Episode11 Four of a Kind
【ざっくりあらすじ】
謎の女性が撃たれた人たちを病院へ運び、仲間と思われるBMWで逃げ去る事件が起きた。女性が運んできた4人のうち3人はすでに死亡しており、残りの1人プレガー氏は手術を受けたが助からなかった。被害者4人ともに富裕層に属する人たちで、銃弾の軌道から被害者は全員座った状態で撃たれた事が判明した。
違法なポーカー
被害者の車が見つかった病院近くの絨毯店の店内から、ふき取られた血痕が見つかった。現場の状況から、入り口に立った犯人は正面に座っていたプレガー氏を撃ち、やみくもに発砲した事が判明した。
シャロンは現場で見つかった証拠品の”セロハン”を見て、被害者たちはポーカーをしていたと気が付いた。元夫がギャンブル依存症だったシャロンにとってそれは見覚えある物だった。
プレガー氏と一緒に居たはずのリムジン運転手ウィリスを署へ連行した重犯課。ウィリスは、昨夜絨毯店では違法賭博が行われ、被害者を病院に運んだ謎の女性はポーカーの胴元だと話した。
ウィリルはその女性と現場へ戻り、後始末した女性とゴミ袋を乗せてゴミ捨て場まで行き、その後女性をベンツの前で降ろしたと説明した。ウィリスの話通り、現場近くのゴミ箱からは血染めのタオルや、ポーカーチップ、薬莢、ステーキが入った容器などが見つかっていた。しかし現場にあるはずの大金は発見されていなかった。
署にはウィリスの息子ノアが現れた。息子と面会したウィリスは、車を会社へ返却するよう指示し、インスリンを持って来るよう頼むだけだった。
参加者のルール
ステーキ購入時に使われたカードから、胴元の女性はモリー・ペイスだと判明した。モリー逃亡を阻止しようとしたフリンがケガをし、モリーは逮捕された。モリーは30万ドルを持って逃亡しようとしていたが、その金は自分が稼いで貯めた金だと主張した。
犯人は違法賭博が行われる場所と、そこに大金がある事を知っている人物だ。しかし、賭博を知っていたのは参加者と胴元のモリーと運転手のウィリスだけだという。モリーとウィリスが被害者を病院へ運んだことはわかったが、ふたりが犯人だとするとその理由がわからない。
署で待機していたプレガー氏の娘アナは、ウィリスにインスリンを届けに来たノアを見て声をかけた。ノアはとまどいつつ返事をするがアナとは初対面だという。アナは、いつもウィリスから写真を見せてもらっていると話した。顔色を変え逃げ出したノアは逮捕された。
ウィリスは2年前に脳卒中を起こして以来、万一に備えて息子に居場所を知らせるようにしていたのだった。そして、息子の写真を客たちによく見せており、プレガー氏もノアの顔を知っていたのだった。息子が犯人だと聞かされたウィリスは、自分が殺したと言うが、凶器が何かも知らず、盗んだ金の行方も知らなかった。
医者から看病と監督が必要と言われたフリンを、シャロンは自宅へ連れ帰った。シャロン宅で朝を迎えたフリンは、少し顔色も良くなったようだ。事件を気にするフリンに、シャロンはノアの部屋から凶器と金が見つかったと報告した。
記者ラスティの計画
マリアナ(アリス)の件が落ち着いたラスティは、次なる記事のテーマをアリスを殺害したスライダーに決めた。今回は先走りせず、グローブ判事の許可を取ろうとするラスティ。判事は、まずは担当捜査官、ホッブス検事、スライダーの弁護士の許可を取るのが先だと言い、面会の予約なしに呼び止めるなと注意した。
シャロンと弁護士、そして条件つきでホッブスの了承を取り付けたラスティは、再度グローブ判事に許可を求めた。
判事は「掲載前に被告の発言を確認させること」「気に入らない内容はすべて説明なしに削除させること」「UCLAへ編入すること」と、3つの条件を出し、それをのむなら認めると話した。
想像しなかったみっつめの条件に驚くラスティ。判事は、妻がラスティのブイログの大ファンでUCLAのコミュニケーション学部の教授だと説明した。チャンスを逃がすなとラスティと握手する判事は、どこか嬉しそうだった。
犯人だったノアは、父が逮捕されても平然としていたし、逃げることもせず警察署へ現れるあたり、実はサイコパスなのかも知れません。
今回はフリンが逃亡図る車から振り落とされ、負傷。以前高血圧かなにかで倒れていたし、年齢的にも心配になるなー。本人はシャロン宅で介抱してもらい、鼻の下伸ばしてたけど。
そして、ラスティの記者魂。とことんマリアナ(アリス)周辺を攻めるみたい。記事を書く許可は取れたけど、スライダー本人への取材は簡単ではないと思うんだけど。かなり狡猾な自己愛の塊・・・というわたしのスライダーの印象。
シャロンや重犯課のみんなだけでなく、判事までラスティの事は気にかけてるんですね~。ホッブス検事なんて、「8年間の芝刈り」を条件にするって、どんだけラスティと関わりたいのかと思ってしまう。ちがう?(^▽^;)