか
チームはリッチ考案のマデリンがチームを陥れたコンピューター・ウイルスで製造工場ごとZIPを破壊するが、監視しているアイヴィのビーコナーのメッセージからZIPの在庫がハンガリーとリビアにあるとわかる。
ZIPの量産を止められないと判断したチームは、保管施設にあるZIPに発信器をつけ、マデリンを取り押さえる計画をたてる。さらにパターソンは発信器をつける前にZIPを不活性化させることを提案する。ZIPへの恐怖が消えないジェーンは不活性化ではなく破壊すべきと主張するが、反撃のチャンスを逃がせないチームは不活性化に賛成する。
ジェーンとウェラー
ハンガリーのZIPはウェラーとジェーンが担当する。不安を抱えたまま任務に就いたジェーンは、不活性化作業に失敗してしまう。ZIPがかかったウェラーは慎重に素早く対処し、動揺するジェーンに無事を証明する。
不活性化と発信器のセットをすませたものの、手下を連れたアイヴィが現れる。探知機で容器を調べるアイヴィを見たウェラーたちは、隠れ家でサポートしているパターソンに発信器を切るよう指示する。ナット型発信器は気づかれなかったが、再起動は手動でしかできない。
様子をうかがっていたふたりに、“アリーが協力する”と言うアイヴィの声が届く。アリーがマデリンに捕まったと知ったウェラーはとたんに取り乱し、ジェーンは「最後まで戦い抜くのよ」と声をかける。それはZIPに恐怖するジェーンにウェラーがかけた言葉だった。冷静さを取り戻したウェラーは任務をやり遂げた。
マデリンの息子
現地入りがほぼ不可能なリビアへは、非合法なツテがあるリッチとCIAの訓練で現地に入ったことのあるザパタが向かう。ZIPが保管されているトリポリ郊外の医療キャンプでは、すでにダバー・ザンの傭兵がZIPを飛行機に積み込んでいる。搬送を仕切っているのはマデリンの息子のグレゴリーだった。マデリンは危険なリビアからZIPを持ち出すため、“グローバル・ドクター”の息子を利用したのだ。
せめて発信機をつけようとしたザパタを乗せたまま飛行機が離陸した。着陸まで無線は使えず、孤立無援のザパタは輸送品をチェックするグレゴリーに声をかける。医師のフリをしていたザパタだが、グレゴリーはザパタの正体に気づく。
銃を手にしたザパタは「話を聞いて」と言い、グレゴリーの知らないマデリンの素顔を教える。テロ組織と共謀した母が違法なZIPの輸送に息子である自分を利用した話をグレゴリーは信じない。そんなグレゴリーに、ザパタはCIAの潜入任務時代にマデリンがうれしそうに夫殺しを語っていたことも教える。
信じなくてもいいから、ZIPを不活性化させてと訴えるザパタだが、飛行機は目的地に到着した。困惑しながらもグレゴリーはザパタを逃がし、グレゴリーが善人だと確信したザパタは「母親の悪事に利用されたりしないで」と言い、追跡不能のボイスメールの番号を渡した。
その後、NYの母を訪ねたグレゴリーは、母のウソに気づく。母への疑念を深めたグレゴリーはザパタのボイスメールにメッセージを残し、支局の通信を監視しているマデリンに知られてしまう。マデリンはグレゴリーにZIPを投与した。
アリーの合図
マデリンに拘束されたアリーは「協力したくても私は知らない」と言い続け、マデリンの指示に従い記者会見する。「ベサニーのために出頭して」と涙ながらに訴えるアリーの会見を見たウェラーは、アリーの合図に気付く。それは“任務遂行”の合図だった。
同じ頃、アリーの記者会見の映像を見たキートンは「続行だ」と誰かに知らせ、チームに次のメッセージを送り、決着をつけると断言した。
おちゃのま感想
チームにメッセージを送っていたのは、キートンやアリーでしたね。キートンが電話で話してたことから、チームを支えるメンバーはほかにもいるってことですよね!チームとの縁を考えると、ボストンあたりでしょうか?ワイツってことはないでしょう~(;^_^A
グレッグは心強い味方になってくれそうだったのに、マデリンは容赦ありません。この人が大切なのは自分だけなんですよね~。そんなわけで、単に共謀してるだけのアイヴィとの亀裂に期待したいものです。
余談ですが、どーしてもウェラーのカツラが気になってしまった~。変装のためとはいえ、あのカツラは・・・。