Episode14 Twamie Ullulaq (No. 126)
【ざっくりあらすじ】
貴重な香料アンバーグリスを積んだレッドの密輸トラックが強奪された。仕込んでいたGPSを追跡したレッドは、“その地へ行った者は姿を消す”と言われる『アラスカ・トライアングル』内の湖に沈められたトラックを見つける。アラスカ・トライアングルは、この50年間に1万6000人もの失踪者を出している謎の土地だ。
パクの帰郷
実際に大勢が消えていることから、捜査を決めたクーパーはレッドの荷が到着したアンカレッジへチームを送る。古巣の支局に戻ることになったパクは動揺するが、パクの事情を知らないクーパーは支局への協力要請をパクに指示した。
アンカレッジに着いたパクは支局へ向かい、リズとレスラーは盗まれたコンテナの輸送を処理したバレット宅を訪ねる。事故だと言い張っていたバレットは奥の部屋から持ち出した銃を撃ち始め、レスラーに射殺された。
歓迎されない支局にクーパーの指示書を届けたパクと合流したリズたちは、押収したバレットのPCのデータから、次の標的はドイツの製薬会社の積荷だと見当をつける。支局長のコナーは反対するが、リズたちはパクが提案したおとり作戦を決行する。
アラスカ・トライアングル
おとり役のパクが何者かに拉致され、盗まれた積荷を追いイタリアへ飛んだレッドから「犯人はトワミー・ウルラク」と知らせが入る。レッドによると、ウルラクは冷戦中の“洗い桶作戦”の犠牲者だ。当時、ソ連のアラスカ侵攻を恐れる政府は「土地を与え、家も建てる」と約束し、地元の漁師や飛行機の操縦士を戦闘員に仕立て上げたが、脅威が去るとその約束を反故にしたのだ。
捜索に協力しながらも、拉致された元部下のパクを批判するコナーの態度に、レスラーは疑問を抱く。事情を知るリズは「パクが起こした問題をコナーが隠ぺいした」と説明し、あなたと同じでパクも家族の問題を抱えてると教えた。
ウルラクのキャンプを襲撃したリズたちは主犯のウルラクを逮捕し、氷点下の森でウルラクの手下に捕らわれたパクを救出する。パクと一緒に監禁場所から逃げたルシエは、パクを狙う手下を射殺した。ルシエは、アラスカ支局時代のパクが法を犯してまで追った亡くなった母の恋人だった。
過去との決着
薬物依存症だったパクの母は恋人のルシエが去ったのち禁断症状に苦しみ、当時7歳だったパクに懇願した薬物の過剰摂取で亡くなっていた。捜査官になったパクは母の死を招いたルシエを見つけるべく、いくつもの法を破り、支局はその尻ぬぐいをさせられたのだ。
レッドがルシエとの再会を仕組んだと確信するパクは、レッドを訪ねる。「確かに仕組んだ」と認める一方で、レッドは君が拉致されたのは想定外だったと説明する。チームに加わったパクを調べたレッドは、ルシエと引き合わせることで抱える問題に決着をつけさせたのだ。
「君自身との決着は?」とレッドに問われたパクは、母を殺した罪悪感を吐露する。自分を憎む気持ちと向き合ったパクは、アラスカ支局で起こしたトラブルをクーパーに告白した。
アラムの捜査
エロディーの嘘を知ったアラムはレッドに相談する。レッドから「埋葬される前に血液を採れ」と指示されたアラムは、エロディー宅を訪れる。見覚えのある男と一緒に家から出てきたエロディーに声をかけたアラムは葬儀場に付き添い、チャールズの血液を入手した。
杖をつく老人の姿を見たアラームは、エロディーの家から出てきた男は『悪の華』事件(シーズン7第3話『悪の華』)で見た顔だと思い出す。エロディーが会っていた男は、命がけのゲーム“チャレンジ”の仕掛けを作ったウィルバー・イートンだった。
『悪の華』の代表、プラケットの犯罪についての証言と引き換えに免責になったイートンを訪ねたアラムは「一つでも隠せば取引は無効になる」と告げ、エロディーとの関係を問いただす。イートンの証言とレッドが手配したチャールズの血液検査は、エロディーの夫殺害を裏付けた。すべて仕組まれたと悟ったアラムはエロディーを逮捕した。
おちゃのま感想
とても思わせぶりだったパクの過去についてのエピソードでした。これでパクも正式にチームの一員になったのかな。レッドもパクを受け入れたみたいですよね。
さて、アラムのエロディー問題も決着しました。個人的にはこちらに大注目です。夫殺害を計画したエロディーは実行したけど失敗して、FBIの捜査を利用する新たな夫殺害作戦を練ったってことですよね~。・・・で、あのイリヤの名づけ子の結婚パーティーに侵入した件はどうなるの?アラムは追及してくれるでしょうか。
アラムですが、女性に利用されたのはこれで2度目です。アラムが惹かれる女性のタイプは“刺激的な人”なんでしょうね~。刺激という意味では、サマルもそうだったかも。次こそ良い出会いを!と応援したいけど、まずはリズ以外の恋愛相談相手を見つけたほうがいいかもしんない。(´・ω・`)