Major Crimes～重大犯罪課 4 第21話「重い十字架3」| あらすじ感想

Episode21 Hindsight, Part 3

【ざっくりあらすじ】
リース事件に関わった”第3の男”を捜す重犯課。今度は出所後のエミールを自宅に泊めたブッダを疑った。ブッダの修理工場で扱う車はプライスの教会に寄付されたもので、ブッダはそれらに隠し物入れを取り付け転売していることがわかった。聴取を受けるブッダは自分はギャングではなく敬けんなクリスチャンだと話し、疑われていると知り弁護士を要求した。

エミールとタミカの共通点

エミールの死因は過剰摂取で間違いなかったが、抵抗したあとはなく事故か他殺かの判断はまだできなかった。タオは、遺体のそばに置かれていた注射器に指紋がついていなかったことで他殺だと考えていた。

エミールの使った麻薬はタミカの車内にあったものと一致し、死ぬ直前のタミカに電話をかけた人物が聴取後のエミールにも電話をかけていたことが判明した。ふたりが死亡前に同一人物と通話していた事で令状はとれたが、その携帯が電源を入れない限り追跡はできなかった。

報告されなかった12年前の不倫

シャロンはホッブス検事とタオとステファニー･ダン刑事を呼び、12年前のヒックマンとグレイ検事の関係を再確認した。

シャロンはヒックマンを容疑者と考えていたが、タオとステファニーはそれはないと否定した。タオがヒックマンとグレイ検事の不倫を当時報告しなかったのは、ヒックマンの妻シェリーを気づかっての事だった。

検事局が情報を伏せた理由は、グレイは他にも前副市長や議員など多くの男性と関係を持っており重要人物が恥をかくことを心配したんだろうと、ホッブスは「当時の責任者に聞いて欲しいけど」と前置きしたうえで話した。

シャロンは不倫は殺害の動機になると判断し、ヒックマンだけでなく妻のシェリーも容疑者に加えることにした。12年前のヒックマンとグレイの関係について聞かれたシェリーは、実際はすでに夫は捨てられていたのにグレイを怒鳴りバカだったと自嘲気味に話した。そしてシェリーの話で、ヒックマンがエイミーに話したエミール殺害時刻のアリバイは嘘だったとわかった。

ホッブスの調べで、グレイと一緒に殺されたステファニーの夫エリック（グレイのボディガード）が、ヒックマンをストーカー行為で現行犯逮捕していた事が判明した。逮捕されたヒックマンは「警備の甘さを証明するため」と主張し、リース事件の裁判を控える検察はこのことを公表しなかったのだ。シャロンは初めて見る報告書に驚きながら、当時ヒックマンは警備状況を知っていた点が気になった。

タミカの葬儀

プライスがタミカの夫バーンズを1万ドル払い保釈し、バーンズの自宅近くでラテン系の若者3名が射殺される事件が起きた。

バーンズ宅を監視していたフリオとステファニーが現場へかけつけると犯人は逃げた後で、被害者のひとりが「シルバーの車」と言い残しステファニーの前で息を引き取った。それは保釈後バーンズが乗ったとされる車の特徴と一致した。

今回の銃撃事件を受け、ディアブロの報復を懸念する市警はプライスにタミカの葬儀延期を求めた。しかし、ゴールドマン連れで現れたプライスは葬儀中止には同意せず、埋葬だけは延期すると約束した。市警は葬儀の警護を申し出、これはプライスも受け入れた。

厳重な警備の中、葬儀が始まった。しかし、バーンズもヒックマンも教会には現れない。すると突然、タミカとエミールに共通する携帯の電源が入った。追跡すると携帯はゴールドマンの車の助手席から見つかった。ゴールドマンは何者かが置いたと主張し「訴えてやる」と騒ぐが、重犯課はゴールドマンに権利の告知をして手錠をはめた。

エイミーとフリンがゴールドマンの車で教会へ来たプライスを捜すと、ヒックマンがプライスに銃をつきつけ自白させようとしていた。ヒックマンは「いつになったら俺じゃなく悪党を憎む？」と言い逮捕された。

再び塀の中のママ

ラスティママのシャロン･ベックが、強盗に使った車を運転中に逮捕された。

面会に来たラスティにママは「愛している」とまず言い、今までのことを謝り、縁を切ると告げた。「ゲイリーが強盗をするとは知らずに運転した」と話すママに、ラスティは検察と取引するように勧めるが、ママは頑なに拒んだ。ママは「話せばゲイリーの仲間が彼に知らせ、あなたが殺される」と怯え、「自分の人生を生きて」と面会を終わらせた。

おちゃのま感想 ★★★