Episode8 The Other Side
【ざっくりあらすじ】
高校生クイズ大会の参加者ブランドンが惨殺された。クイズ大会は名門大学も注目し、奨学金も得られる大きなイベントだ。そして今度は同じクイズ大会に出場するジェニーの遺体が見つかった。
木の操り人形を 作ろうと考えたのさ踊って 身をかわし宙返りもできる人形を
無害なヴェッセン
ブランドンたちを指導するドン・アンカーは、野心的で暴力性のある”ローウェン”だった。アンカーがローウェンだと気付いたニックは、アンカーを疑った。しかし、アンカーも同じ手口で殺されてしまった。
ふたりめの被害者ジェニーは、クイズ仲間のピアースの時計を握りしめていた。 ニック&ハンクがピアースに事情を聞こうとすると、すぐに母親がピアースをかばうように現れた。ジェニーが殺されたと知った親子は動揺しヴェッセンに変身した。ニックがグリムだと気づいた母親は、息子は無実だと主張しニックたちを追い返した。
ふたりはニックが予想していたローウェンではなかった。トレーラーで調べると、ピアースたちは”ジニオ・イノーキュオ”というヴェッセンだとわかった。グリム辞典には「ガラパゴス諸島に生息し、知的で情け深く暴力性など皆無の穏やかな種」と記され、今回の残忍な犯行の手口とは合わない種だった。
母のあやまち
母親が血の付いた衣類を洗濯していると知ったピアースは、母が殺人事件の犯人だと思い込んだ。動揺したピアースはニックに電話し、犯人がわかったと知らせた。 ニックたちが急ぎピアースの家へ行くと、ローウェンに変身したピアースがいた。
ピアースは、遺伝学者の母親が遺伝的に一部だけローウェンの特性を加え産まれたのだった。ピアースは”ジニオ・イノーキュオ”と”ローウェン”の2種の遺伝を持つヴェッセンだった。
しかし、ピアースにとって、自分は”ジニオ・イノーキュオ”であり、ローウェンの自覚はなかった。真実を知ったピアースは、ビルの屋上から自殺しようとしていた。自分の中に存在する自覚のないヴェッセンが友人たちを殺害したと知ったピアースは、ニックの説得も聞かずビルから飛び降りた。
すんでのところでニックに助けられたピアースは、刑務所に送られた。 刑務所で囚人たちに目をつけられたピアースを、ローウェンのピアースが守ろうとしていた。
レナードの副作用
ジュリエットへの衝動に悩むレナードは、スパイショップへ行き「強迫的行動」治療薬を求めた。ロザリーに代わり店番をしているモンローは、レナードがニックたちの上司とは知らず相談に乗り、治療薬を探すため質問を始めた。
キスをしてから衝動が抑えられないと正直に症状を告げるレナード。 ロザリーに相談し治療法を調べたモンローは、再度店にやってきたレナードに「衝動の対象者も連れてきてほしい」と説明した。
王家へ接近するアダリンド
アダリンドはオーストリアへ飛び、王家のエリック(レナードの腹違いの兄)に近づいた。そして「グリムを知っている」と言い、エリックの興味を惹く事に成功した。
おちゃのま感想 ★★★★
ジェリエットを目覚めさせた副作用に苦しむレナード。
ジュリエットもまたレナードに対する意味不明な感情に戸惑ってました。
ロザリーに代わりスパイスショップでいそいそと働くモンローがなかなかよかったです。モンローのうんちく好きが、この商売に合っている気がする。本職より・・・(;’∀’)
アダリンドも暗躍し始めたし、ヘクセンビーストの呪いの恐怖が始まんでしょうか。
今回の事件のように遺伝子操作で2つの種を持つヴェッセンが作れるとしたら、もっと恐ろしい計画でヴェッセンを生み出す悪い奴らも出てきそうなんですけど。そのヴェッセンを制御できるかは別として。どうなんだろう。