Episode12 Blackout
【ざっくりあらすじ】
妻殺害容疑で裁判にかけられたケン・ソングの弁護人は、シャロンの元夫ジャックだった。10ヶ月前の逮捕時、ケンは自分で供述書を書き有罪は確実だと思われていた。しかし、突然ジャックがケンの無罪を示す動画を提出し、事件発生時ケンがバーに居たことが証明されてしまった。
隠されていたアリバイ
殺害されたリサは活動計を着けていた為、死亡までの時系列がはっきりしていた。リサは犯人と争い自宅2階から転落後、3時間生存していた事がわかっていた。リサのブラウスにあった靴跡から、犯人はリサを蹴って転落させた事も判明していた。
シャロンは動画が撮影されたバーを特定し、同じ動画に映っていた女子大生を見つけ出した。女性大生はケンの事をよく覚えていて、ケンとイチャついていた女性が怒って店を出て行った後、ケンが友人に言い寄ってきたと話した。1週間後再びバーへ行った女子大生は、ケンのアリバイを探すチラシを見てジャックの事務所へ動画を送っていたのだった。
ジャックは突然動画を提出した理由を「送ってきたメールの件名が指定されたものでなく、スパムメール扱いになっていた」と話し、裁判前に全メールを調べさせたら出てきたと説明した。ジャックを良く知るシャロンはジャックの企みを見抜いていた。ジャックは無罪を勝ち取った後、不当拘留で民事訴訟を起こし賠償金を手にするつもりだった。
事件の真相
ケンと一緒にバーに居た女性はリサの妹メアリーだと判明した。メアリーはケンとの不倫を認め、事件当夜ケンとバーに居た事も認めた。メアリーはバーを出た後、ケンと別れてもらう為姉の家へ行った事も認めた。しかし、家の中から赤ちゃんの泣き声が聞こえた為、諦めて引き返したと話した。
リサが姉宅で赤ちゃんの声を聞いた時刻は7時半で、リサの母親の証言に矛盾が出て来た。母親は6時半に赤ちゃんを預かったと証言していたのだ。
シャロンに問い詰められた母親は「ケンは自分の家族にありとあらゆる酷い事をした」と話し始めた。
事件の日、母親がリサ宅を訪ねるとケンに殴られたリサと赤ちゃんがいたのだという。母親はスーツケースに荷物をつめ、孫を抱いて家を出ようとしたが、リサはケンと一緒に居る事を望み止めようとした。両手が塞がっていた母親はリサを蹴り、転落させたのだ。
シャロンは故意だったのか母親に質問した。母親は、娘を故意に傷つけるなんて絶対ないと強く主張したが、血まみれで倒れた娘を放置し、死亡させたのは事実だった。娘を放置した理由を母親は説明できず、ひたすらケンへの恨みを語るのみだった。
ケンの保釈手続きは検察の希望通り、ロス市警で行われることになった。重犯課でやっと”アリバイの動画”の存在を聞かされたケンは、保釈を待っていたジャックをその場で解雇し、逆に訴えると告げた。
心配なフリン
ケガをして以来、フリンはシャロン宅で生活していた。
身体の異変を感じ病院で診察を受けたフリンは、怪我の影響で血栓ができ24時間の観察が必要な状態だとわかった。フリンは課内の人間には内密にしてほしいとシャロンに頼み、休暇をとった。
事件解決後、思惑通りに金を手にできなくなったジャックは、どこで知ったのかフリンの病状をテイラー含む重犯課のみんなの前で暴露した。
スライダーとラスティ
スライダーの記事を書くことになったラスティは、まずスライダーの弁護士にあらかじめ質問内容を渡し、スライダーに事前に知らせてもらっていた。しかし、いざ面会したスライダーは自分は無実だと言い続け、法制度はずるいと文句を言い、ラスティが事前に知らせた質問内容に答えようとしなかった。
フリンに「質問を紙に書き、それをスライダーに見せてみろ」と助言を受けたラスティーは、その通りの事をしてみた。スライダーは紙を見ようとせず、ラスティが示す質問を読もうとしなかった。スライダーは文字が読めなかった。
出てくるたびに嫌な奴度が増してるような気がする。
シャロンがこの人のどんなトコに惚れて結婚したのか、謎は深まるばかりだわ。若い頃はきっと魅力的な人だったんでしょね・・・。
シャロンがフリンを好きになった理由は、フリンがちゃんと自分の過ちを認め、それを受け入れ正そうと努力しているからなんだろうなー。そのフリンはケガの影響で血栓ができたとかで、非常に心配な状況みたいなのだけど、本人はシャロンに心配かけまいとして(だと思う)明るく振舞っておりました。フリン、心配だよ。